マガジンのカバー画像

2024映画感想

12
2024年に劇場で見た映画感想文一覧。個人的なアウトプット。
運営しているクリエイター

記事一覧

「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」前作要復習。パワーアップした闘技場。

「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」前作要復習。パワーアップした闘技場。

近年、続編が多いこと。MCUのように短期間でポンポン出るのもあれば、何十年ぶりの作品もあって思わず「今ですか?」となってしまう作品も多い。昨日地上波初放送の「トップガン マーヴェリック」もそう。今年だと「ビバリーヒルズ・コップ」もそう。日本でも室井慎次が帰ってきた。

で、今回見る続編は「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」。
24年前にアカデミー作品賞の歴史スペクタクル。当時、リアルタイムで見て

もっとみる
「ランボートリロジー4K」。再び現代日本に舞い降りたランボー。

「ランボートリロジー4K」。再び現代日本に舞い降りたランボー。

「ランボートリロジー4K」を見に行ってきた。帰宅後、速攻で感想を執筆。

日本初公開から40周年を記念して今回は「ランボー」、「ランボー怒りの脱出」、「ランボー3 怒りのアフガン」の3作品を4Kリストア版として再上映。各劇場1日1作品1度上映で今回は新宿ピカデリーの朝10時回「ランボー3 怒りのアフガン」に予定が合った。新宿ピカデリーはU-NEXTのクーポンをオンライン予約で使えないため、劇場に行

もっとみる
「成功したオタク」を見た30代男性。感想と少し自分語り

「成功したオタク」を見た30代男性。感想と少し自分語り

「成功したオタク」を配信で見る。
韓国芸能界激震のスキャンダルで推しのK-POPスターが逮捕された監督が悲しみと苦悩に向き合いながら、取材と傍聴を重ねて心に整理をつけていくドキュメンタリー。ちょうど日本で公開した際には旧J問題で世の中が騒然としていた事もあり、関心があったのだが予定が合わず。遅ればせながら配信で拝見した。

と言っても、私はK-POPや推し文化に疎く、K-POPで知ってるところとし

もっとみる
「Mr.マクマホン 悪のオーナー」。プロレス軸のアメリカエンタメ史と呪いのリング。

「Mr.マクマホン 悪のオーナー」。プロレス軸のアメリカエンタメ史と呪いのリング。

WWE見てたのはいつ頃だっただろう。映画でロック様はよく見てるにしてもプロレス自体は基本俄かファンと呼んで差し支えない程の知識と自認する。本腰入れて見てたのは、フジやテレ東で流れた辺りだったか。その前後に実家がWOWOWに契約してたので地上波含め2~3年程の視聴歴だ。

そんな私でもWWEの歴史を全て知れる作品がNetflixで配信された。
「Mr.マクマホン 悪のオーナー」。WWE最高権力者のビ

もっとみる
「モンキーマン」激辛RRR・インド発哀しみの復讐劇。

「モンキーマン」激辛RRR・インド発哀しみの復讐劇。

「モンキーマン」鑑賞。
母を殺された一人の少年。
時が経ち、底辺で泥水を啜り続けた青年が復讐の鬼と化す。

監督・脚本・主演の3役を担当はデヴ・パテル。
「スラムドッグ$ミリオネア」で子役から名を馳せ、「LION」でアカデミー賞候補。多様性の現代映画界でインド系トップの役者が血みどろのバイオレンス復讐劇を作り上げた。

インド映画で最近ヒットした作品で「RRR」がある。
歌唱パートで印象が薄まって

もっとみる
饒舌、郷愁、暴走。「ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー」

饒舌、郷愁、暴走。「ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー」

NetFlix配信。「ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー」を見る。
およそ30年ぶりの新作。主人公アクセル役のエディ・マーフィが全く老けていない。年を取っても健在のマシンガントークとパワープレイの捜査で大暴れ。車を盗む、壊す、そして捕まるの90's風の破天荒ぶりは健在。そして懐かしさがあった。

