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「百年の孤独」を探した八年間
子どもの頃から、何となく「隅っこ」めいた場所が好きだった。団地と団地の間の細い抜け道が、棕櫚の樹の陰にかかるところで、一瞬立ち止まって、ここは砂漠の中のオアシスなんだと想像する。メリーゴーラウンドや電車をひたすら目で追って、しまいには動いているのがあちらではなく、私の足の下の地面であるように錯覚し始める。前に訪れた場所を、丁寧にちょうど一年通らないようにして、程よく忘れたところでもう一度、季節の彼
もっとみる五年ぶりのミスドで、女子中学生に励まされた日記
高校時代散々お世話になったミスタードーナツにいる。年度末でそれなりに皆が仕事に追われているというのに、月曜日から午後半休をとって、昼間から出かけてみた。もともと予定があったわけじゃなく、なんだか休みたいから休むという自堕落ぶり。このところこころがぼやっとして、頭もあんまり働かなくなっている気がしたから思い切って休んでしまった。
ここは、映画を観るとなると電車で二駅、学校帰りにも隠れて寄り道した駅
自意識が文章のじゃまをする
歌と文章ってちょっと似ているな、と「幽霊と作家」を聴きながら思う。
YouTube musicで、お気に入りの音楽をかける。
最近、水曜日のカンパネラの「幽霊と作家」ばっかり聞いている。
詩羽ちゃんの声がかわいい、とんでもなくかわいい。それで、歌詞もかわいいし、音の運びが癖になる。
冒頭の「幸せになりたーい」ってところが一番好き。音階が上がるにつれて、声が広がっていく伸びやかさが好き。あと、「い
不純に溺れてはならない。
でも、至純に生きようと力強く立つことと、あなたにならという相手に敗北すること、私の瞳に美しく映ってしまうのは後者だ
19歳の私が子供を産みたくない理由
私は現時点では子供を産みたくないと思っている。高校生の半ばくらいからそう思いはじめ、今は確固たる意志として産みたくないと思っている。当然今後その考えは変わっていく可能性はあるけれど、産みたくないどころか、今は絶対に産むのは嫌、くらいに思っている。
まず第一に、私は生まれつき痛みに弱い。親にもよく言われるけれど、小さい頃から些細なかすり傷くらいで骨折したのかというくらい泣き喚いていた。
痛み以外に