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教育記事から教育を考える

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教育関連の記事の中から気になるニュースをピックアップ。現在の日本の教育事情を解説していきます。お子さんをお持ちの方、教育関係者の方の参考にしていただければと思います。
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記事一覧

自分の好き勝手にやるためには、やらなければならないことがある。

自分の好き勝手にやるためには、やらなければならないことがある。

世界の神話を読んでみると、神様はいたってわがままで、利己的で、とんでもなく始末に困る存在だ。やりたい放題なのだ。だから、神話の中の神様は、まさに人間の素を体現していると言えるのだが、しかし、実際のところ人間はそこまで行くためには、神様が経験しない要素をクリアしなければならない。つまり、神様の領域に達するためには、人間にはやらなければならないことがある。

それは、何か。それは、自分の出来ることを必

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孤独でいる時、私たちは深く自分と対話が出来る。

孤独でいる時、私たちは深く自分と対話が出来る。

人間には孤独の時間が必要だ。私たちは一人の時にもう一人の自分と対話をし、今までの自分を振り返り、未来へ向けてのスタートを切ることが出来る。私たち人間の自我構造は、本来的な自我(生まれた時から持っている自我)と社会的な自我(内なる他者「親の価値観を心の中に取り込んだもの」をモデルにした人間関係が出来る自我)からなっている。だから、他人と
いると自我は社会的な自我が働き、本来的な自我との対話が出来ない

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基礎基本を徹底する教育をするからこそ、新しい問題が解けるのだ!(全国学力調査、プログラミング初登場  ICTの問題ふんだんに  朝日新聞4月19日)

基礎基本を徹底する教育をするからこそ、新しい問題が解けるのだ!(全国学力調査、プログラミング初登場 ICTの問題ふんだんに 朝日新聞4月19日)

文科省の学力調査に新傾向の問題がどんどん出ることは良いことだ。だが、その新傾向の問題を解くための基礎は、既存の学習科目の中にあることを教師も保護者も忘れてはいけない。

今回出題された小6のプログラミングの問題を見たが、明らかに、算数と国語の融合問題だとしても良いようなものだった。プログラミングという語句が問題の中にあるというだけで、実際は算数の図形が理解され、国語の読解がしっかりできれば解けるの

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形式的な平等と実質的な平等をどう実現していくのか(医学部合格率、初めて男女逆転 昨年の入試 文科省調査 朝日新聞 2月20日)

形式的な平等と実質的な平等をどう実現していくのか(医学部合格率、初めて男女逆転 昨年の入試 文科省調査 朝日新聞 2月20日)

全国に81ある国公私立大の医学部医学科の2021年度入試(21年春の入学者を選抜する試験)で、女性の合格率が13・60%となり、男性を0・09ポイント上回ったことが、文部科学省の調査で分かった。データのある13年度以降で、女性の合格率が男性を上回ったのは初めて。女性の方が男性よりも合格率が低い大学の割合も初めて半数を切った。

2018年に話題になった医学部の男女差別による合格率の問題が、2021

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特定の職業従事者の犯罪を報道する意味(盗撮に個人情報流出…山梨で相次ぐ教員不祥事 県教委「非常事態だ」 朝日新聞 2月1日)

特定の職業従事者の犯罪を報道する意味(盗撮に個人情報流出…山梨で相次ぐ教員不祥事 県教委「非常事態だ」 朝日新聞 2月1日)

教員の不祥事の報道が、昔より圧倒的に多い。
昔(と言っても、40年前まで)は、それほど教員の不祥事は報道されてはいなかった。それは、昔の方が不祥事が少なかったからなのだろうか。もし、そうであれば、それこそ大きく報道されても良いようなものだ。
そういう比較ができるデータが手元にないので、昔と今の不祥事の件数を比べることはできないが、それにしても昨今、不祥事の報道が多すぎる。

教員という職業が、聖職

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社会のメンタリティーを見つめ直す時ではないか(東大前刺傷、容疑の高2「以前から計画」当日に下見か 朝日新聞 1月17日)

社会のメンタリティーを見つめ直す時ではないか(東大前刺傷、容疑の高2「以前から計画」当日に下見か 朝日新聞 1月17日)

大変な事件が起きた。大学入学共通テストの初日に、東大の試験会場の路上で刺傷事件が起きてしまった。それも、東大を目指していた有名進学校の生徒が犯人だ。当然、世間は、この事件にいろいろな反応を示した。ネットの記事でしか情報はないが、その犯人像が、徐々に浮かび上がってきている。

このような事件が起こった場合、私たちは、何を問題にするべきだろうか。教育問題として考えた方が良いのか。それとも、犯人の特異性

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なぜ、18歳から成人なのか?(4月から18歳で「成人」改正民法が施行へ NHKニュース 1月1日)

なぜ、18歳から成人なのか?(4月から18歳で「成人」改正民法が施行へ NHKニュース 1月1日)

成人年齢の引き下げは明治9年に定められて以来初めてで、この春からは18歳になったら親などの同意を得なくても、クレジットカードやローンなどの契約をすることが可能になります。
ほかにも、有効期間が10年のパスポートの取得や、日本と外国、両方の国籍を持っている人の国籍選択、公認会計士や司法書士などの資格の取得、それに性同一性障害の人の性別変更の申し立てなども18歳からできるようになります。一方、飲酒や喫

