Uchan

映画、旅行、絵画、散歩、温泉が趣味の呑気オヤジ。気ままなシニアライフを送っています。

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最近の記事

エディンバラへ向かう列車内でトラブル 英国滞在6日目

英国滞在6日目は、湖水地方のウィンダミアのホテルから、スコットランドの首都・エディンバラへの列車移動になります。到着後、スコットランド国立博物館を見学しました。 1     エディンバラへの列車内で不愉快な出来事この日の乗り換えは、バス1本、列車2本でした。湖水地方は雨だったのですが、スコットランドに入ると、雨が嘘のように青空が見えました。 ホテルからウィンダミア駅へのバスには、途中からびしょ濡れの集団が乗ってきました。かなりの雨が降っていても、傘をささずにヤッケだけで

    • 黒いマントの老人と私の祖父

      私の祖父は、明治17年生まれ、長年大工として働き、晩年は故郷に帰って養蚕の仕事をしていた。残念ながら、私が生まれる数年前に71歳で亡くなっている。 そのため、私はにこやかに微笑んでいる写真でしか祖父の姿は知らない。明治生まれでも頑固一徹の人物ではなかったと、祖母や母から聞いていた。しかし、祖父の素顔や仕事ぶりの話を、もっとたくさん聞いたのは、血筋のつながっていない別の人物からだった。 私が覚えているその人物は、すでにかなり高齢になっていた。いつも黒いマントのようなものを身

      • バスの車掌さんと消えた切符

        バスといえば、ボンネットバスが主流だった。乗降のドアは一つで、そこには車掌さんがいた。昭和40年代前半くらいまでは、路線バスには女性の車掌さんがいましたね。その後、ワンマンバスが当たり前になって、バスの車掌は、消えた職業となりました。 幼い私がバスに乗る時と言えば、お盆と正月に、父と一緒に祖父のうちに行く時だけだった。普段は見ることのない車掌さんの仕事を見るのが楽しみだった。 バスのドアの開け閉めは車掌さんが手動で行い、発車する時には「発車、オーライ」と運転手に言っていた

        • ワーズワースの家“Dove Cottage“を訪ねて

          英国滞在の5日目は、午前中にコウネス(Cowness)のピーターラビットのアトラクション博物館を訪れました。その記事はこちらです。 午後は、滞在しているロー・ウッド・ベイ(Low Wood Bay Resort & Spa)というホテルに戻って一休みして、グラスミアにあるワーズワースの家「Dove Cottage」を訪れました。ワーズワース(1770〜1850)は、最近はワーズワスと表記することもありますが、これまで一般に使われている習慣に従ってこの記事ではワーズワースと書

          ピーターラビットの世界へ

          英国滞在4日目は、オックスフォードから湖水地方のウィンダミアへの列車移動が中心でした。この移動は乗り換えが多くて時間がかかりました。 オックスフォード 9:39   →  バーミンガム  10:51 バーミンガム   11:09  → オクセンホルム 13:23 オクセンホルム  13:34 →ウィンダミア   13:54 ウィンダミア   14:04 → Low Wood Bay Hotel  14:13  (バス) 湖水地方を代表する伝統的リゾートホテルの滞在記は、この

          ピーターラビットの世界へ

          オックスフォード城・刑務所とクライスト・チャーチ (ホグワーツ魔法学校の食堂)

          英国滞在3日目は、オックスフォードの街を見てまわります。前日に訪れたグロスター大聖堂の記事は、こちらです。 1.オックスフォード城&刑務所オックスフォードと言えば大学の街ですが、城が1000年以上前からあったのです。オックスフォード城は、イングランドがノルマン人によって征服されたノルマン・コンクエスト後の1071年、征服王ウィリアムの命令により建てられた。高校の世界史以来、久しぶりに聞いたノルマン・コンクエストです。 現在、“motte”と呼ばれる塚だけが城建築当時の姿を

          オックスフォード城・刑務所とクライスト・チャーチ (ホグワーツ魔法学校の食堂)

          酔っ払いおじさんがやって来た!

          その伯父は、父の姉の夫にあたる人です。父にとっては義理の兄になるのですが、二人はとても仲良しです。というのも二人とも酒を酌み交わすのが大好きでした。 二人は日本の高度経済成長を支えた世代ですから、普段は真面目に働いていましたが、正月やお盆になると、どちらかの家で酒を飲むことになります。 Y伯父と呼びましょう。私にとって、Y伯父は普段はとても優しくて気前のいい方でした。特にお年玉については、常にその年の最高金額をくれる伯父でした。甥の私のことを特に可愛がってくれました。

          酔っ払いおじさんがやって来た!

