マガジンのカバー画像

日々

12
運営しているクリエイター

記事一覧

感情がなきゃ、人間

感情がなきゃ、人間

なりたい人物像をイメージしたり、実際になりたい人の真似をしたり、まるでなりたい人そのものであるかのように過ごしたりすると、自然と自分が変わっていく。
最近読んだ本にそのようなことが書いてあったので、「私はどういう人になってみたいかな?」と少し考えてみた。思い浮かぶのは、笑顔が多く(無理した笑顔ではなくて、本人が基本的に人生をポジティブに楽しもうとしているが故に出てくる素直な笑顔)、感情の変化を素直

もっとみる
自分や他人との「距離感」の話

自分や他人との「距離感」の話

距離感について、今年はよく考えている。

自分からそれを望んだわけではなかった。3月末で仕事を退職してから、転職活動期間中はお金の余裕がなく、娯楽で埼玉の田舎から都内に出るのは躊躇われた(通勤定期で行けなくなったのも大きい)。そのため半ば強制的に友達と会わなくなった。転職活動期間というちょっとした人生の休暇の中で、せっかくだから自分のことをより深く見つめてみようという思いにもなり、私の意識はますま

もっとみる
言葉はその人の思考を映してしまうと思うから

言葉はその人の思考を映してしまうと思うから

私は、神経質な性質ではない。例えば掃除は好きだが多少部屋にホコリがあっても平気だ。いわゆる神経質の人が気にしそうなことはあまり気にならない。

でも、言葉に関しては人一倍神経質だと思う。
言葉、考えて使ってる?って思うことがけっこうある(特にビジネスではなく日常会話において)。私に向かって失礼な言葉を使うなよ、ということでは断じてない。「あなたが意思疎通のために敢えてその言葉を選ぶということは、そ

もっとみる
夢、書いておけばいつか半分くらいは叶っているかも

夢、書いておけばいつか半分くらいは叶っているかも

夢を書いておく。
最近誕生日を迎えたので、5年先くらいまでの夢を書き留める。
夢なんて、今までは思いついた時に日記に書くだけだったけど、不特定多数が閲覧可能な状態の場所に記しておけば、自分の肝も座るというか本気で目指す気になるんじゃないかと思って。

仕事今転職活動中なので、まずは転職活動を無事終える。
ビジネスマンとして成長しようと思い続けられる職場で、30までに「私はこれができます」と胸を張っ

もっとみる
「大丈夫」と言ってくれる人を探していた

「大丈夫」と言ってくれる人を探していた

自分は自分のことが好きだ。
もう受け入れている。
でも、自分はそうでも、他人は自分のことを「大丈夫じゃない」と思っているかもしれない。
ふと不安になったとき、誰かに「私、これでいいかな?」と聞きたくなる。
そばに誰かいてほしくなる。
「大丈夫」と言ってくれる人を、探す。

本当は自分が自分にそう言ってあげられたらそれでいいのだ。
でも、それができてもなお、まだ他人の「大丈夫」が欲しくなる。
自分ひ

もっとみる
考えてていいんじゃないか

考えてていいんじゃないか

物事を考えすぎているということに、私は最近まで気づかなかった。
変わり者風の意見を披露して凄いやつだと思われたいとか、「承認欲求を満たしたい」とか(最近の人って他人に対して「承認欲求」って言葉を使い過ぎじゃない?何か、すぐ「承認欲求」って言葉で他人を貶そうとするし、「承認欲求」自体を悪者みたいに捉えてる気がする。まあ目立ちたくて悪いことする人もいるのは事実だけど、マズローの欲求五段階説のうちに含ま

もっとみる
日常に、ささやかな登場人物がいること

日常に、ささやかな登場人物がいること

今年のドラマ生活はおっさんずラブから始まった。春田と牧と部長にまた会えるという喜びを噛み締めていたが終盤はもう完全に新キャラの和泉さんと菊様の恋模様に心を持っていかれた。あんなドイケメンのおじ様がドイケメンの秋斗を想い続け、そんな彼をドイケメンの菊様が支えている。切ない菊様の片思いの年数は軽く10年以上という。そしてそのドイケメン達は皆公安なのだ。もうやっちゃってますって。完全に私は沼から出られな

もっとみる
私の季節、春。私は単純なのか

私の季節、春。私は単純なのか

昨日、嘘みたいに暖かい室温に胸が高鳴り、窓を開けて寝起きには眩しすぎる太陽光を浴びた瞬間、アナ雪のアナの「今日は戴冠式だ!」の時さながらの晴れ晴れウキウキのテンションになった。

私は春が好きだ。暖かいのが好きだ。というか春、夏、秋が好きだ。
春は、冬という寒い時期を抜けて来るからこそ、より暖かさの有り難みを感じられて気分がすっと晴れていく。
うきうきとごろごろ寝て、丁寧に朝ごはんなんか作って、本

もっとみる
読書欲がやまない、なぜ。

読書欲がやまない、なぜ。

kindle!kindle用のタブレット!ipad!楽天マガジン!ときて、ついに今日Audibleを購読した。すべて昨年末から今までにかけての出来事だ。

それまでは、本といえば紙!という主義のオナゴだったはずだ。紙で読まないと、覚えないし。本屋さんで読むから、いいんじゃない、本っていうのはさ。そんなさっくり電子でつまむものじゃないわよ。って、ちょっと気取っていたはずだ。
実際、読んでいた本のジャ

もっとみる
みんな一生迷うものかもしれない

みんな一生迷うものかもしれない

高校進学、大学進学、就職、そういうルートの具体的な行き先が決まるたびに感じた、「道を真っ直ぐに歩けている」という安堵感。
でも、その「レールを歩く安堵感」を感じられるのは、同級生がある程度同じリズムで同じ歩幅を進んでいる、大学卒業くらいまでではないだろうか。
仕事というものを始めた先は、「こう行けばいいレール」なんて何もないのだ。
学校卒業、新卒入社、数年後に結婚、出産という道。
大学院に進み、そ

もっとみる
止められない感情が夢なのだとしたら

止められない感情が夢なのだとしたら

お互いに10歳前後の頃から知っている、古くからの友達と会った。
会うのは数年ぶりだったので色んな話に花が咲いた。同じ中学だったのでその頃の話はもちろん、大学生の頃のこと、その後のことなど。
その子に「一生に一回は演技やりたいって、中学の頃言ってたよね」と言われた時、私の気持ちは10年前から変わっていなかったのだなと思った。

高校生の頃、周りの大人の顔色を伺って、正確に言えば他人の期待から外れるの

もっとみる
私は私だけのもの

私は私だけのもの

自己紹介の投稿を全部済ませてから語りのターンに入ろうと思っていたのに、日常でふと「これ、詳しく書きたいかも」と思い立った時に「でも自己紹介が…」と踏みとどまることが何度かあり、もどかしかったので、もう思ったことをどんどん書いていくことにした。

私は他人の悩みを自分のことのように聞いてしまうタイプだった。
ドラマや映画の感傷的なシーンではもれなく喰らってしまう人だった。好きだった登場人物に不幸が降

もっとみる