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夏の旅で食べたもの(前編)
酷暑にも負けず、京都 経由 島根の旅に行ってきました。
ふだん、食べるものを写真に撮る習慣はないのですが、今回の旅では思い立って記録してみることに。
そうして撮った写真を見返してみると、まあ~、呆れるぐらい食べてますな~。体脂肪が気になるお年頃なのに~(苦笑)。
夏の旅の思い出として、映えない記録写真ではありますが、ひたすら載せてみたいと思います。
※後編に続く(予定)
ゲラ読み感想『あなたの教室(仮)』
早川書房から9月に刊行される予定の『あなたの教室(仮)』。
そのゲラ読みモニターに参加しました。
(タイトルの(仮)はもう外して良いのかもしれませんが、ゲラ段階では付いていたので、そのままにします。)
『あなたの教室(仮)』は、フランスの作家、レティシア・コロンバニによる小説。
話題となった『三つ編み』、『彼女たちの部屋』に続く3作目です。いずれも翻訳は齋藤可津子さん。
前の2作がた
鏡に映る自分を見るということ <1>
小田原のどかさんの『近代を彫刻/超克する』(2021年、講談社)を読んだ。彫刻家であり詩人でもある高村光太郎に関心をもつ者にとって、同書はとても刺激的な一冊だった。
読了してまもなく、2021年12月下旬から、小田原さんが国際芸術センター青森(ACAC)で光太郎の「乙女の像」(十和田湖畔にある、二体の女性像が向かい合う彫刻)にかかわる個展をされるということを知り、青森の冬に畏れをいだきつつも、
鳥の言葉、人の言葉 ~ 小川洋子『ことり』
森のそばにある職場なので、春から初夏にかけて、野鳥の繁殖シーズンにはいろいろな鳥のさえずりが聞こえてくる。とはいっても、聞き分けられる鳥の声はたかが知れている。ウグイス、ホトトギス、ツバメ、スズメ、ヒヨドリ、シジュウカラ……。そのなかで最近ひときわ大きく、多彩な声色で鳴く鳥がいて、それがガビチョウだということを知った。外来種で、その豊かすぎる声量から、街なかでは騒音とされることもあるようだ。野鳥
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