          グロスター大聖堂を訪ねて(ポッタリアンの聖地)

          日本からの15時間弱のフライトを乗り切り、ロンドンに23時過ぎに着いた翌日に、イギリスの南部のワイト島のオズボーン・ハウスを日帰りで訪ねました。その記事はこちらです。 英国滞在2日目は、オックスフォードへ向かいました。ロンドンの拠点駅の1つパディントン駅から1時間弱でオックスフォードに着きます。すぐにホテルに直行して荷物を預けてまた駅に戻り、グロスター駅を目指します。目当てはグロスター大聖堂(Gloucester Cathedral)です。ここは、ポッタリアン(ハリー・ポッ

          グロスター大聖堂を訪ねて(ポッタリアンの聖地)

          偶然の出来事 あれこれ

          1   飛行機内で偶然 ある年のクリスマス休暇に、オーストリアのウィーンに家族で行くことにした。休暇に入る前日に、職場の隣の席の人とあいさつを交わし、「それでは良いクリスマスを」と言って別れた。 その同僚は、私より少し年上の親切な女性で、私が転勤して間もない頃、この職場のことを丁寧に教えてくれました。 さて、次の日、オーストリア航空のウィーン往きの直行便に乗り込むと、なんとその同僚の女性がすぐ近くの座席に乗り合わせていたのである。職場では私も彼女も、休暇中にウィーンに行

          偶然の出来事 あれこれ

          5年生の思い出

          小学校5年生の時の担任のS先生は、大学を出たばかりの新人の男性の先生だった。初日のクラスへのあいさつの時、ズボンの折り目がピッとまっすぐで、カッコいいなと思ったことを覚えている。つまり他の先生は、ヨレヨレだったのかもしれない。 S先生は、まず自己紹介をして、最後に質問はないですかとクラスのみんなに聞いた。私は面白半分、からかい半分で手を挙げて、「先生は大学でデモをやりましたか?」と聞いた。 時は1969(昭和44)年4月。テレビのニュースは連日のように、大学紛争やデモの報

          5年生の思い出

          峠道で見かけた光景

          その峠の周囲は雑木林の山ばかりであった。二つの山の間に幅の狭い道が通っていた。車がやっと通れるくらいの道だ。昔の街道であったとされている。 私はその道ではなく、雑木林の間の細い登山道を登ってきて、やっと峠に立ったところである。これからやっと下り道になると思って、やってきた登山道を振り返って、麓の村が見えないか確認したが、周囲の高い雑木に囲まれて村の様子は見えなかった。 私は、麓から山道を登ってきたのだが、なぜそこまで登っていったのかは、はっきりとは思い出せない。 この峠

          峠道で見かけた光景

          イギリス王室の宮殿、2カ所を訪れた の巻

          1つは、ヴィクトリア女王の離宮、オズボーン・ハウス。これは、すでに王室の手を離れて、イングリッシュ・ヘリテッジの所有となっています。 下の記事に、オズボーン・ハウスにたどり着くまでのてん末を書いております。よろしかったら、お読みください。 もう1つは、ロンドンの観光名所 バッキンガム宮殿です。 観光パンフレットなどで見かけるバッキンガム宮殿とは、違う建物のようですが、これは、バッキンガム宮殿の見学コースを終わって外に出たところです。 1.オズボーン・ハウス(Osbo

          イギリス王室の宮殿、2カ所を訪れた の巻

          英国・ワイト島のオズボーン・ハウスへ行くまで

          映画「ヴィクトリア女王 最後の秘密」(2017年 ジュディ・デンチ主演)を観た方の中には、女王が夏の離宮として使っていたワイト島のオズボーン・ハウスと、インドのタージマハールに一度行ってみたいなあと、思った人も多いのではないでしょうか。 イギリスのワイト島は、お決まりのツアーのコースには普通入っていないので、何か具体的な目当てがないと行かない所でしょう。 ヒースローに着いた翌日、英国滞在2日目に、さっそく行ってみることにしました。Google 経路のご指導に沿って、いくつ

          英国・ワイト島のオズボーン・ハウスへ行くまで

          15時間のフライトが3時間遅れて

          今まで、何十回と飛行機には乗っていますが、今回は最長の14時間50分になってしまいました。 10年ぶりに英国に行ってみました。一度は乗ってみたかったBA英国航空ですが、出発当日の早朝に、出発が2時間遅れますとのメールが入りました。 羽田の出発ゲートに集まっている乗客はほとんど欧米人。日本人らしき人は1割未満、だから機内からすでに英国状態です。 BA0006便は、毎日ほぼ定刻通りの運行です。でも私がたまたま乗ったのが、ロンドンからのフライトが遅れたために、羽田定刻13:0

          15時間のフライトが3時間遅れて

          イギリス・湖水地方のリゾートホテルに滞在して

          イギリスの湖水地方といえば、ヨーロッパでも指折りの観光スポットであり、美しい湖と山々が織りなす景色は、多くの人を惹きつけています。そこの代表的なリゾートホテルに滞在してみました。 場所は、湖水地方の玄関口のウィンダミア(Windermere). 私は、1986年にここに行ったことがあり今回が2回目です。しかし、その時は土砂降りの雨で風景を楽しむどころか、外出もままならなかったので今回がリベンジです。 宿泊したのは、Low Wood Bay Spa & Resortという、

          イギリス・湖水地方のリゾートホテルに滞在して

          海外のトレイで、見つけたアレコレ

          見出しの写真は、航空機内のトイレの扉にあったものです。これは、吸っていたタバコを、ここで消してから用を足してください、というために設置されているのでしょうか? 純粋な疑問です。安全面を考えると、機内禁煙は守っていただきたいですね。 あまりこれまで、観察力鋭く見ていたわけではないですが、このようなものは以前から機内には、あったのでしょうか。全面禁煙以前の遺物なのでしょうか。 ちなみに、別の機材にも付いていました。しかも、トイレの扉の表側と内側と両方に、付いていました。 調

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