ありあんぬ

徒然なるままに映画と読書とアートと書いてることが多いです。 jimdoから移行中。 https://aria-tachihara-mj-love.jimdofree.com

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マガジン

最近の記事

学びはやっぱり日常にあり!

人生、生活パターンが完全一致する人間はいない。だから自分以外の人の日常を生きてみたくて想像してしまうことが時折ある。 そのアイデアを本の登場人物から貰うことも多々。なぜなら、本の登場人物の多くが日常で劇的な事象に巻き込まれるから。リア充の確率が高いのである。 でも"変わり映えのしない日常=つまらない日常"と思ってはいないだろうか?私は当初、そう思っていた。しかし、変わり映えのしない日常の中にも小さな変化はあるし、大きな変化がないことを幸せに感じられることもあると気がついた

    • 最高で最悪の衝撃作

      ヨルゴス・ランティモス監督の最新作が公開されたので、皮切り日の翌日に早速観てきた。 ヨルゴス監督といえば、96回アカデミーを席巻した「哀れなるものたち」が記憶に新しい。そして今回の作品タイトルは「憐れみの3章」。なんか似た雰囲気を感じて、実は観る前からトラウマ的な震えが出た… (原題だとそれぞれ"Poor Things"と"Kinds of Kindness"なので訳した方のメッセージはあるのかも?原題は原題で深い) トラウマというのは、哀れなる…を観た方の中には、なんと

      • 大人の🎞️📚自由感想メモ

        大人の読書鑑賞記録として読んだ後に追情報も調査したりするシリーズ(?)を第一弾の『大人の嗜好品』に続き、書いてみた。 今回は映画起点のものも含めてみた。 🌻クレイジーサマー 児童文学だけど、大人に読んで欲しい本。 黒人の人権について歴史を知ると同時に、自分の意思を持つ必要性は現在も人種に関わらず誰しもに関係があると感じた。 本の冒頭では相手の姿や口調のみで互いを判断するシーンが多かった。しかしストーリーが進むにつれ、主人公の少女たち目線ではあるが相手の態度のその理由も背

        • アート記録前半戦

          1 モダン・タイムス・イン・パリ 1925ー機械時代のアートとデザイン 機械はそもそもアートなのか?という議論があるけれど、私はデザインされたものとしてアート捉えてもいいと思っている。 機械をアートと捉える場合、モダンアートに属され、中でもレディメイドの作品を彷彿させることが多い。 今回の展示でもレディメイドとして展示されていたが、他の展示会との違いとしては、美術館で展示されるような"美術"と映画や工業・商業デザインが全てまるっと同じ空間にあったことが印象的だった。 機械に

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        • 読書記録
          8本
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          5本
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          3本

        記事

          料理とは芸術だった【試写会感想】

          先日、試写会に呼んでいただき、『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』を鑑賞してきました。 やはり、まずはレストランの雰囲気がよくて行ってみたくなりました。フランスの本店はまだ夢の段階だけど、日本支店ならば頑張ればチャンスが?!と自分に期待しています笑 具体的に雰囲気とは?というと、オーベルジュの雰囲気はもちろん、働く人々が働く空間をいかにベストな状態にするべきか試行錯誤しているところが良かったと思いました。 食材を学んで、探して、作って提供して…という、すべての流れを見

          料理とは芸術だった【試写会感想】

          度々どうしても考えたくなること

          去る2024年7月15日が今年の海の日。 祝日の有り難さを感じつつ、何を祝う日か分からなかった私だったが、改めて調べてみたところ、島国である日本として海の恩恵に感謝したりする日で良いと理解。 因みにちゃんと理解する前から毎年、私は海の日に「夏」「海」を楽しもうという意志をハッキリ持っていた。具体的にはプールや海に行ったり、かき氷を食べたりといった具合。 最近は季節を感じやすい和菓子系を食べることも多く、伊勢丹にいそいそ赴いて鈴懸さん、仙太郎さんの列に並んだり! ただ大好き

          度々どうしても考えたくなること

          リアルでファンタジー

          読書で現実逃避をしたい時、突飛な設定のファンタジーを読むより、自分の生活に重ねられそうなリアルさの中にファンタジー要素が入ってきた方が移入できると思ったことはないだろうか。 私はこの所謂"リアルでファンタジー"派だ。 共感できる!と思った方、もしくは読んで逃避チャレンジ?してみたいと思った方は下記選書をチェックしてみてほしい。 そのあとに改めて、このnoteに戻ってきた時、私の感想メモと意見交換していただけたら本望です。 🪴裏庭  :まさに大人のためのお伽話 秘密の花園

          リアルでファンタジー

          DiorのCMで感じた進化

          DiorのCMと聞いて思い浮かぶものはあるだろうか? 私は香水(Miss Dior)のCMをパッと思いつく。車を運転する女性(ナタリーポートマン)が曲に合わせて叫んでいる印象が強い。 BGMはJanis JoplinのCry Babyでお花畑や海などの背景に合わせ、フレッシュでエネルギッシュな女性に似合う香水だ、というようなイメージが伝わってくるCM。最近放映されていると思う。 しかしながら、MISS DIOR EXHIBITION Stories of a Missで歴

          DiorのCMで感じた進化

          VINEGAR GIRLってどういう意味?

          vinegarは勿論、お酢のことだけど「気難しい」という意味もあるらしい。 アン・タイラー作、『ヴィネガー・ガール』を読んだ。これは現代版『じゃじゃ馬ならし』で、シェイクスピアの原作よりも確かに状況がスッと理解しやすかった。 『じゃじゃ馬ならし』(原題は"The Taming of the Shrew")は、言うことを聞かない女性が手なづけられて従順な花嫁になってしまう喜劇、といったストーリー。 私自身、シェイクスピアが凄く好きなのだが本作については実は嫌いだ。 なぜな

          VINEGAR GIRLってどういう意味?

