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映画記録

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最高で最悪の衝撃作

最高で最悪の衝撃作

ヨルゴス・ランティモス監督の最新作が公開されたので、皮切り日の翌日に早速観てきた。

ヨルゴス監督といえば、96回アカデミーを席巻した「哀れなるものたち」が記憶に新しい。そして今回の作品タイトルは「憐れみの3章」。なんか似た雰囲気を感じて、実は観る前からトラウマ的な震えが出た…
(原題だとそれぞれ"Poor Things"と"Kinds of Kindness"なので訳した方のメッセージはあるのか

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大人の🎞️📚自由感想メモ

大人の🎞️📚自由感想メモ

大人の読書鑑賞記録として読んだ後に追情報も調査したりするシリーズ(?)を第一弾の『大人の嗜好品』に続き、書いてみた。
今回は映画起点のものも含めてみた。

🌻クレイジーサマー

児童文学だけど、大人に読んで欲しい本。
黒人の人権について歴史を知ると同時に、自分の意思を持つ必要性は現在も人種に関わらず誰しもに関係があると感じた。

本の冒頭では相手の姿や口調のみで互いを判断するシーンが多かった。し

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料理とは芸術だった【試写会感想】

料理とは芸術だった【試写会感想】

先日、試写会に呼んでいただき、『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』を鑑賞してきました。

やはり、まずはレストランの雰囲気がよくて行ってみたくなりました。フランスの本店はまだ夢の段階だけど、日本支店ならば頑張ればチャンスが?!と自分に期待しています笑

具体的に雰囲気とは?というと、オーベルジュの雰囲気はもちろん、働く人々が働く空間をいかにベストな状態にするべきか試行錯誤しているところが良かった

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タイトルが秀逸【試写会感想】

タイトルが秀逸【試写会感想】

渋谷のユーロスペースで開かれた試写会で"drive-away DOLLS"をひと足先に鑑賞して、改めてビーニー・フェルドスタインが出演する作品は面白い!と思った。

今回は主演ではないけど、登場時間に対して爪痕がすごい。因みに前回に同劇場試写会で見た作品はビーニー主演の"How to build a girl"だったので、彼女の出演する作品は今後もユーロスペースで見たい気持ち笑

毎度、監督違えど

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想像力がある人はシャンパンを飲むらしい【試写会感想】

想像力がある人はシャンパンを飲むらしい【試写会感想】

服飾研究家の中野さんとエノテカ広報さんのトークショー付き、ナイトプレビューをmadame figaro招待で観てきました。作品は「ジャンヌデュパリ」!企画として素敵すぎました。
※結構前の話になります。

16世紀の生活ギャップにビックリ

まず映画のバックグラウンドについてですが、
主人公はジャンヌという女性です。

彼女はルイ15世の高娼だった女性で寵愛されていたために、王族ではないのに王妃と

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