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親とケンカした#78
絶対許さない。
多分、そう思ったことは今までも何度もあって、その都度なんやかんやほぐれてきて、それが家族だと思ってきたところがある。
しかし時は流れて20年後。
自分も親になり、親が老人に両足を突っ込んで、一緒に暮らした期間より、離れてくらした期間がながくなると、状況は変わる。
大人VS大人のケンカに変化し、向こうも子どもにマウントをとっていいくるめたり、子どもだからで許せなくなってしまっ
そのラジコンの電池を変えるのは誰#77
夏は、すごく、準備するものが増える。
庭ぷーのプール、浮き輪、プールにれるビー玉、水鉄砲。
川で遊ぶときはライフジャケット、浮き輪、浮き輪を膨らませる機械、タオル、ゴーグル、日焼け止め……。
どのお出かけでも水分、タオル、虫取り網、虫かご……。
近所で遊ぶときはボールや、ラジコン。
他のは、収納とか決めて出し入れすればいい。
問題は、ラジコン。
ラジコンは、すぐ、電池が切れる。
コ
私が生まれる前のお母さん
「私たちが生まれる前のお母さんは、誰がめんどうを見ていたの?」
まるで、5歳の娘に私がめんどうをみてもらっている様な言いぐさである。
まあ、そういう面も、ある。
最近、娘の視野が広がってきており
「人間が生まれる前の世界はどうなっていたの?」とか
「人はどうやって増えたの?神様が全部作るのはむずかしくない?」とか
「神様はどうやって世界を作ったの?」とか
難しい質問をされることが増え
子育てで本当のいいとこどりをするために
我が家は3人の子どもがいる。
この5年ほどで男性育児休暇も一般的になり、とうとう旦那の職場でも育児休暇がとれるかもしれないという雰囲気ができたのは3人目出産時。
上2人が里帰り出産だったから、一緒に新生児育児ができると思うとわくわくした。
半年で申請して、粘って3ヶ月育児休暇をとってもらおうと思っていた私の野望は即打ち砕かれた。
育児休暇、2週間。
それは、上の子が二人いる我が家ではほぼ
ダイヤモンドに取りつかれて100万稼ぎたい息子
マインクラフトでダイヤモンドを知り、鉱物に興味を持った息子がハマったのがダイヤモンド。
「ダイヤモンドが欲しい。」
結婚指輪が欲しい女子でもなく、成金でもない、7歳が言う。
「ダイヤモンドが欲しい。」
そうか。買ってあげよう。
とは、言えない。
ダイヤモンドは、高い。ほかの鉱物とは違って簡単に手を出せない。
でも息子はいう。
「ダイヤモンドが欲しい。」
いやいや、無理。100万円
仮想通貨、FX、NISA、iDeCoを全部やった理由
出産を経て、旦那の転勤もあり働けなくなり退職してから、貯金もなかった私には自由に使えるお金がなかった。
正確には、お小遣いを月3万もらっていたが、気持ちよく使えずにいた。
20代、好きにお金を使ってきた。
海外旅行にも行ったし、10万円以上するコートも買ったし、たくさんお酒も飲みに行った。
その普通の生活がぱっと消え、子どもがいれば履けないヒール、汚したくない服は一軍から三軍になり下がった
好きは増えたり減ったりなくなったりするもの#75
大人になると、好きなものも決まってくるし、好きなことができるようになる。
私はオタクだった。オタクはいい。好きなものを集めて、愛でて。ライブに出向いて。幸せにしてくれる。
でもそんな好きなものでも接する面積が減ってくると疎遠になる。
まるで小学校の頃の親友と違う中学にいったらもう喋らなくなったように。
40歳を前に、人生の残りを何に燃やそうかと最近考える。
好きなものをなぞって、昔と同じ
京都のギャルとマレーシアのオランウータン、マイちゃん#74
マレーシアに行った。
当時、卒業旅行をしようと計画した私たちギャルズは、H&Sの「どこにいくかわからないけどポッキリツアー!」みたいなのに申し込んだ。
安かったのだ。私の友人のギャルも、海外ならどこでもよかったらしい。
セブ島、インドネシアバリ、タイのプーケット……名だたる観光地が候補にある中、私たちの行き先が決まった。
マレーシアだ。
「どこそれー?」
というギャルの友人と共に、前日
トンレ・サップ湖とワニ#73
アンコールワットが見たい!
そう力説する友人の熱量にのり、お盆休みにカンボジアに飛び立った。
アンコールワットは写真ではとても壮大で神秘的だったが、あの光景を目にするには、早朝5時くらいから現地に向かわねばならない。
幸い中心街から遠くはないが、早朝テゥクテゥクをチャーターしたり、早起きしたりと正直、面倒くさかったし、眠かった。
アンコールワットの前には小さな水たまりがあり、そこを踏まえて
ボルボのバスに突っ込んできた鳥#72
大学生時代、10万円溜まったらどこに旅をするか考える。そんな生活をしていた。
10回以上海外に飛び立ったが、一番印象に残っているのも、二番目に印象に残っているのも、メキシコだ。
一度目はアメリカとの国境、ノガレスという町。
言葉もわからぬまま、一泊のホームステイを体験した。言葉はわからないが、日本のアニメちびまるこちゃんを知っていることでちょっと心が通じた。
水を日本の感覚で流しながら皿洗
「愛してるから全部知りたい」の嘘#71
20代の頃、バーのカウンターで飲むのが好きだった。
となりにえらいかわいい女の子がいて、その隣に座った男子がいい感じにアプローチを始めた。
「でも私、5分に1回は好きって言われなきゃ無理なんです」
と言った瞬間、空気が変わった。
彼女の彼氏は父親位のおじさんらしい。年下の美人を囲う野心がありながら、こまめにケアができる余裕があるのも、それくらいの男性だよなと、多分口説いていた男性も、私も、
ブタにワコール#70
下着を買った。
下着専門店で、下着を買ったのは実に、5年ぶりとなる。
6年間妊婦や産後の授乳を繰り返し、ながらくまともな下着をつける間もなく、時は過ぎ去った。
私は、もう40歳が見えるところに来ていて、
「PEACH JOHNで勝負下着でも買うか」
みたいな年齢ではないことだけはわかっていた。
私は、美人なママ友の先輩にきいた。
「下着ってどこで買ってますか?どこで買っていいかわかん
最近の高校生や大学生の恋愛の悩みの9割は……#69
LINEやDMでのやり取りだ。
600人越えのオープンチャット恋愛相談では、毎日のように恋愛相談がもちこまれるが、大体はLINEの返信や、送る内容、間やネタについて。
時々ブロック確認の方法。そして返信がない場合の次の一手はどうするか。
ネット最盛期時代、挨拶をするより、認知されるよりも早く好きな人とつながれる。
そっちでは仲良くできるけど、一時的に盛り上がっても、リアルじゃないから大体は
深呼吸ができる場所#68
社会人時代、barに通うのが好きだった。
仕事の疲れも、ままならなさも、孤独も、ウイスキーを流し込んでいた。
今、子どもたちを送りだしてから、モーニングに行くとき、barに通っていた時と同じ気持ちになっているのに気づいた。
苦いコーヒーと、あったかいスープ。焼いたパンに、だれかがむいてカットしてくれたフルーツを500円で食べる贅沢。
barのチャージ代以下で、今はこんなに満たされる。
家