          時めくお菓子

          ちょっと、いやかなり前の話にはなる(2023年夏から秋くらいのこと)が、新旧和菓子を併せて味わってきての感想。 特設の「和菓子屋とき」と「とらや」のこと。 まず「和菓子屋とき」だが、GrandSEIKOが 実施しているプロモーションとなっていて、毎年シェフを変えて開催されるもの。 時計も和菓子も、時を大切にしている点で共通していて、今年でまだ2回目のイベントだという。実際に参加してみて、予約をするのはかなりハードだったし、店内はプロジェクトに共感したファンですごく盛況だっ

          時めくお菓子

          タイトルが秀逸【試写会感想】

          渋谷のユーロスペースで開かれた試写会で"drive-away DOLLS"をひと足先に鑑賞して、改めてビーニー・フェルドスタインが出演する作品は面白い!と思った。 今回は主演ではないけど、登場時間に対して爪痕がすごい。因みに前回に同劇場試写会で見た作品はビーニー主演の"How to build a girl"だったので、彼女の出演する作品は今後もユーロスペースで見たい気持ち笑 毎度、監督違えどビーニーの出る作品は大体、コメディ・ちょい下品だけどどっかオシャレさ(今回は90

          タイトルが秀逸【試写会感想】

          大人の嗜好品

          大人っぽい楽しみのアイデアを彷彿させる本を幾つか読んで、そこからいろいろ学ぼうと自主的に取り組みをしてみた記録。 🍸ヨーロッパ退屈日記 伊丹十三の本。退屈というタイトルが良い。 『実用記事満載』!の婦人雑誌と同じく、使える知識満載の本であるところが売りだと著者本人が語っている。実際、伊丹本人の目線での文章から読者は知識以上の事を学べる。 そう見るか!という部分が多々あり、外国人の外見や服装チェック描写の言葉の使い方や美しさが素晴らしい。 イギリス紳士のようにウィットに富む

          大人の嗜好品

          曜日縛りで読んでみた

          タイトルに曜日があるか、だけをみて本を借りてみました。 映画の原作だからとか、あらすじに惹かれたからとか、冒頭を少し読んで気になったとか、表紙で一目惚れとか、読み始めるのには様々なキッカケがあります。 今回は敢えてタイトル縛りで、中身とか自分に合う本なのかを一切考えずに読み切ることに専念しました。意外とアタリの本に出会えたし、読了後の達成感がすごかったです。 ★若干ネタバレ注意★ 念の為、了承の上で読み進めてほしいです。 なお感想文は常態で書いてますので悪しからず。 🍵月

          曜日縛りで読んでみた

          パワフルな女になりたくて

          3月末、久しぶりにヤマザキマリさんの本を読破しました。今回は「リスボン日記」です。予約していた図書館からやっと到着! 多分1年くらい待ちました、、。 一言で言うと、「これ書いて大丈夫?!」と終始言いたくなってしまうほど、ギリギリなエッセイでした。 今は懐かしmixiで書かれた日記で、ストレートな文章にスッキリすること間違いなしです。 読んでいくうちに気づいたこと。それは、日本ではおしゃれ旅雑誌に掲載されていても、実際に住むといろんな意味で、イメージと全然違う都市や国であ

          パワフルな女になりたくて

          想像力がある人はシャンパンを飲むらしい【試写会感想】

          服飾研究家の中野さんとエノテカ広報さんのトークショー付き、ナイトプレビューをmadame figaro招待で観てきました。作品は「ジャンヌデュパリ」!企画として素敵すぎました。 ※結構前の話になります。 16世紀の生活ギャップにビックリ まず映画のバックグラウンドについてですが、 主人公はジャンヌという女性です。 彼女はルイ15世の高娼だった女性で寵愛されていたために、王族ではないのに王妃と同じ席で食事もとるほどの待遇でした。そんな時代を激動の中、生きた女性の一生が描か

          想像力がある人はシャンパンを飲むらしい【試写会感想】

          MAKUAKE

          いつもはjimdoのマイホームページでブログを更新しています。(2024年に完全移行予定) noteに出会ったのは、演劇誌applauseの学生企画に携わった時。noteには魅力的な文章を書く人が多い!と刺激を受けました。 まだjimdoブログとの使い分けはどうするかなど考えていませんが上手くすぅーっと、こちらも使いこなせるようになりたいと思っております。(落書きイラストだけjimdoにそっと置いていくかも?など) とりあえずは素敵な書き手さんの文章を沢山読んでいきたい