#SF小説が好き
SF小説の未来予知が間違っているとkawaii【読書記録】
アーサー.C.クラーク「火星の砂」を読みました。
1950年ごろ書かれたもので、SF大家の長編2作目になります。開拓中の火星を訪れた作家の物語。
初めての宇宙旅行で離陸に緊張する主人公、「水鉄砲式」で水分を補給していたが重力が戻ってくると嬉しくなってコーヒーを器に入れて飲みたくなる船員。つい持っていたものを落としてしまい、いけねえ重力あるんだった重力重力、ってなる感じ。
火星探索の前に「無重力
【読書】火垂るの墓は急にガンダムにならない「宇宙の戦士」(改稿)
ロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」新訳版を読みました。
「パワードスーツ」を着て戦う小説で、数多くの漫画、アニメに影響を与えています。刊行されたのは1967年。
カバー絵のいかにも「ちょっと前のロボットアニメ」っぽいイメージで読んだ。(原題がSTARSHIP TROOPERS)
そのイメージからすると、すごいギャップがあった。
「機動歩兵」部隊の主人公は、金持ちの父に歯向かい、勢いで軍
【読書】太田光をぎゅ〜っと原稿用紙1200枚に圧縮したら。 笑って人類!
爆笑問題の太田光書き下ろしSF長編娯楽小説「笑って人類!」を読んだ!
完全なネタバレはしませんがある程度内容にふれて語りたい!
お笑い芸人がお笑い以外のジャンルで、ふだん表に出さない過去や暗黒面をぶつけてくるパターンがある。
ビートたけしが北野武になるんだら、太田光が超絶ダークな内容できてもおかしくないと身構えて買ったのに、出てきたのは愛するSF、ギャグ、ミステリー、オタク文化への愛もある、娯
【読書記録】アイザック・アシモフとキン肉マンがつながることもある
今流通している古本はきれいなのがほとんどで、ブックオフも昔の狭い古本屋の、あの独特の爺さんの服みたいなにおいがしない。
これのページ開いたら歴史の臭いが漂ってきて、うわ、これ久しぶりだなこの感じやべー、と面白がって読んでいたら体がかゆくなってきた。衛生的な生活に慣れすぎている。
アイザックアシモフの短編「火星人の方法」を読みました。
火星の水不足を解消するために、氷の粒でできている土星の輪を