361,362,363日目 改善はフルベットで
前例踏襲で使っていたツールで、不具合が発生した時、とりあえず、その不具合だけに対応できるようにちょっとした改善・是正で済ましてしまう事があります。
とりあえず、業務は進められるし、最小仕事で済むのでこれでいいかと納得してしまいます。
こう言った現象に対する対処をしていくと、また別の現象が発生し、その都度改善・是正が必要となります。
トータルで考えると、何回も改善していく必要が出てくるため、時間が経ってみるとあまり良い対応でなかった事に気付きます。
このような場合、現象だけに対処するのではなく、原因を特定し、その原因に対する改善を行う必要があります。
現象だけでなく、原因まで突き止めるとなると最小仕事では終わらなくなります。
それなりに時間がかかったりしたり、原因を突き止めるためのスキルや技術が必要になります。
時間が経ってみると別の現象が発生すると理解するためには、原因を押さえておく必要があります。
現象から原因を特定するためには、「なぜなぜ分析」、「根本要因分析」と言われる分析方法を使うとよいです。
「なぜ、その不具合が生じたのか?」
「Aという要因があるため」
「なぜ、Aという要因があるのか?」
「Bという要因があるため」
「なぜ、Cという要因があるのか?」
「Cという要因があるため」
「なぜ、Dという要因があるのか?」
「Dという要因があるため」
「なぜ、Eという要因があるのか?」
「Eという要因があるため」
と5回くらい要因を「なぜ?」と繰り返していくと原因がわかります。
根っこのように「Aという要因」がある理由は、複数ある事が多いので、樹形図のように広がっていきます。
なぜなぜ分析をする時はツリー構造でマッピングできる
「マインドマップ」が便利です。
パソコン上で動くフリーソフトやスマホ上で動く無料のアプリがあるので、使ってみると良いと思います。