自分の好き勝手にやるためには、やらなければならないことがある。
世界の神話を読んでみると、神様はいたってわがままで、利己的で、とんでもなく始末に困る存在だ。やりたい放題なのだ。だから、神話の中の神様は、まさに人間の素を体現していると言えるのだが、しかし、実際のところ人間はそこまで行くためには、神様が経験しない要素をクリアしなければならない。つまり、神様の領域に達するためには、人間にはやらなければならないことがある。
それは、何か。それは、自分の出来ることを必死にやって皆に認めてもらうことだ。自分の好き勝手にやるためには、つまり、神様になるためには、今、目の前にある自分の出来ることをやり遂げることなのだ。そうしなければ、神様のようなわがままは出来ない。
まあ、人間は神様にはなれないのだから、自分のやるべきこと、やれることを徹底してやることだ。そこにしか自分の生きる道はない。そう心を定めて、出来ることをしっかりやっていこう。やりたいことをやるのではダメだ。その特権は神様にしか与えられていないのだから。