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ドラえもんで読み解く「米中対立」:キーワードは【しずかちゃん】?

おのれ!出木杉!?

のび太とジャイアンの関係は「トランプと習近平」の関係に似ている!
しずかちゃんは?

登場人物の設定

  1. のび太:アメリカ

  2. ジャイアン:中国

  3. スネ夫:カナダとメキシコ

  4. しずか:国際世論

  5. 出木杉:台湾

「ドラえもん」と国際政治:

「ドラえもん」の世界は子供向けアニメだと断定すると間違いが生ずる。
そこに描かれるキャラクターの関係性は
世界の政治情勢と酷似している。

国際関係も国という集団を擬人化すれば・・・
「人間がぶつかり合うドラマ」として理解が簡単になる。

今回は
ジャイアン(中国)ののび太(アメリカ)に対する対抗心と
いじめるに見えるじゃジャイアンの行動は
アメリカが中国を敵視する本質に根差した深淵な理由・・・
トランプ大統領が再選した要因も絡めながら
あらためて考察する。

そうすると出木杉君(台湾)の立場と
その関係性で新たな視点が国際関係に浮かび上がる。


1. ジャイアンのいじめと中国の自己主張

ジャイアンのキャラクター分析

ジャイアン(剛田武)は典型的ないじめっ子だ。
その行動にはいくつかの要因がある。

  • 家庭環境:厳しく育てられたことで自己主張の強い性格が形成された。

  • 自己肯定感:音痴なのにリサイタルを開くほど自信に満ちている。

  • グループ内の地位:スネ夫などに取り巻かれながらリーダーとしての立場を確立しようとする。

これを国際関係に当てはめると
中国の振る舞いとぴったり重なる。
中国が自己主張が強くて国際社会でのリーダーシップを確立しようとしている理由がそこに隠されている。


2. のび太とアメリカ:弱さを武器にする戦略

のび太のキャラクター分析

のび太は一見弱く頼りない。しかし彼には明快な特徴がある。

  • ドラえもん(支援者)がいる:未来の技術(軍事力・同盟国)を持つ強力なバックアップがある。

  • 戦略的に助けを求める:本当は十分にしたたかであるが弱い面をあえて作中では強調している。現代の戦略においてはドラえもんのような援助者を含めて最終的に勝利を得ることが通例である。

これはアメリカの外交戦略そのものだ。
のび太はドラえもんが自宅に常駐し
タイムマシーンを実質的に「自由に利用できる」という
アドバンテージだけで・・・
「現代人には達成不能なスーパーパワー」を保持している。

アメリカもまた自国に保持する富や軍事力・NATOや日本などの強力な同盟国の支援を活用できる「スーパーパワー」を保持している。
しながら世界のリーダーとしての地位を利用した強引でなりふり構わない行動には出ない・・・
「トランプ大統領が本当にバカであり空気が読めない」
なら就任した瞬間にウクライナ戦争は終結している。

それは「各国の言い分」を一応聞いている・・・のび太型の配慮ではないのだろうか?

世界をぶっ壊せるだけのパワーを保持しているのび太が
「傍若無人」に振舞ってドラえもんを酷使したら・・・

ドラえもんの世界は成立しない!


3. スネ夫(カナダ・メキシコ)と
しずかちゃん(国際社会)

3.1 スネ夫:アメリカに依存する国々

スネ夫はジャイアンに媚びるけれど
のび太とも友好的な関係を陰で利用するキャラクターだ。
これはカナダやメキシコの立場に似ている。
彼らはアメリカの影響下にありながら
中国とも友好的である必要がある。
のび太が優柔不断だから仕方がないのだろう。

3.2 しずかちゃん:理想的な国際社会

しずかちゃんは平和的で公平な態度を持つキャラクターだ。
これは国際社会の理想像を象徴しているのだろう。
ジャイアン(中国)はしずかちゃん(国際社会)の信頼を得ることに関心を持つているが・・・本当は隠れしずか推しだと邪推すれば
「俺様的傍若無人の行動」は
しずかちゃんの関心を・・・それは
「ドラえもん」のイメージが損なわれるので深堀しない。
ただし出木杉君(台湾)の存在に
「しずかちゃんが・・・」
それを阻むため苦心しているように見える。


