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読書記録

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散歩と思索|『散歩哲学』を読んで

散歩と思索|『散歩哲学』を読んで

島田雅彦『散歩哲学』を読んだ。

散歩する意味について哲学者や作家の著書を元に考え、自分の東京郊内の散歩と郊外の旅を振り返る本だ。

散歩の意義だけではなく、言葉の語源も気になった。

社会生活

狩りは計画的に行っていたと考える話と、本能的にしていたという話がある。道具作りや、武器の手入れ、動物の囲い込みなど入念に準備しなければ獲物を捕らえられなかったとするもの。後者は単に、食べ物が無くなったら

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読書とランニングに学ぶ、続けることの大切さ

読書とランニングに学ぶ、続けることの大切さ

島田潤一郎『長い読書』の一番はじめに書いてあるエッセイ。めちゃくちゃ刺さる。全部が刺さる。

つい先日、この記事を読んで、「読者を惹きつけるために重要な部分を最初に持ってくるとはこのことか」と感心した。

全部を載せる訳にはいかないので、抜粋して思ったことを書いておく。

夜じゃないんだけど、中学校の朝読書をしている私と全く同じ(朝も眠いのは同じ)。

「訳わかんねぇ。けど、読まなければ終わりの時

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【読書記録】『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』

【読書記録】『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』

NewsPicksの動画で知りました。

書名を見た時に、『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』を思い出した。

偶然にも「4時に帰る」というのは変わらない。

とにかく北欧の国は幸福度だったり、GDPだったり、SDGsだったり、世界的な指標に対してランキングが高いイメージがある。

デンマークもフィンランドと同じく、北欧の国だ。

『フィンランド人は~』は発売当初に読んだものの、ほと

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【読書記録】『静かに生きて考える』

【読書記録】『静かに生きて考える』

『静かに生きて考える』を読みました。

この感想は2回目です。前回のはこちら。
*特につながりはありません。

投稿してから3日しか経っていない。けれども、メモしたのがだいぶ昔なのでずいぶん経ったように感じます。



テレビの話は聞いたことがある。イラストレータの学歴に何の意味があるのかサッパリ分からない。

条件が違いすぎる、というのはとても納得。人にアドバイスを求めるときはどうしようもない

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