697,698,699日目 トップがスポンサーに回ると、当事者意識やリーダーシップが欠如する
社員が自律的に動けるように、
「上司の指示命令に従う組織から、
部下が自律的に働ける組織に!」
という理想論に感化されるもの理想に近づかない。。。
2014年に発行された「ティール組織」を
目指すというバブルが崩壊し出している状態かと思います。
なぜ、理想に近づかないのか?
答えは簡単で、
「社長、事業部長、部長、課長はスポンサーではなく、
リーダー。スポンサーとリーダーは兼務できない。」
という原則に反しているからです。
トップに求められる役割はスポンサーという機能ではなく、リーダーという能力です。
スポンサーシップとか、リーダーシップとか
シップ系の言葉で役割を不明確にし、
今の組織と大きく変えることなく
流行りを取り入れる方法に騙されている。
そのことに気付き出したところではないでしょうか?
部下が自律して活動できているのであれば、
雇用契約は不要で委託契約で良いはずです。
そんなこと今すぐには無理だよね。
シップ系の言葉を使って、現状の契約体系を維持しつつ流行りのやり方を取り入れることができますよという誘惑に負けていしまったのだと思います。
自律的に働くということは、
「最終的にはフリーエージェント」になって働くことです。
その腹決めができているか?
できていないのであれば、
「自律的な組織を作るという幻想」ではなく
「指揮命令に従う組織という現実」を見るべきでしょう。
トップと言われる人、社長、事業部長、部長、課長が組織に存在しているのであれば、リーダーとしてどうのように振る舞うのか?
部下はリーダーの指示、命令に対してどのように振る舞うのか?
これを今一度考えるべきです。