【無念・無想・無我・無心】
【無念・無想・無我・無心】
無念とは、
雑念・妄念のないことです。
無想とは、
心に何も思わないことです。
無心とは、
邪念のないこと、
妄念を離れた状態のことです。
無我とは、
我意のないこと、私心のないことです。
仏教でいう『無我』とは、
『あらゆる事物は現象として生成しているだけで、
それ自体を根拠づける絶対不変の実体は存在しない』
ということです。
すなわち、
無我とは、
『空』
を意味します。
『空』とは、
ゼロポイント・フィールドのことです。
つまり、
純粋意識の場、
純粋な可能性の場、
統一場、
宇宙全体を創り出している根源的な知性の場、
のことです。
私たちは、
常に何かを考えています。
『人間は自然のうちで、最も弱い一本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である』
と、パスカルの『パンセ』の中に、書いてあります。
理性は、
人間の条件のひとつと言ってもいいのです。
理知的に生きることは、
大変素晴らしいことです。
しかし、
私たちは、
理性以上に感性を重視しなければなりません。
なぜなら、
人は理屈で動くものではなくて、
心意気で動くものだからです。
『人生 意気に感ず』
という成句があります。
意味は、
『人間は、損得勘定や理屈で動くものではなくて、
人の心意気に共感して動くものである』
ということです。
理性から感性へシフトしましょう。
感性を磨くために、
マインドフルネス瞑想をオススメします。
マインドフルネスとは、
『五感に意識を集中させること』
です。
たとえば、
何も考えず、ボーッとろうそくの炎を見つめる、
目を閉じて、自然の音(さざ波・小川のせせらぎ・小鳥のさえずりなど)に耳を澄ます、
エッセンシャル・アロマオイルの香りで癒やされる、
など。
感性が豊かになれば、
心も豊かになります。
自然に対する畏敬の念も芽生えてきます。
理屈で何でも判断しようとするのではなくて、
感性を磨き、
直感力を身につけましょう。
『無念・無想・無我・無心』の境地が理想です。
『闇の夜に 鳴かぬ烏の 声聞けば 生まれぬ先の 父ぞ恋しき』
(参考図書)
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(著者 アンディ・プディコム 訳者 満園真木 辰巳出版)
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