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#グループホーム
電話にでたらいけないの?
私がグループホームを訪問すると一人の入居者が私に言いました。「髙橋さんごめんなさい、もう電話にでませんから」
私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。その中の一つ、障がいのある人が支援者と一緒に共同生活をするグループホームを訪問したときのできごとです。
少し前のことです。私がグループホームを訪ねると、私の顔を見るなり入居者の一人が「髙橋さんごめんなさい、もう電話にでませんから」と繰
困っているように見えない人
グループホーム入居にしてくれる人が内定しました。今度、入居してくださる人は、生活能力が高く、誰かと何かを一緒に行なうというより、一人で自分流に行動すること好きな人です。なんでも一人でできてしまう分、支援者の意識が向かないところがあります。気をつけなければいけないのは、なんでも一人でできてしまうということは、困っていても助けを求めることができていないことがあるということです。
私は、障がいのある人
「髙橋さん、今までのご飯の中で一番おいしかったです」
福祉サービスを提供する小さな事業所の支援者は、利用者への直接支援だけでなく、利用者の食事を作る仕事があります。利用している人は、食事を楽しみにしています。その人たちの食事を作るというのは、かなりハードルが高い仕事です。かつては、私も利用者の夕ご飯を作っていました。若いころは、勢いでもなんでもできました。
私の家族は、福祉サービス一家です。私と妻は、障害福祉サービスで働いています。大学生の長女と高
一緒に暮らす人を選ぶ
困っています。障がいのある人たちが共同生活をする場所としてグループホームというのがあります。私が、区内のグループホームの連絡会会長を務めていることから、入居希望者の選定の場に呼ばれることがあります。そこでは、ご本人の事情、ご家庭の事情、グループホームの事情、事情が三乗になってややこしくなります。さらに今の社会情勢では、安易に体験宿泊ができず、頭を悩ませています。
探している人と募集している所グル
支援がずれはじめるとき
グループホームの利用者が、私のところにやって来て「今日の泊りは?」と泊り支援者の確認をしに来ます。私は「今日は〇〇さんだよ」と伝えます。それを日に何度も繰り返します。私は、その利用者が宿泊する支援者の名前を聞いて顔つきを変えないかどうか気にします。
私は障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。法人の中には、障がいのある人が支援者と一緒に共同生活をするグループホームがあります。そこで