#本
読書日記断片④ ある潔癖の逸話から
己を護るために外出を控えているわけではない。
仕事柄、感染するしないという観点でいくと、感染していない方がおかしいと自分では思っている。ともかく症状が出なければそのまま過ごすし、重症化したら死ぬだけの話だ。
言うなれば玉砕覚悟の生き方をしているわけだけども、年が明けてからほとんど休日に出歩いていないのは、ひとえに寒さが身に応えてのことである。
「夏の暑さは命にかかわるが、東京の冬は着込んでさ
若き書痴は何冊の本を買ったか
先に答えを言ってしまうと、2020年は延べ1057冊もの本を買った。
もちろん、というのもなんだが、過去最高記録である。
いや、違うのだ。
12月28日の時点での累計は952冊で、ここまで来てしまったものの1000の大台は超えぬように努めよう、と思ってはいたのだ。
12月29日。
固い意志を持った僕は、取り置きをお願いしてあった数冊を年内に受け取っておこうと、西荻窪のS林堂書店へ足を運んだ。