イーロン・マスクがXで投稿した「おすすめの本11選」を翻訳して紹介する
こんにちは!
「noteの本屋さん」を目指している、おすすめの本を紹介しまくる人です!
さきほど、X(旧Twitter)を眺めていたら、イーロン・マスクが自身のXに「おすすめの本のリスト」を11冊紹介し、話題になっていました!
なので、今日はTOEIC満点の私が翻訳して紹介していきます!
以下、イーロン・マスク本人のXの投稿を翻訳、それぞれの本のリンクを挟みつつ、案内します。
ウィル・デュラント『文明の話』
日本語で出ているウィル・デュラントの本はこの1冊しかありません。なので、デュラントのすべての作品のまとめとなっていますが、読む価値は十分にあると思われます。デュラントはアメリカの哲学者で、哲学とは全体像の感知、すなわち物事を「sub specie totius」(全的相の下に)見るものと考えました。
イリアス(ペンギン版)
彼の投稿は、確実にホメロスのイリアスのことを言っています。ペンギン版は、有名な米国の出版社で、ペンギンエディションのイリアスのオーディオブックを勧めていると思われます。ホメロスは紀元前八世紀の詩人とされていますが、実在したのかなどは、判然としていません。
フリードリヒ・ハイエク『隷属への道』
こちらの投稿も、確実にフリードリヒ・ハイエクの隷属への道のことを言っていると思われます。この本は、計画経済や全体主義がもたらす危険性を警告し、自由主義の重要性を訴えた古典的名著です。ハイエクはノーベル経済学賞を受賞した経済学者ですね。
ウィリアム・マンチェスター『ダグラス・マッカーサー』
こちら『アメリカン・シザーズ』と書いてありますが、邦題は『ダグラス・マッカーサー』です。ウィリアム・マンチェスターは、アメリカの作家、伝記作家、歴史家です。リンカーン文学賞なども受賞しており、20カ国以上の言葉に翻訳されている割と有名人。
デイビッド・クシュナー『マスターズ・オブ・ドゥーム』
副題は「二人の男が帝国を作り、大衆文化を変革した方法」。こちらの本、日本以外ではかなり有名な本です。ノンフィクション書籍で、FPSゲームの金字塔である「DOOM」を開発したid Software社の創設者、ジョン・カーマックとジョン・ロメロのことを描いています。ただ、読む方法はただひとつ、原書で読むしかありません。笑
アダム・トゥーズ『ナチス 破壊の経済』
トゥーズは、イギリス出身の歴史学者。経済史を専攻し、20世紀初頭のドイツ経済や、世界経済と政治の変化に通暁しています。この本で彼はウォルフソン・ヒストリー・プライズを受賞していて、歴史上でも重要な本に指定されています。
エルンスト・ユンガー『鋼鉄のあらし』
第一次世界大戦、第二次世界大戦に従軍した軍人による本。戦後は作家に転じて、小説や随筆を出版しました。従軍体験記や日記の他、戦争を主題とする随筆や論考を多く残しました。この本では、1914年12月から1918年8月までの第一次世界大戦中における西部戦線の戦闘体験を日記調で記した本で、日本語訳はかなり古く、1930年に佐藤雅雄が翻訳したものしか存在しません。
バーバラ・W・タックマン『八月の砲声』
こちらはバーバラ・タックマンの書。アメリカの作家です。歴史家としてのタックマンは、中世から現代まで幅広い時代を扱い、生き生きとした筆致で歴史を描き、多くの読者を獲得しました。特に第一次世界大戦の開戦を描いた『八月の砲声』はピューリッツァー賞を受賞し、彼女の代表作として知られています。
カエサル『ガリア戦記』
ガリア戦記は、共和政ローマ期の政治家・軍人であるガイウス・ユリウス・カエサルが、紀元前58年から紀元前50年にかけて行ったガリア戦争の記録です。全8巻からなり、カエサル自身が執筆しました。
ウィリアム・ボリソ『神々にそむいた12人』
ウィリアム・ボリソはアーネスト・ヘミングウェイ(代表作に『老人と海』『日はまた昇る』『武器よ、さらば』等)の友人であった作家。この本がベストセラーになり有名になりました。この本では「アレクサンダー大王」、「カサノバ」、「クリストファー・コロンブス」、「マホメット」、「ローラ・モンテス」、「カリオストロ」、「スウェーデン王カール 12 世」、「ナポレオン 1 世」、「ルキウス・セルギウス・カティリナ」、「ナポレオン 3 世」、「イサドラ・ダンカン」、「ウッドロウ・ウィルソン」の12人の生涯について書かれています。残念ながら英語の本しかありません。
ジャック・ウェザーフォード『パックス・モンゴリカ: チンギス・ハンがつくった新世界』
ウェザーフォードはアメリカ人の人類学者。この著書がもっとも有名です。チンギス・ハンとモンゴル帝国の影響についての本で、 西洋ではチンギス・ハンは一般的に残忍な征服者として描かれていますが、ウェザーフォードは、それは違うとし、モンゴル帝国は実際にはポジティブな文化の変化をもたらしたと主張しています。 モンゴル帝国は貿易、科学の発展、宗教的寛容を進めたとされ、より公正な税制を導入し、より合理的な行政方法を使用しました。
以上、イーロン・マスクがXで紹介していた本たちです。投稿の続きを翻訳しますね。
世界の最先端であり、世界一の富豪であり、世界一の電気自動車を作った男が紹介している本ですから、読んで後悔はないでしょう!
ぜひ、皆さんも読んで彼のあとについていきましょう!
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