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旬の食宅便:時間を超えるから気がつく梅仕事



毎年恒例の梅が来た。  
必ず注文している、
この完全無農薬・無堆肥の自然栽培の梅。
 
私的な話になるけれど 

7年前。 

私の以前のお店をたたむのと
私の母の脳腫瘍が発覚するのが
同じタイミングで。
 
その先のいまだって 
持病が多い母に向けて
何ができるだろうといつも思っていた 
 
 
娘だからと思うのではなく
嫌になるときもあるけど(笑)、

母に寄り添うことも
やりたいからやっていると
ここ最近ようやく自分でも言えるようになっている 
  
息子を出産して繋がる命を実感した時
私を構成するものは、
目の前にあるじゃないかと思えたのも
母が身を持って教えてくれている持病。 
 

だからシンプルに当たり前の土台を
変えていこうとおもった。 

 

昔がいいとか
今がいいとかそういうのではなく 

塩味のあり方や
そのものの力

今までのものとは違うってものを
当たり前のものとしておきたい
私のささやかな決意だったのかもしれない。


この持病との向き合いで思ったことは
これは未来の自分の可能性としてみたら
十分に考えられることなのだ。 
 
 
そして見え方を変えていけば
この連鎖は私から息子へと変わっていく。 
 
すごく単純で一番逃れることが
出来ない事実だなって私はおもった。

その連鎖を続けていくのか
その連鎖の鎖を少しずつ変えていくのか 
 
あなたが選択している未来だと
自覚しているのかと問われている。  

 

誰が悪いとか
良いとかではない

あるがままを受け入れると
一世風靡した言葉があるならば
その言葉がすべて。


なにか、運命的なものと思われる
かもしれないけれどどんな意味でも
私達はつながっている。  

そのつながりを見ているか
無視しているかだけだ


特に大人は自覚しないといけない

自分の経ってるその今の場所まで
選んできているのは私だと。 


 
季節の仕事は、そんなわたしと
答え合わせをしているみたいだ


この1年間どうだった?


って。 


特に、私がいつも手にとっている梅は
そんな力にあふれている。



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●無農薬南高梅を栽培する中本農園

南高梅は和歌山県のみなべ町の南高校で開発されたことから南高梅と命名されましたが、そのみなべ町の山深い地域で無農薬栽培する中本さん。
梅はバラ科の植物でりんご、さくらんぼ、桃、李、プラムなどと同じ種類です。奇跡のりんごで話題になった青森県のリンゴ農家の木村さんはご承知とは思いますが、なぜあれほど話題になったかと言うと、りんごの無農薬栽培は不可能に近いからです。
農作物の中で農薬散布回数が多いのがりんごです。それはりんごの表皮がとても薄くて柔らかく、そのままでは虫や菌にやられてしまうからです。
自然食品の店などで完全無農薬のりんごを見たことがありますか?真っ黒ですよ。普通の人だったら手を出して買おうとは思えませんね。
梅はりんごと同じように表皮が柔らかくて、虫などに齧られるとそこに黒点が付いてしまいます。ですから、梅の無農薬栽培農家も全国で数えるくらいしかいません
中本さんは15年ほど前に農薬を散布していた時に蕁麻疹などのアレルギーが出始めたことから農薬に疑問を感じ、無農薬栽培に取り組みました。最初の頃はほとんど商品にならない梅ばかりで何度辞めようと思ったか知れないと言っています。
しかし、徐々に土壌質が良くなると共に虫や菌にやられない丈夫な木に育っていきました。そして、今ではこんなに美しい梅が採れるようになりました。

[旬の食宅便https://shop.syun-syoku.jp/より]

無農薬の南高梅は・・・・
★アレルギー疾患の方たちから絶大なる信頼を得ています
梅が届くと部屋中に梅の香りが漂って、とても幸せな気分になります。そして、中本さんの梅は重度のアレルギー疾患を持つ患者さんたちからは絶大なる信頼を得ています。
命に関わるアレルギー疾患を持つ方たちは食べるものも制限されていますが健康に良いと言われる梅でも農薬を使ったものは体に反応が出てしまうということです。ところが、完全無農薬・無化学肥料栽培の中本さんの梅はまったく反応しないのです。
毎年、完全予約制で梅をお届けしていますがほとんどの方が毎年繰り返してご注文いただくリピーターさんです。
中本さんはこの無農薬梅を天日塩だけで漬けた梅干しも作っているのです。
こちらも、とっても好評です。
そして、一昨年から同じ地元で無農薬栽培で梅作りを始めた谷口農園さんも一緒に出荷を始めました。

[旬の食宅便https://shop.syun-syoku.jp/より]


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ナツメに到着した途端、
花開くような梅の香り。  


きっと誰もが、あれだよねって思うこの香り。 


こんな風に時間をこえて
季節と自分をつないでいくような生活に 
とんでもなく幸福感を感じずにはいられない。 

 

出会いは常に偶然だ。 

目に入った良いと思うものを取り入れていく。  

そして、いいと思った
取り入れたいと思った 

非日常とはこういうもの。
 


当たり前はその先



人生を作り出していくのは 
大半に属する、当たり前をどうするかなのだ。

 


ナツメでこの梅が並ぶのを
今しばらくお待ち下さいませ♡


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