マガジンのカバー画像

旅と暮らしのエッセイ。暮らすように旅する日常 🕊

71
暮らすように旅する滞在記。ADDressで、家を持たない多拠点生活をしていたときの記憶です。旅先での日々の暮らしから芽生えた感情や気付きを綴っています🕊
運営しているクリエイター

#おでかけ

夏の琵琶湖があまりにも「夏」だった

夏の琵琶湖があまりにも「夏」だった

夏の琵琶湖があまりにも「夏」だった。憂鬱なほどに暑い日、その暑さを乗り越えた先には、「外に出てよかったなぁ」と思える景色に出会う。

「あまりにも夏」という言葉には、例えば、果てしなく続く入道雲や、太陽に照らされてキラキラ光る水面、容赦なく差し込んでくる強い日差し、木陰にいるとたまにふっと吹く風、外で食べるアイス、ゆらゆらと風にそよぐ稲穂、くっきりと空との境界を見せる山の稜線、強い日差しに顔を向け

もっとみる
もうひとつの”京都”へ。綾部での豊かな里山暮らし。

もうひとつの”京都”へ。綾部での豊かな里山暮らし。

12月初旬に、京都の北部にある綾部市を訪れた。京都が大好きでたまらなくなって移住した私なのに、京都市外への地域の魅力を全然体感していないなあ、と感じていたところに、シブヤ大学さんが主催するプログラムに参加。京都市街とはまったく別の、ただただ穏やかで優しい空気を感じられて、またひとつ京都の魅力に気づけた2日間になりました。

京都駅から特急まいづるに乗車し、約1時間。綾部駅からは小さなコミュニティバ

もっとみる
2023年「訪れた街」を振り返る

2023年「訪れた街」を振り返る

私の人生にとって、旅、というものは欠かせない。1つの街にとどまり続けるよりも、ゆるりと軽やかに旅をしている方が豊かだなと思える。2021年、2022年と多拠点生活をすることで、好きな街に暮らすように旅ができる日々の心地よさを噛みしめていた。

京都に暮らしの拠点を移した2023年。もう、1週間以上の暮らすような旅をしなくなった。スーツケース1つでさまざまな街をさまようこともなくなった。暮らすように

もっとみる
『海の街について.』、ZINEを製作しました。旅暮らしの愛おしい日々について。

『海の街について.』、ZINEを製作しました。旅暮らしの愛おしい日々について。

【エッセイ&写真集『海の街について.』を製作しました!&販売します】

かわいい正方形のZINEです。私が旅暮らしをする中で出会った、忘れられない海の街について。9の街の空気を、私が見た景色と、私が味わった感情、すなわち写真と言葉で40ページにわたってお届けします。

表紙にはあえて文字を入れていません。正方形で、大好きな街の写真を入れたらとてもかわいくなったので、そのままポストカードのように部屋

もっとみる
音楽とビールと心地いい海風を求めて、森道市場へ

音楽とビールと心地いい海風を求めて、森道市場へ

音楽と、外で飲むビール、そして心地いい海風。これが、私が大好きな三大要素である。音楽は語りだしたら止まらないし、外で飲むビールはほかのどんな飲み物よりおいしいし、海からのサラっとふく風の心地よさといったら…!

そんな、私の大好き三大要素が満たされるときが、1年に1度訪れる。「森、道、市場」。日本中で行われる音楽フェスとは少し違って「モノとごはんと音楽の市場」、だ。音楽が主役というよりも、音楽もあ

もっとみる
淡路島の青い海に恋をして

淡路島の青い海に恋をして

GWに、淡路島へ1泊2日の旅をした。天気がよくて、まるで恋をするかのように、淡路島の青い海に魅せられて。また大好きな場所が1つ増えた、そんな旅の記憶です。

飛び込んでくるのは、青と緑の世界三宮の駅前でレンタカーを借りて、明石海峡大橋をわたり、淡路島へ。長い長いトンネルを超えた先に、あっと驚くような青い青い海が飛び込んできて、誇張でもなく「わぁ!」という声が自然と漏れてしまう。

太陽にあたって水

もっとみる
山と海の街で過ごす、夏の旅【和歌山1泊2日スケジュール】

山と海の街で過ごす、夏の旅【和歌山1泊2日スケジュール】

2日間、和歌山に行ってきた。家を持たずに旅をしながら暮らしライフスタイルをほぼ1年間続けてきたけれど、「旅行」をするのは、とっても久しぶりな気がする。

旅をしながら暮らす、はあくまでベースは「暮らし」だ。暮らしの合間に少しだけ旅(観光)をする、という感覚。だからこそ、2日間まるまるっと「旅をする」、というのは久しぶりなように感じるのだ。

和歌山は、山も海もあって本当にいいところだった(大学生の

もっとみる
京都暮らしの備忘録Vol.6「観光と暮らしの間の休日」

京都暮らしの備忘録Vol.6「観光と暮らしの間の休日」

私はいま、京都のゲストハウスでプチ定住をしている。どんな暮らしをしているかというと、普通に週5で働いて、週2で休みを取るような暮らし。だから観光というよりは果てしなく「暮らし」をしているという感覚で日々暮らしている。

賃貸に住むわけではなく、かといって毎日遊んでいるわけでもない。仕事もするし普通に暮らす。そんな観光と暮らしの間で休日を楽しめるのが、プチ定住の特権だ。

そこで今日はプチ定住をして

もっとみる
京都暮らしの備忘録Vol.4「祇園祭に毎日通う」

京都暮らしの備忘録Vol.4「祇園祭に毎日通う」

7月の京都、街全体がお祭り気分で浮き立っていて、その空気の中で街を歩いていると、とってもワクワクした気分になる。そして、京都で仮暮らしをしている私は、祇園祭の魅力にどっぷりと浸かってしまい、毎日のように祇園祭に通っている。

祇園祭について全然知らなかったけれど、知れば知るほど面白くなってきたので、ちゃんと祇園祭を知って楽しむことにした。毎日四条や烏丸に通って、祭りの雰囲気を存分に楽しむ、その途中

もっとみる