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獲物の分け前。

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その日もしくは近日に買った本、CD、雑誌などの感想やそれから引っ張られたエピソード・トークなどを私流に語ります。
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#ムーンライダーズ

獲物の分け前〜斉藤哲夫『spinach』

獲物の分け前〜斉藤哲夫『spinach』

 いよいよ今年も終わりが見えてますきましたね。
どうやら今年最後の収穫になりそうなCDが到着しました。
斉藤哲夫さんの『spinach』です。何度か手に入りそうでしたが、寸前で逃していたんですよねー。
クリスマスの数日前、何気なく某通販サイトをチェックしていたら、かなり手頃なお値段で出品されていたんですよ。嬉しかったなー。
送料込で定価以下でしたから、コンディションに期待していなかったのですが、届

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獲物の分け前〜南佳孝『摩天楼のヒロイン』

獲物の分け前〜南佳孝『摩天楼のヒロイン』

 最近の南佳孝さん祭はまだまだ継続してまして、とあるCDショップの通販で安く出品されているのを見つけてついつい購入してしまいました。
それは紙ジャケット以上にSHMCDだったのとボーナス・トラックとして1973年9月21日のライヴが収録されていたからなんですわ。
高品質CDですからリマスタリングの効果が更に表れてますね。素晴らしい。
ボーナス・トラックについては本文で触れることにしますね。
じゃ、

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獲物の分け前〜「TECHII 1986年10月号」

獲物の分け前〜「TECHII 1986年10月号」

 まとめ買いしておいた「TECHII」をようやく読み終えました。メチャクチャ速読な私には珍しく。
大学に入った年の号で、これは買った記憶がないんですよね。多分、坂本龍一さんが表紙だったから?
それはともかく、「TECHII」って、最初から月刊誌じゃなかったんだ。記憶に全くなかったです。
じゃ、行ってみよー。

・「TECHII 1986年10月号」(音楽之友社)

 表紙と巻頭カラーページは坂本龍

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獲物の分け前〜ムーンライダーズ『アマチュア・アカデミー 40周年記念盤』

獲物の分け前〜ムーンライダーズ『アマチュア・アカデミー 40周年記念盤』

 ムーンライダーズの異名というか、ある意味自虐的に「ロック界の江夏」と名乗って(?)いた事を覚えている人はもう少なくなったのかな?とぼんやり考えてます。
何故、江夏なのか?を簡単に説明すると、名リリーバーだった江夏豊さんは一つの球団にとどまることなく、阪神〜南海〜広島〜日本ハム〜西武と移籍を繰り返した選手だった、と。
活躍はしてもどこか孤高な存在だったことがムーンライダーズを彷彿させたのかな?その

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獲物の分け前〜「TECHII 1987年3月号」

獲物の分け前〜「TECHII 1987年3月号」

 退院してからネット通販になかなか欲しいものが出なかったんですが、今月に入ってから急に狙っていたものが出品されて(しかもいい値段で)、割と頻繁に購入してしまってます。
「TECHII」という雑誌は割と人気がありまして、結構高額商品になってしまってます。
これは所謂ちょっと訳ありな商品のためかなりお手軽価格でしたよ。素晴らしい。
じゃ、行ってみよー。

・「TECHII 1987年3月号」(音楽之友

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獲物の分け前〜『16 SONGS OF HIROBUMI SUZUKI -DON‘T TRUST OVER 70』

獲物の分け前〜『16 SONGS OF HIROBUMI SUZUKI -DON‘T TRUST OVER 70』

 鈴木博文さんの古希記念トリビュート盤をようやく入手しました。
上京した際に某CDショップで見かけて、大好きなアーティストの作品が入ってるわけでしたから、この機会に買うしかないと判断しましたよ。
ムーンライダーズ〜メトロトロン・レコード、あ、水族館レーベルもか、周辺の方々の作品でしたから。
じゃ、行ってみよー。

・『16 SONGS OF HIROBUMI SUZUKI -DON‘T TRUST

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獲物の分け前〜相倉久人「日本ロック学入門」

獲物の分け前〜相倉久人「日本ロック学入門」

 新潮文庫は割と日本のロック関連本が出てまして、古本の゙検索は新潮文庫ですると割とお安く入手することができたりします。
まー、これはそうしてヒットしたわけではなかったりしますが。

