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特にスキなnote

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何度も読み返したくなる素敵な言葉が沢山詰まったお気に入りnoteのまとめ。ジャンル問わず。
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#エッセイ

29歳、友人と疎遠になるその前に。

29歳、友人と疎遠になるその前に。

29歳。
世の中一般的にみて、今まで一緒に過ごしてきた友人たちと疎遠になりやすい時期らしい。
特に、女性はそれが顕著らしい。
同棲、結婚、妊娠、出産、それに伴って、仕事の変化、転職などなど。
この時期、女性のライフステージの変化は著しい。

たしかにそんなようなことは聞いたことはあったけれど
26歳、27歳のとき、私の周りには、私と同じ独身の友人も多くて、あまり現実味を感じていなかった。
けれど、

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29歳独身、親友の結婚に涙する。

29歳独身、親友の結婚に涙する。

最近、毎日のように周りで誰かが1日に1人くらいのものすごいペースで結婚している。
そんな中、私には好きな人もいなければ、彼氏さえいない。

そんな現実を自分自身あんまり意識したことがなかった。
別に一人でも事足りていたし、忙しいし
もちろん、いい人と巡り合えればそれでいいなぁなんて、なんとなーく思っていたくらい。

そんな中、私の親友が3月に結婚することになった。

あとから気持ち悪がられることが

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産後の抜け毛に、夫がひとこと。

産後の抜け毛に、夫がひとこと。

髪の毛というものは、恋人の頭についている時は、こんなにも愛しいのに、床に落ちた途端、おぞましいものに変わるのは、なぜだろう。

大学生の頃、辞書を片手に読んだフランス人作家の小説に、こんな一文があったことを覚えている。

詩的でなめらかな文であったのに、その生活感あふれる描写がとても気に入り、当時愛用していたルーズリーフバインダーの裏表紙に、原文を書き写して持ち歩いた。

私はこの作家の感性に、こ

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18年前の母からの手紙を今になって読んだら、今の自分とダブっていて泣いた。

18年前の母からの手紙を今になって読んだら、今の自分とダブっていて泣いた。

母は私にあまり興味がないと思っていた。

明るくて常にテンションが高くて、漫画の世界から飛び出してきたようにおっちょこちょいで、悩みなんて全然なさそうに思っていた母。でも私はそんな母と暮らしていた頃(二十歳まで)は、別に仲良くなかった。仲が悪いわけではないけど、明るすぎる母を冷静な目で見ている自分がいた。

私は中学~高校くらい、いわゆる思春期にはしっかりと反抗期があり、激しくはなかったものの、と

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「君の名は。」と、かつてもっと繊細だった私

「君の名は。」と、かつてもっと繊細だった私

「君の名は。」の公開当時、私はまだ大学生だった。
その時私には付き合っている人がいた。よく覚えている。一緒にこの映画を観に行ったこと。

当時の私は、精神的に崩れてしまい、大学を休学して、少しずつ回復したりしなかったりしていた。

彼は、私の繊細さが好きだと言っていた。だから私にとって、繊細さは唯一見出せた武器でもあり、大切なものだった。

同時に、こんな自分を好きでいてくれるのは彼だけだし、彼か

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子なし夫婦という生き方

子なし夫婦という生き方

わたしたち夫婦には子供がいない。

さらにいうと今の段階では
子供を「持つ選択」も「持たない選択」もしていない。
仲は良いが、妊活はできていない。
わたし(妻)はできれば授かりたい。
不妊治療はしない。とふたりで話し合って決めている。

まずはじめに、これは個人の意見・考えであり
・子供がいる人
・子供がいない人(宿った命が空にかえった人、妊活している人、様々な理由で持てない人、持たないという選択

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