モチベーションが様々な会社員とモチベーションの高いフリーランス
現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、フリーランスになりました。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。
今日はモチベーションについてです。
フリーランスになってからの仕事で、企業様向けの法人研修の仕事があります。企業様向けなのでもちろん、会社員をしている方向けの研修になるのですが、その仕事を行うなかで会社員のモチベーションって様々だよな~と思ったことがあり、そのことについて深堀りしてみようと思います。
最近、会社員とフリーランスを比べるみたいな投稿が多いのですが、どちらが良いとか悪いとかを伝えたいわけではなく、それぞれの特徴や普段なかなかその部分を取り出して比較されることがないことにフォーカスしているつもりなので、そういう観点もあるんだ~くらいに思ってもらえるとありがたいです!
わたし自身、会社員の経験しかない状態でフリーランスの世界に飛び込んだことで、日々こんな違いがあっておもしろい!興味深い!とうことが多くて、自分自身の興味が今そこに向いているんだなと思います。
インスタ界隈は、フリーランスになるとこんなにキラキラした生活ができるよ!みたいな情報が強いのですが、noteは自分の思ったことや気づきをその事象の経緯とともに書けるので、泥臭く生きているフリーランスの方が多くて安心しています(笑)
会社員のモチベーションは人それぞれ
わたしがフリーランスになってからやった仕事に、法人研修のカスタマーサクセスの仕事があります。
DXの推進だったりAI人材活用のための研修を行っている会社で、実際に対面の企業研修の提供やEラーニングの提供をしている会社さんでした。
法人研修ということで受講対象は企業様になるのですが、実際に研修をさせて頂く企業様はほとんどが上場企業や誰もが知っている超大手企業という企業が多かったです。
実際にわたしが担当させてもらった企業様も、え??わたしなんかが担当で大丈夫?と思うような規模の企業様ばかりでした。
わたしはカスタマーサクセスの部署に所属していたので、仕事としては受講する方たちへの講座の提供だったり、スケジュールやタスクの管理だったり、講座の進捗管理やリマインドなどの、主に受講生する方が最後まで離脱しないように一緒に伴走してサポートするといった仕事です。
この仕事をしている中でずっと思っていたことが、受講される方たちのモチベーションが様々ということ。これは一番近くで伴走しているからこそ見えていたことだと思います。
実際に受ける講座や内容や人数にもよって変わってくることはあるのですが、受講者が本当にその知識を付けたいのかどうかというのが大きく関わってくると思います。
例えば、DXのプロジェクトを推進するための研修だった場合、実際に今の仕事の中でDXをするための課題の洗い出しから始まります。そして、どのようにプロジェクトを遂行していくかの要件定義や、予算の立て方、人の動かし方や巻き込み方、こういった事をEラーニングで学習してワークを通して自分ごととして考えていくといった流れをします。
ここでEラーニングの進捗が早い人・遅い人、ワークの提出がされる人・されない人に綺麗に分かれます。
これは会社員をしいていた経験からするとすごく良く分かって、やっぱりこういった研修ってどこかでやらされている感が出てしまうのですよね。
わたしもほとんどの研修はイヤイヤ受けていたな・・と思います。
普段の仕事もしながら、なぜこんな研修を受けさせられるのか・・会社のエゴだな(笑)とずっと思っていました。自分ごととして研修を受けるモチベーションがないんですよね。そして研修の費用も会社が出してくれているため、そのありがたみも全く感じていない状況。
中にはものすごく積極的に取り組んでくれる方もいらっしゃるのですが、モチベーションが低い人をどうやって最後までモチベートしていくかというのは、ものすごく労力がかかり大変だったのを覚えています。
フリーランスの熱量の高さ
一方でフリーランスのスキルアップについては全く逆のことがおこっているなと思います。
これは、自分自身が参加していたスクールでもそうですし、身の回りのフリーランスの方を見ていても思うことですが、積極的に学びに投資をしている、自ら時間とお金を使って情報を取りに行く、これが頻繁にされているように思います。
別の仕事でフリーランスの方のスキルアップのための勉強会のファシリテーターをやっていたのですが、どんどん質問するし皆さん前のめりだし、会社員の方の講座を担当していたときと、熱量の違いに驚きました。
受講する内容が全然違うので一概に比べられない気もしますが、わたしがとにかく伝えたいのは学ぼうとする熱量です!!!
