展覧会の思い出 2017年その3
只今ここでは
ミュージアム・グッズを眺めながら
展覧会について語っている所です
「展覧会の思い出 2017年その1」
お気に入りのミュージアム・グッズが登場
https://note.mu/yistudio/n/nabcd07307fdf
「展覧会の思い出 2017年その2」
https://note.mu/yistudio/n/n4e1e54e13b6e
美術館の関連映画が登場
上記の続きの
「展覧会の思い出 2017年その3」
https://note.mu/yistudio/n/n1d334abaf042
では 美術品を大事にする とはどういう行為なのか
このことについて考えてみる内容になっています
*
SNSが発達しているので 将来状況が変わる可能性はありますが
現時点での私の考えを残しておこうと思います
多分今後もっといろんな自由な条件が一般的になっても
私の基本的な考えは以下の通りなので
楽しんでいるまわりを止めたり他の人に反対したり
ということまではしないとは思いますが
私自身はあまりにも自由にふるまったりはしないという姿勢
でいるだろうからです
***
さて
美術品は暗い館内で展示されていたり
(海外では自由度が大きいですし
日本でも今はかなり制限が緩くなったというものの)
撮影が禁止されているものもありますが
これらの禁止事項は繊細な美術品の保存に必要な場合があるからです
(撮影そのものが許可されていても
フラッシュ撮影については制限されている場合があるので
確認が必要でしょう)
光に限らず
まわりの環境の変化に比較的強い材質の物もありますが
それと別次元で
そもそもアートは一点物で二度と同じものはありません
撮影に夢中になって
展示物への事故が起きたりということもあるのです
撮影などしなくても
鑑賞中は鞄や衣服が作品に触れないように
十分気をつけなければなりません
取り返しのつかない事になってしまいます
「作品を観る」のと「作品を撮る」「作品周辺の様子を撮る」行動
は別の意識下にありますし
「作品を観る」事に集中したい状況の人々は 他にもいるのです
***
展示で撮影許可ゾーンが別に設けられていたり等は
良い工夫だなと思いますし
これらは作品を管理しているプロたちで皆事前に判断して
あえて開放している場所なのです
(却って防犯になるという状況にもなってきているのは事実です)
***
作品そのものの複製品は
図録や絵葉書やポスターなど
沢山ミュージアム・ショップにて手に入ります
これらは最も最適な条件で美しい印刷で販売されています
この美術館や博物館に行った!
こういう思い出の写真は
昔から私は
美術館の有料ゾーンの入口から少し離れた
人の流れの邪魔にならないところにある
ポスターの前などで
自分を撮ってもらう写真が好きです
これは額装されて展示中の絵と共にセルフィーを撮影する形
にはなりませんが
私が閲覧コーナーでセルフィーを撮影しないのは
混みあっていると作品がそれだけでも危険ですし
作品を観ている人々の流れを
あえて自分の撮影の為に遮りたいとは思っていないからです
***
本当に 芸術が好きで関心がある
これらもろもろの主張は
作品を大事にしてずっとオリジナルを
何世代先にも残していく態度を持つ事でもあると思います
さらに作品の作者の意向を守るということも含まれます
(これはネット時代の現代作家にとっては
作品を宣伝になるのでどんどん広めてほしい考えと
限られた空間でのみ鑑賞してほしい考えと両方あるという事です
これらは各自それぞれに確かめなければわからない範囲なのです
そして
既に知られている古くからの作品と
新作とは条件が異なるということでもあります
外国では美術館での模写も可能ですが
所蔵されているのが巨匠の作品中心というわけです
対して画廊などでは
やはり新作に触れられる機会が多いでしょう)
***
このように
風景写真などの撮影とはまた別の条件下にあるのです
(同じようにいろんなお店では
有料で売られている販売物や飲食物の写真についても
これらを準備するコストをきちんと守るべきである
と私は思っています
これが結局は長く皆で楽しむことに繋がるからです
許可を得た範囲で撮影は楽しみたいものです)
沢山の人が訪れる場所での思い出作りは
上手く販売品をきちんと利用したり
場所を考えて行いたいと思っている というわけです
***
それにしても
特にこの2017年の展覧会は正に当たり年でした
ミュシャ(ムハ)《スラヴ叙事詩》全20作
(2017年国立新美術館での開催
開館10周年でもありました)
など
特筆すべき展覧会が本当に目白押しだったのです
今後も特別に思い返す事が多い年になるかもしれません
***
「展覧会の思い出 2017年その1」
https://note.mu/yistudio/n/nabcd07307fdf
「展覧会の思い出 2017年その2」
https://note.mu/yistudio/n/n4e1e54e13b6e
でも触れましたが
私は今ピーターラビットの作者
ビアトリクス・ポターの生きていた時代である
ヴィクトリア朝
等についても時々ですが語っていますので
また是非お立ち寄り下さるととっても嬉しいです!
更新が気まぐれなのが申し訳ないのですが
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https://note.mu/yistudio/n/nfd0747fa9c28
◆参照◆
国立新美術館
http://www.nact.jp(2018年9月20日)