4. 出木杉君(台湾)という異才

出木杉君の象徴する・・・

出木杉君は知的で冷静なキャラクターだ。
彼はジャイアンとは異なる方法で周囲を納得させるパワーを持ち
のび太とも良好な関係を築く。
これは台湾の立場に似ている。

  • 理性的な対応:武力に頼らず知性と経済力で存在感を示す。

  • ジャイアンからの圧力:中国(ジャイアン)は台湾(出木杉)の成長を脅威と感じ強硬な態度を取る。

中国が台湾に圧力をかけ続けるのは
まさにジャイアンが出木杉君に敵対心を抱くのと同じ構図だ。

同根の異才として・・・
邪魔だが否定できないというのがジャイアンの苦悩だろう。


5. トランプの再選と「のび太のジャイアン化」

5.1 トランプ大統領の再選要因

トランプが再選された理由には次の要因がある。

  • 経済成長:「アメリカ第一主義」の政策が一定の支持を集めた。

  • 移民政策:厳格な移民規制が保守層の支持を得た。

  • ポピュリズム:既存の政治体制への不満を利用し熱狂的な支持を獲得

  • 暗殺未遂:事件によって同情票と「神の宣託」を具現化してしまった。

5.2 のび太(アメリカ)のジャイアン化

トランプの政策はアメリカをより自己主張の強い国へと変えた。
これにより「のび太のジャイアン化」が進んでいる。

  • 他国への圧力:カナダやメキシコ(スネ夫)にも強気な姿勢

  • 対中強硬策:ジャイアン(中国)に対抗しさらに強い態度を取る。

つまりのび太(アメリカ)がジャイアン(中国)のような振る舞いをするというアニメや漫画とは異なったパワーバランスの変化が起きているように見える。


6. 国際社会とドラえもんの役割

ドラえもんとは何か?

ドラえもんはのび太を助ける未来の存在である。
この役割を国際政治に置き換えると次のように考えられる。

  • 国際機関(国連・NATO):アメリカは頼っていないように見せているが本当は発言力が十分に担保されている。

  • 同盟国(日本・EU):アメリカを支える重要なパートナー。

ドラえもんがいることでのび太(アメリカ)はジャイアン(中国)に対抗できている。
この構図こそが現代の国際関係であり「アメリカ一国の強大な力」をもってしても「世界の問題をすべて解決できない」という現象を表している。


7. 結論:ドラえもん的世界観が示す国際政治の未来

ジャイアンのいじめ
アメリカの対中政策
トランプの再選は一見バラバラに起こった
「一話完結の読み切り短編」に見えるが
実はすべて根っこでつながった要素である。

  • 強さの裏には不安がある:ジャイアン(中国)もアメリカも・・・自己防衛のために強硬な態度を取っているように「見せている」

  • 助け合いの視認性:のび太(アメリカ)はドラえもん(同盟国)の力を理解しているのに「判断に迷い」「ジャイアンにいじめられる」・・・出来レース的に「最終的な勝利の保障」という保険があるのに。・・・その必要性は最終的な解決という「水戸黄門」に通底する視認性の演出だ。

  • スネ夫としずかちゃんのバランス:小国はバランスが重要である。国際社会は大国の立ち振舞を「見ているよ!」という観察者目線で意識させる必要がある。

「ドラえもん」のキャラクターを通じて世界情勢を読み解くと国際政治の本質が見えてくる。
大国同士の対立で
どの国も「テレビアニメのジャイアンにならず・・・」
映画のジャイアンのように
「のび太と協力して成長する」ことが
国際関係の重要な視点であり・・・
トランプ大統領が誕生した背景を・・・
ジャイアン(習近平主席)も理解しているだろう・・・
納得できていないだろうが。

🚀 未来の世界ではドラえもんは助けてくれる存在ではない!
自分たちが「ドラえもんを作る側」となる時代が来ている・・・。

22世紀まであと75年しかない・・・
あっという間だ!


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チップのお返しは・・・なにができるのか?思案橋です