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読書記録

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学びはやっぱり日常にあり!

学びはやっぱり日常にあり!

人生、生活パターンが完全一致する人間はいない。だから自分以外の人の日常を生きてみたくて想像してしまうことが時折ある。

そのアイデアを本の登場人物から貰うことも多々。なぜなら、本の登場人物の多くが日常で劇的な事象に巻き込まれるから。リア充の確率が高いのである。

でも"変わり映えのしない日常=つまらない日常"と思ってはいないだろうか?私は当初、そう思っていた。しかし、変わり映えのしない日常の中にも

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大人の🎞️📚自由感想メモ

大人の🎞️📚自由感想メモ

大人の読書鑑賞記録として読んだ後に追情報も調査したりするシリーズ(?)を第一弾の『大人の嗜好品』に続き、書いてみた。
今回は映画起点のものも含めてみた。

🌻クレイジーサマー

児童文学だけど、大人に読んで欲しい本。
黒人の人権について歴史を知ると同時に、自分の意思を持つ必要性は現在も人種に関わらず誰しもに関係があると感じた。

本の冒頭では相手の姿や口調のみで互いを判断するシーンが多かった。し

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リアルでファンタジー

リアルでファンタジー

読書で現実逃避をしたい時、突飛な設定のファンタジーを読むより、自分の生活に重ねられそうなリアルさの中にファンタジー要素が入ってきた方が移入できると思ったことはないだろうか。
私はこの所謂"リアルでファンタジー"派だ。
共感できる!と思った方、もしくは読んで逃避チャレンジ?してみたいと思った方は下記選書をチェックしてみてほしい。

そのあとに改めて、このnoteに戻ってきた時、私の感想メモと意見交換

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VINEGAR GIRLってどういう意味?

VINEGAR GIRLってどういう意味?

vinegarは勿論、お酢のことだけど「気難しい」という意味もあるらしい。

アン・タイラー作、『ヴィネガー・ガール』を読んだ。これは現代版『じゃじゃ馬ならし』で、シェイクスピアの原作よりも確かに状況がスッと理解しやすかった。

『じゃじゃ馬ならし』(原題は"The Taming of the Shrew")は、言うことを聞かない女性が手なづけられて従順な花嫁になってしまう喜劇、といったストーリー

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時めくお菓子

時めくお菓子

ちょっと、いやかなり前の話にはなる(2023年夏から秋くらいのこと)が、新旧和菓子を併せて味わってきての感想。
特設の「和菓子屋とき」と「とらや」のこと。

まず「和菓子屋とき」だが、GrandSEIKOが
実施しているプロモーションとなっていて、毎年シェフを変えて開催されるもの。

時計も和菓子も、時を大切にしている点で共通していて、今年でまだ2回目のイベントだという。実際に参加してみて、予約を

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大人の嗜好品

大人の嗜好品

大人っぽい楽しみのアイデアを彷彿させる本を幾つか読んで、そこからいろいろ学ぼうと自主的に取り組みをしてみた記録。

🍸ヨーロッパ退屈日記

伊丹十三の本。退屈というタイトルが良い。
『実用記事満載』!の婦人雑誌と同じく、使える知識満載の本であるところが売りだと著者本人が語っている。実際、伊丹本人の目線での文章から読者は知識以上の事を学べる。
そう見るか!という部分が多々あり、外国人の外見や服装チ

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曜日縛りで読んでみた

曜日縛りで読んでみた

タイトルに曜日があるか、だけをみて本を借りてみました。
映画の原作だからとか、あらすじに惹かれたからとか、冒頭を少し読んで気になったとか、表紙で一目惚れとか、読み始めるのには様々なキッカケがあります。
今回は敢えてタイトル縛りで、中身とか自分に合う本なのかを一切考えずに読み切ることに専念しました。意外とアタリの本に出会えたし、読了後の達成感がすごかったです。

★若干ネタバレ注意★
念の為、了承の

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パワフルな女になりたくて

パワフルな女になりたくて

3月末、久しぶりにヤマザキマリさんの本を読破しました。今回は「リスボン日記」です。予約していた図書館からやっと到着!
多分1年くらい待ちました、、。

一言で言うと、「これ書いて大丈夫?!」と終始言いたくなってしまうほど、ギリギリなエッセイでした。

今は懐かしmixiで書かれた日記で、ストレートな文章にスッキリすること間違いなしです。

読んでいくうちに気づいたこと。それは、日本ではおしゃれ旅雑

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