 さて、左ぬか相倉久人さんといえば、大瀧詠一さんの「分母分子論」の聴き手という印象が私にとっては強い方なのです。
この本が出たのは1986年(昭和61年)12月の新潮文庫の新刊にはあの「ムーンライダーズ詩集」があったん

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獲物の分け前〜ナーヴ・カッツェ『1986-1987』

獲物の分け前〜ナーヴ・カッツェ『1986-1987』

 何枚も内容は一緒だけど、品番やジャケットとかが違うCDをついつい買ってしまうんですよね。
ナーヴ・カッツェのスイッチ時代の作品をまとめたCDは1989年にチロリンやカーネーションと政風会と一緒に紙ジャケットで発売されたのが最初かな?
確か9月発売が延期されて10月になったから日付にシール貼ってあったはず。
後にデジパックでも発売されてるから3回は出ているんだよね。

 実は1991年発売のこの盤

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獲物の分け前〜伊勢正三『Light Mellow Shozo Ise』

獲物の分け前〜伊勢正三『Light Mellow Shozo Ise』

 金澤寿和さん企画・監修・解説でお馴染みライトメロウ・シリーズの伊勢正三さん編です。
入院中に購入したのはCharさんと松原みきさんでしたが、これもその2枚と同様にポニーキャニオンからのアイテムで、タイム・セールだったこともあって、かなりお手頃な値段で入手することができました。
元々2023年再発盤でしたから、オリジナル盤よりお買い得になっていた上にタイム・セールですから、オリジナルからかなり割引

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獲物の分け前〜S•F•鈴木慶一 プロデュース 宇宙からの物体X 『Science Fiction』

獲物の分け前〜S•F•鈴木慶一 プロデュース 宇宙からの物体X 『Science Fiction』

 某通販サイトで鈴木慶一と検索をかけたら昨日までの『THE LOST SUZUKI TAPES』シリーズとこれがヒットして、まとめ買いを依頼したところかなり格安で入手することができました。
定価の半額とまではいかないにしても、それに近いくらいにはなりました。うーむ。

 このアルバム、初CD化だったのかな?
「天下一品」シリーズ盤(1993年発売の緑帯のやつですね)、を持っているので(勿論、今でも

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獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.2』

獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.2』

 昨日、記事にした鈴木慶一さんのデモや未発表スタジオ録音やライヴ音源をまとめたCD『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』の続編であり、こちらは1980年代初めから1990年代のアルバム『SUZUKI白書』までかなり幅広い時期の録音が収録されています。
こうして鈴木慶一さんのソングライターとして改めて作品を振り返ると、プロデュースした作品の中で重要な楽曲を提供していたと強く感じる

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獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』

獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』

 最近、退院前にまとめ買いしたものが、早速届いたので、今回は聴きながら感想を書いているわけですよ。
オリジナル盤が出たのは1993年か。「ミュージック・マガジン」で発売記念ライヴ、日清パワーステーションでのライヴの写真が掲載されて、わしが最前列にいるのが写ってました。ちょっと恥ずかしい。
じゃ、その辺含めて行ってみよー。

・鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』(XQ

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獲物の分け前〜安部恭弘『FRAME OF MIND』

獲物の分け前〜安部恭弘『FRAME OF MIND』

 安部恭弘さんの紙ジャケット盤(ファーストからサードまで)をまとめ買いしたのは数ヶ月前でして、今回は某大手通販サイトで安く出ていたので、ついポチっとしてしまったというわけです。
なので、これは安部さんの4枚目にあたるアルバムの紙ジャケット化したものです。
細かいことはこれから書きますが、その前にまとめ買いした時の記事のリンク貼っておきますか。

 というわけで、じゃ、行ってみよー。

・安部恭弘『

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獲物の分け前・4月上京編〜PSY•S『ゴールデン・ベスト 〜シングルス・プラス〜』

獲物の分け前・4月上京編〜PSY•S『ゴールデン・ベスト 〜シングルス・プラス〜』

 上京から既に一週間過ぎてしまいました。今回の上京では時間をかけて見た割にCDの収穫が少なく、しかも未知の音源を入手することがなかったのでした。悲しい。

 激安とまではいかないものの定価の半分以下で購入できたから、かなりお買い得だったと思いますよ、多分。
1985年デビューのPSY•Sのベスト盤でした。ゴールデン・ベストシリーズの初期だったと記憶してます。
実はアルバム『Atlas』発売時に『A

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