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無機質な男たち#小説 #2話目

無機質な男たち#小説 #2話目

仕事を早く終わらせて、お気に入りのフレンチで赤ワインを一杯飲む。

仕事が遅い渋井は、バーが開く時間まで仕事をしているだろうからゆっくり一人で腹ごしらえだ。ピザと黒豚のステーキをゆっくり食べる。

一度元カノを連れてきたけど、ひとりでくる方が落ち着くのはなぜだろう。頼む割に食べないなとか、料理が出てくる度にとってインスタにあげてるなとか、そいうのが気になって仕方なかった。

俺は気にし過ぎなのだろ

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無機質な男たち#小説

無機質な男たち#小説

「何考えてるかわからない。もう、別れよう」

このセリフでフラれたのは累計4人目で、今回は八カ月。もったほうだななんて考えてしまう。

いつの間にか空が高くなり、ピンクや白のコスモスが揺れ、スーパーの帰り道、サンダルにTシャツだと肌寒ささえ感じる季節になってきた。寂しいし、人恋しいし、なのにフラれてしまった俺は、俺なりに終わったなと思ってる。つまり、絶望している。

いつも思うのは、「仕方ないな」

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