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*創作*

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双極性障害をベースに、あとは想うことを書いたもの
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記事一覧

君と僕

君と僕

僕が求めたのかな

君が求めたのかな

二人が求め合ったのかな

時々コメントをしてくれてた

挨拶だったり
笑った感じのものだったり
他愛のない言葉のやりとりで
他の誰とも変わらない関係だった

それがあの日

きっとあの日が、二人の間の空気が変わった時だったんだね

その日の僕は孤独を強く感じていて
周りのものすべてに当りたい気分だった
自分の思いをどう消化していいのかわからなくなっていたんだ

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繋いだ手を離さないで

繋いだ手を離さないで

ずっと心はひとりぼっちだった

誰かを求め、誰かといることをしてみたけれど

心が満たされることも
心に触れられることも
心が動くことも
なかった

きっと感情をどこかへ置いてきてしまっていたから
私の想いは誰かに届く形にならなくて
誰にも気づいてもらえなかったのかもしれない

それでも
誰かを求めることをやめられないでいる

ずっと手をのばして探してる

何もない空をさまようように
あてもなく、

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優しさという温もり

優しさという温もり

波の音が聞こえる

緑のものたちが揺れる音

そこを通る風のにおい

深呼吸するように
贅沢にすべてを取り込もうとしてみる

あぁ

ここはとても穏やかな時間が流れてる

意識を空間に漂わせて
気持ちよさに揺られて
ちょっとだけ感情がこぼれた

「ふふっ」

それは本当に自然に

「どうかした?」

私の笑いに反応したのか声をかけられた

「ううん、別になんでもないよ」

「なんでもなくないでしょ

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夏の終わりは希望の光

夏の終わりは希望の光

「あー、うるさい」

今年はセミの鳴き声がやたらと耳に入る。
聞こえてくるから聞いてしまうのだけど、そのままボーッと聞いていると耳元にセミがいるかのような大きな音が耳に障る。
だいぶ掃除をしていないエアコンは暑さを和らげる働きがお手伝い程度のものになってしまっている。
涼しくなりきれていない部屋に響くセミの鳴き声は、私をイラつかせるのに充分な力があった。

もうすぐ夏も終わる。

この時期になると

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心に届く言葉を伝えたい

心に届く言葉を伝えたい

「孤独であること、誰かと交わること」

これは親交あるnoterさんの記事のタイトルである
私にとって彼はSNS上の関係でしかないけれど、なぜか心にかかる人の1人でもある

以前に私は「誰か」を求めているという記事を書いた時、彼もまた心のどこかでは求めているのかもしれないと言っていた

孤独を好み
孤独でいることを強いて
枷のように繋いで
他者との関わりを避けるようにしている
本当は関わりを求めて

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私、双極性障害

私、双極性障害

この障害を告げられたのは大人になってから
でも思い返すと若い頃からそうだったのかも

とにかくテンション高いのと低いのの差が激しくて
毎日、✧ \\(°∀°)// ✧←こんなノリで過ごしてて
ちょっとしてから見ると、il||li_| ̄|○ il||li←こんなになってる訳だから
周りはビックリよね

でも、若い頃の私、それに気づいてない!笑

とにかく好きなこと好きなようにやってた
なんの失敗なく

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暗闇を歩いていく

暗闇を歩いていく

私は今、暗闇の中をただひたすらに歩いている

過去から続いてきた道でもなく
未来へ続く道でもなく

足元にある場所をただ歩いている

この暗闇はとても居心地が悪い

この窮屈な感じは何だ
何ひとつとして自由にならない
私の意志を反映させることができない

そして暗闇だ

うっすらと見える外の世界では
人々が忙しなく動いて
まるで私など存在しないかのように通り過ぎていく

時々聞こえてくるものは

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