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わいせつ教員の撲滅を!(わいせつ元教員、復職に自ら「更生」を証明 文科省が厳格化指針 朝日新聞 12月22日)

わいせつ教員の撲滅を!(わいせつ元教員、復職に自ら「更生」を証明 文科省が厳格化指針 朝日新聞 12月22日)

 文部科学省は22日、来年4月施行予定の「教員による性暴力防止法」の運用指針案をまとめ、公表した。わいせつ行為で教員免許を失った元教員が免許の再交付を申請する際、元教員自身に更生したことの証明を求め、医師の診断書を提出させるなど厳格化する。
 
 防止法は今年5月に成立した。これまでは子どもへの性暴力で懲戒免職になって教員免許が失効しても、3年たてば再交付を受けられたが、更生状況などから都道府県の

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教員研修を良質なものに!(教員免許更新制、来年度早期に廃止へ 新しい研修制度は23年度から 朝日新聞 11月19日)

教員研修を良質なものに!(教員免許更新制、来年度早期に廃止へ 新しい研修制度は23年度から 朝日新聞 11月19日)

免許の更新制度は、不適格教員をなくすために行われた感がある。
しかし、重要なのは教員の質・教授法の質を上げることだ。だから、一律に10年ごとに免許更新の研修をすることにはあまり意味がない。教員によって、抱えている問題が違うからだ。もっと言えば、成長段階が違うからだ。

教育委員会は、色々な研修メニューを「お金をかけて」企画することだ。私も神奈川県や千葉県・青森県・三重県で、教育委員会の依頼で、教員

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情報の吟味をすることだ!(京大 霊長類研究所元教授の論文4本を捏造と判断 記載の実録がなし 朝日新聞 10月15日)

インターネットの世界では、フェイクニュースは常識になった。情報元としてインターネットを活用するのであれば、慎重に考えなければならないと誰もが思う時代になった。しかし、リアルな出版の世界や学術論文で、このような権威ある大学の、それもある程度有名な学者が、論文や著作で実験結果の捏造をするというのは、なかなか聞かない。随分前に、考古学の捏造が日本では問題になったことはあるが、それ以来のことではないか。

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教員の働き方改革は、ここから始まるのではないか! (公立校教員の残業代訴訟、請求を棄却 埼玉地裁 毎日新聞 10月1日)

教員の働き方改革は、ここから始まるのではないか! (公立校教員の残業代訴訟、請求を棄却 埼玉地裁 毎日新聞 10月1日)

私立学校の理事をしている時に、教員の残業代や休日出勤手当が社会常識からは随分とかけ離れていると驚いたことがある。そして、その学校での学園改革の一環として、給与体系を一新した。退職金と支給給与の関係を見直し、在職中の給与を厚くして、退職金の比重を下げた。その結果、10年以上前から、その学校は、働き改革を行ったことになった。

今回の訴訟は、ある面、教員の給与体系に一石を投じたはずだ。この裁判での裁判

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学校の序列化が時代を無視する原因になっているのか!?(丸刈り強制「きつかった」法廷で元生徒訴え 県相手取り損害賠償訴訟 朝日新聞 9月7日)

学校の序列化が時代を無視する原因になっているのか!?(丸刈り強制「きつかった」法廷で元生徒訴え 県相手取り損害賠償訴訟 朝日新聞 9月7日)

熊本の名門高校で、未だにこのようなことが行われていることに、まず驚く。文武両道を謳い、質実剛健的な校風であることはHPを見ても良くわかるが、地方公立高校、特に、歴史のあるナンバースクールでは、もしかしたら、このようなことが現在でも各高校で行われている可能性があるのではないか。この時代の流れを無視した校風や、昔から続く因習のような活動を、どうして誰かが問い質すことが出来なかったのか。ここが大きな問題

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この訴訟問題で考えること!(対面授業なし、「制約は当然」学費返還訴訟で大学側 朝日新聞 8月25日)

この訴訟問題で考えること!(対面授業なし、「制約は当然」学費返還訴訟で大学側 朝日新聞 8月25日)

とうとう、このような訴訟が起こったか!というのが、この記事を見た最初の印象だ。学生側と大学側では、多分、求めているものが違うのだ。そして、この問題は、教育に対する中身の問題とも関係するのではないかと思う。つまり、「教えること」をすれば、それだけで教育が全うされるのかということだ。

教える場面に、自分と教師以外の他者が存在し、その他者とのやり取りを通じて、また、その他者の行動を見ることを通して、何

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何かを勘違いしてしまう土壌があるのかもしれない!(小学校校長をパワハラとセクハラで懲戒処分 栃木県教委  朝日新聞8月4日)

何かを勘違いしてしまう土壌があるのかもしれない!(小学校校長をパワハラとセクハラで懲戒処分 栃木県教委  朝日新聞8月4日)

今回の記事を読んで、私は一つの仮説を立てた。教育界における小さな世界の中の上位者(一つの学校の頂点に立つ校長や理事長)は、その所属する小さな世界の中では批判者が出にくいので、自分自身の立場や能力を過大評価しすぎる傾向が強く、夜郎自大になりやすいのではないだろうか、というものだ。

今回の記事から推測すると、校長という立場を利用して、自分の欲望を満たそうと色々なことをやっていたらしいが、そういう自分

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