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日記

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柳流水の日記です。
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#出来

【日記】記憶

 風景を覚える。たとえば今日は、出しているゴミを狙うカラスや(しかし今日はプラスチックとビン・缶の日だったので、カラスが主眼としているような生ゴミは捨てられていなかった)、サドルの金属部分が完全に赤錆で腐蝕している自転車とか、公園に向かって斜めにひび割れているアスファルトの道路とか、そういったものを見掛けて、頭の中に光景として納めておく、覚えようとしていない光景も、何となくは覚えているものだが、こ

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【日記】プログラミングの再開

 新年はじめにやったことは、プログラミングだった。本当に大したことはない、自分が今読んでいる本のページ数を、目標管理するというものを作り始めた。
 最初に、動く中身ではなく、ログとか本のデータを充実させておく。そうすることによって、あとからそのデータをどのようにも活用することが出来るようになる。
 学生時代、だからもう二十年も前になるかもしれない、パソコンでプログラミングをするのにハマっていた頃が

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新しい人

 大江健三郎の『新しい人よ眼ざめよ』を、『自選短篇』からの抜粋という形で、読んだ。
 新しい人、とは、単純に新しい世代の人、ということではない、らしい。
 それは、最後の章で、息子のイーヨーと、おそらく対立するであろう若者の群と対比して語られることからわかる。
 だが、それでも、おそらく、その新しい世代の人々に、これからを賭けるしか、われわれに出来ることはないのだろう。
 あとは、死ぬまでのわずか

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【日記】発言、ひとつの逆巻く風

 例えば「良いことを一日ひとつしよう」のような、誰がいつ言い出したというわけではないけれども、いつの間にか知っていて気がついたら使っているような、そんな典拠のフワフワした言葉がある。こういうものは、えてして目的もはっきりしないことが多い。
 我々は基本的には、それぞれ持っている名前のもとに、その責任を負って話していると思っている。偉い人ではなくても、誰々曰わく何々と、言うことができる。そして、その

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【日記】ラーメン屋と過去

 ラーメン屋に入った。
 前に通りかかって、人気が高いみたいだから、入ってみたいと思っていたところだった。
 しかし、今日そこを目指して歩いて、着いたのではなく、この街のどこでもいいからラーメン屋に差し掛かったら食べよう、と思って探していたら、その店に通りかかったので、前に入ろうと思っていたことを思い出した、という感じの順番だった。
 ラーメン屋にもいろいろタイプがあるが、そこはシンプルな醤油ベー

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【日記】クイズ番組

 クイズ番組を、毎日楽しみにしている人がいる。クイズ番組は、現在そうそうやっていない。あるいは、番組表を見るたびに、その日には存在していない。昔は、ショーバイショーバイとか、マジカル頭脳パワーとか、そんなものがよく流れていた。細かい部分ではクイズはなくなったわけではない。むしろ多いかもしれない。このケーキはいくらするだろうかとか。六千円前後かと思ったら、八千円もする、一番近かった芸人がそのケーキを

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【日記】時計

 仕事の都合で腕時計をつけなければいけない、というかあったら便利になるということで、腕時計を買い、ほとんど毎日つけている。
 この時計は、一秒ずれることはあっても二秒ずれることはない。
 時計を買った時に驚いたのだが、精神の奥底に眠っていた、時計を合わせるということに対する自分の執着が、ふつふつと復活してきたのを感じた。
 別に悪いことでもない。
 小学生の中頃だったと思うが、当時流行っていたゲー

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【日記】コーヒー

 夜勤のある職場ではなくなって、就業時間もほとんど固定になったので、毎日同じ時間に起きるという、今まで得ることができなかった健康的な生活を、今送ることができている。
 さっさと転職すればよかった、とこの1ヶ月、毎日その幸せを噛みしめている。
 中でも幸せなのは、今まで休みの日しかゆっくりコーヒーを作って飲むということが出来なかったけれども、今は仕事の有無にかかわらず毎日作って飲むことができるように

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【日記】坂本龍一

 桜の咲きぶりについて。満開の時よりも、咲いているところもあり、花芯の赤いところも残ったり葉が出て緑だったりする色合いの方が、きれいに見えるような気がする。

 大江健三郎が亡くなった、なんて言っているうちに、坂本龍一も亡くなってしまった。もう短いのを知ってか坂本龍一が新潮で連載をはじめた「僕はあと何回満月を見られるだろうか」だったと思うが、今までのことを振り返りつつ現在の状況を語るエッセイがある

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【日記】昔の仲間

 この間、久しく会っていない友人達と会う機会があって、皆少し変わっているようでいてぜんぜん変わっておらず、昔あった空間がそのまま再現されているようで、楽しかった。
 何と当たり前のことを書いているんだろう。
 空間には「男の友情」みたいな空気が満ちており、遊びの為に多少無理をするのが当たり前みたいなところがあって、その点は苦手だった。たとえば寝ずに明け方まで遊ぶとか、延々とゲームセンターでUFOキ

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【日記】料理

 前よりも料理をよく作るようになった。少し、レベルが上がった気がする。それは旨いものから激旨なものを作れるようになった、というよりは、前より柔軟に作れるようになった、守備範囲が広がった、調味料を計量せずともちょうどいい量に出来たり、味を見ながら調整するということが出来る、また、似たような料理なら食材を変えて作ることができる、手順をだいたいで組み立てることができるようになってきたとか、そんなようなこ

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【日記】毎日更新逃しの原因ひとつ

 なぜ、今回毎日更新を逃してしまったのか。
 ここ一ヶ月くらいの傾向であったのが、わざわざnoteプレミアムだったか何だかサービス名は忘れてしまったが要は有料会員登録をして、記事の予約投稿が出来るような状態にして今まではそれを活かしてたとえば休みの日に四、五日分書き溜めておいて連続投稿が維持されるようにお膳立てをしていたのだが、今、少しばかり時間が余っている状況になっている。やろうと思えば、毎日そ

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【日記】ポールと論語

 ポール・マッカートニーの七十年代の活躍を取り上げた、ドキュメンタリー映画だか作品が公開されるらしい。おそらく、ゲット・バックの成功を受けて、ポールサイドの物語を今度は見せるという魂胆なのだろう。その魂胆に見事引っかかってしまいそうだが、今度は広く見られるようにサブスクの手段は充実したものになるのだろうか。ネットフリックスか、ユーネクストで見ることが出来るかどうかが大きいのだ。一般にビートルズ関連

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【日記】読書その他の時間管理

 これまた前にもやったことがあることで改めて始めるのだが、読書がどうしても一定時間集中して出来ないので、しっかり時間を計ってやることにした。
 正確に言うと、読書と語学と楽器それぞれの学習時間を確保するというのをやるのである。
 最初に試みたのは忘れもしないが高校卒業後に大学に入ることも出来ず(留年とかでもなく完全に諦めた)就職も出来ずに要はニートであった時代に、読書をその時期にできる最大限の時間

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