振り替えれば、エディの映画は地上波夜9時の常連だった。
「ビバリーヒルズ・コップ」3作に「4

もっとみる
「アントニオ猪木をさがして」。不世出の破天荒一代記。本編で語られなかったあの件も。

「アントニオ猪木をさがして」。不世出の破天荒一代記。本編で語られなかったあの件も。

京王新宿店にて開催中。「2024 超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」に行ってきた。開店の朝10時早々から多数の来場者たちが、貴重な展示物を眺めて写真を撮っていた。サービスも良くグッズを購入した人はベルトのレプリカを持って写真撮影ができ、皆で「1,2,3,ダァー!!」の掛け声をしてと賑やかなイベントになっていた。26日水曜日まで開催。

改めてアントニオ猪木という人のカリスマと愛されぶりを実感。一度

もっとみる
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」大御所タッグによるGW喧嘩プロレス

「ゴジラ×コング 新たなる帝国」大御所タッグによるGW喧嘩プロレス

感動のアカデミー賞からはや一月。
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」がいよいよ公開された。ゴジラ生誕70周年の今年。東宝も相当に気合を入れてるようで、GWは本作と「-1.0」を同時公開(-1.0に関してはAmazonで配信も)。TOHOシネマズ有楽町では本作のゴジラがお出迎え。精力的に写真撮影に応じていた。

庵野秀明、山崎貴の新解釈で緻密な殲滅作戦と人間ドラマが展開される本家日本に対し、アメリカは

もっとみる
愛だよ、愛。「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」例のコスチュームも。

愛だよ、愛。「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」例のコスチュームも。

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」。
TVシリーズは主題歌目当てで一部分しかチェックできてなかった。男女問わず脱ぐので、親の目を気にしていたのは覚えている。先日、ビーパワーハードボイルドのYouTubeラジオ回で本作のお便り募集があり、いくらリスナーと言えど、見ないで投稿したのは良くなかったと反省。遅ればせながら劇場に行く事にした。

コナンの新作で早朝から満員御礼のTOHOシネマズ日本

もっとみる
「アイアンクロー」。プロレスにわかのPRIDE世代が見ての感想。

「アイアンクロー」。プロレスにわかのPRIDE世代が見ての感想。

「アイアンクロー」を見る。

自分はPRIDEと旧K-1で育ち、時々ボクシングを見る程度なのでプロレスには疎い。WWEに関しては昔フジで放送してた頃しか分からないので、にわか層と呼んで差し支えない程だ。そんなアメプロぼんやり層の自分が本作を見た感想を。

「呪われた一族」と呼ばれた家族の絆とその悲劇。「鉄の爪(アイアンクロー)」の必殺技で名を馳せた名レスラー、フリッツ・フォン・エリックが自らが果た

もっとみる
今更ながら「RRR」。無限体力2人の完全無双&勧善懲悪3時間。

今更ながら「RRR」。無限体力2人の完全無双&勧善懲悪3時間。

今更ながら「RRR」を見に行ってきた。

あれだけの熱狂(何なら今でも盛り上がってる)を見て見ようと思っても、3時間の長さが障壁となって今日まで押さえられなかった。しかしU-NEXTのポイント有効期限が切れかかっていたのと、宝塚が舞台版公演中で再上映がされていたタイミングもあり、ようやく鑑賞できた。
レンタルよりも劇場の方が集中して見れるものだ。

アカデミー主題歌賞にも輝いた「ナートゥ・ナートゥ

もっとみる
考察「エクスペンダブルズ ニューブラッド」お祭りを求むかステイサム無双を楽しむか

考察「エクスペンダブルズ ニューブラッド」お祭りを求むかステイサム無双を楽しむか

2024年新春!アクション映画ビッグワン!!
「エクスペンダブルズ ニューブラッド」
内海賢二氏のナレーションが蘇えるかの如く新年早々、殴って蹴って爆発画のオンパレード。日本を元気にする消耗品軍団がやってきた。

ジェット・リー、ミッキー・ローク、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプス、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、メル・ギブソン、チャック・ノリス、ハリソン・フォード、ブルース・ウィリス

もっとみる