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ナツメの台所

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好き嫌いが分かれるからこそ面白い

好き嫌いが分かれるからこそ面白い

独特なかおりのセロリ

好きなのか、キライなのか。
分かれる食材の一つがセロリ。 

子供の頃キライだったものが好きになるように

味覚は経験とともに姿を変える。

いっときの好き嫌いに一生付き合わなくていい。

そんなことを思えるたびに
私は経験という宝物と
過ごしてるって思えるように
なったって思えるのだ。 

あなたは、セロリ好き?嫌い?

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旬の食宅便:時間を超えるから気がつく梅仕事

旬の食宅便:時間を超えるから気がつく梅仕事

毎年恒例の梅が来た。  
必ず注文している、
この完全無農薬・無堆肥の自然栽培の梅。
 
私的な話になるけれど 

7年前。 

私の以前のお店をたたむのと
私の母の脳腫瘍が発覚するのが
同じタイミングで。
 
その先のいまだって 
持病が多い母に向けて
何ができるだろうといつも思っていた 
 
 
娘だからと思うのではなく
嫌になるときもあるけど(笑)、

母に寄り添うことも
やりたいからやって

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週末のお楽しみを作り出す楽しさを

週末のお楽しみを作り出す楽しさを

週末のお楽しみ。 

寝坊・・・

お酒・・・

時間に縛られない・・・

映画にキングダム・・・・

並べていたら自堕落な自分が
丸見えになりましたが。笑

ナツメの週末は、こんな一品を
食べ放題にしてお持ちしています。

ローズマリーの香りをまとわせたフォカッチャ

このパンをもっさりと朝から焼いていきます。

この焼き立てパンの食べ放題をご用意して
スープと生ハム、
やたらうまい無農薬の葉物

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VEJIMO2:日頃見えない部分になにを思うか

VEJIMO2:日頃見えない部分になにを思うか

 

毎日同じようにやることって
ルーティンにするほうが自分にとっては楽になる。 

 

母になって尚更その部分を強く感じるのは
大切で手放したくないことが
とんでもなく多くなってきたからだ。 

子はべったりと親の手がなくても育つと思う 

だけど

私は息子の成長をそばで感じたいと思った。 

 

家のことなんて外の力と助けを借りて、
自分はガッツリとやりたいことをやればいいしそのツールは

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苺4:いつでも何度でも

苺4:いつでも何度でも

ここ最近  
苺に取り憑かれているような私。  

苺を手に取ると
その姿にも味わいにも魅入られてしまう。

 

多分、もう盛りは過ぎ。

誰もが目につくような第一線には
並ばなくなってくる。
 

ひっそりと目につかなくなって
さくらんぼや桃に気を取られているうちに

気がついたらいなくなってるのだ。 

終わってほしくなくて
手をのばすのかもしれないけれど
こんなときだからこそ
形にでき

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バナナ好きのあなたに捧げるパン

バナナ好きのあなたに捧げるパン

ナツメのカフェで週末人気なのが
まれに出てくる、この一品。 

 

バナナが思いっきり熟れていて
私の気まぐれで焼き上げる週末のお楽しみ。

 

焼き上がってナツメのインスタに
上げた金曜日には
常連さんが家族連れで
来てくれるほどの人気。

特に男性の方から喜ばれているこの一品。

食べるほどに
 
子どもっぽい笑顔で食べてる姿に
こっちがにんまりとしてしまう一品でもある。

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苺2:そのままのあなたがいいと言われても物足りないと思う女心

苺2:そのままのあなたがいいと言われても物足りないと思う女心

大きさの揃っていない
群馬県高崎市の苺に出会ったのは

関東近郊の直売所。 

姿見のきれいな苺が並ぶ中、香り立つ苺。 

 
動物でなくても思わず近寄りたくなる
強い香り

それでいて、
大きさはバラバラ

ざっくりと味気ない箱に
入ってる苺。

きれいに重なり合う苺よりずっと
元気なこの姿に

思わず子どもたちの姿が重なった。 

日本の果物はどれも美味しい 

そのままで食べるに

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林檎2:林檎で作り出す時間をお母さんに味わってほしい

林檎2:林檎で作り出す時間をお母さんに味わってほしい

りんごが手に入ると
そのままが美味しいから
やっぱり生で食べたくなる 

特にこの信州のりんごは
果実味もギュッとしていて
少し小粒なりんご。

どうしても、何かを作り時に

子ども目線が増えたのは
ガツガツの料理人の世界から離れて 

『お母さん』 

の時間軸も圧倒的に増えたからだ。 

 

常に競争のように自分を高め
作り続けるという毎日から  

主体が自己だけでは完結しない
『お母

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林檎1:信州産のりんごを手にとったら

林檎1:信州産のりんごを手にとったら

りんご。

世界中にあふれているくだもの。

中でも日本のりんごは
とってもやさしい。 

  

生で食べてもいい 

焼いてもいい 

ジャムやジュースにしてもいい 

甘酸っぱさも心地よく
子どもの心にもするっと入ってくる、
そんな優しさがある 

 

だからこそ 

こんな優しさをもってるからこそ
甘えてばかりはいられない

果肉感もギュッと締まり
口に入れただけ
爽快さと安堵感がな

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