いかに自分ごととして捉えられるかということも要因かと思いますが、やっぱり会社員の中には、ここでめちゃくちゃ頑張って結果を出して出世したい!と思っている人もいれば、ある程度の仕事だけやって給料がもらえていればいいと思う人もいます。
自分が会社で働いていた時にも少なからず感じてはいましたが、実際に他の企業様の研修を担当してみて、会社員はやっぱりモチベーションにかなり大きな乖離があるなと感じました。
これを統制するのって本当に難しいことだと思います。
実際に、進捗が良くない受講生の方を最後まで完走させるのは本当に大変な仕事でした。なんなら最後まで走りきれない人も中にはたくさんいました。
でもフリーランスの集まりは、そこまでモチベートしなくても課題もアンケートもちゃんと出す、何度もリマインドしなくても参加率が良い、運営側からするとフリーランスの方が割く工数が少なくて済む!!という感じです。
しかも面白いのが、その会社では個人向けの講座も法人研修と同じ内容で提供していたのですが、課題の中身など見ていても、法人研修として受けている人よりも、個人で受講されている方の方が、内容の精度が高いんです。
これは個々の能力よりも、モチベーションが高い人のほうが良いものを出せるということなのでは?と思いました。
学歴や能力や会社など関係なく、モチベーションが高い人の方が、結果が出るというのは少し救いでもあるような気がします。
人に決められた目標とモチベーション
また、目標設定も起因しているのかなと思いました。
法人研修を行うには、必ず企業担当者が付きます。
会社全体的にやる研修であれば、総務や人事の担当の方、部署ごとに受けるのであれば、その部署の役員クラスの方が管理者になることが多いです。
その場合、この管理者の願望や会社としての方針が、その研修を行う目的になるわけです。
例えば、会社のDX推進を行える人材の育成だったり、自社内でAI開発をできる人材の育成だったり、会社の方向性に合わせた形で研修が行われます。
そうなると必ずしも個人の目標=会社の目標にならない人が存在してしまうんだと思います。
ここがしっかり揃っていないのも、モチベーション高く研修を受講出来ない要因ですよね。
人に言われてやることでモチベーション高くいろというのも難しい話ですね。
そして人の立てた目標って、ホント達成しがいないですからね(笑)
これが、営業などの予算であれば達成すると賞与に反映したり、昇給に直結したりするので頑張る人もいるかも知れませんが、なかなか研修で直接的な報酬の設定は難しいため、社員のモチベーションが如実に現れます。
その点、会社ではなく自分自身で目標設定して参加しているフリーランスは強いですよ!
そもそも講座などを受けること自体が自分の意志のため、目的はそれぞれ違っていたとしても、みんなモチベーションが高いです。
それが、前のめりで能動的に受講する要因になるんでしょうね。
フリーランスになって、なかなかモチベーション上がらないな~仕事はかどっていないな~と思うことも多々ありますが、別にそれは普通なことで会社員でもフリーランスでもモチベーションの浮き沈みはあると思います。
ただ、自分が吸収したい情報や分野に関しては、そもそも今わたしめっちゃモチベーション高い!!とも思わずに吸収していっている気がするので、そういうことの積み重ねが自分の仕事を作っていっているのだと思います。
会社員のときにはこの感覚は無かったな~と・・・。
フリーランスはモチベーション高くいられる自分の興味関心が仕事につながる、というのがとても利点ですよね!
そんな事を考えながら、次は何を学ぼうかな~と前のめりに考えています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
シンバ🦁