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2024年になってから、ここではない場所で、街に関する日記を更新しています。URLはお問合せくださった方にお知らせします(ページ下部の「クリエイターへのお問合せ」ボタンから)。このnoteでは、これまで通りコラム的なものを書いていきたいと思っています。Thanks!
図書館に閉じ込められたかった
どんな憂鬱な日も、図書館で本を借りた瞬間にたちまち元気になる。
貸出カードをスキャンした司書の方が「あ、予約の本がきていますね」と、半年ほど予約待ちしていた本を後ろのカウンターから持ってきてくれる時など、思わず「待ってました!」と心の中で大向こうをかけてしまう。返却棚に置かれている本を眺めるのも好き。もう数冊借りられるという時には、さっきまで誰かが借りていた本をそこからセレクトすることも多い。
貸
「振り返らず 錆びた風は続くだろう」
何せ、切なさ大好き女なので。
今あるものを失ってもいいと思う狂気を飼い慣らせずにいた。
昔からセンチメンタルな話が好きだし、
好きになるのはロマンチストばかりだ。
私はリリイに、ルーシーに、ジェニーになりたかった。
でも、決して簡単に喪失するな、
その手にあるものは、絶対に手放してはいけないんだと。
だってこの世界はリアルで無様で、だからこそ切なく、
それはとてもロマンチックなことなんだと。
そ
生きる理由とかけがえのない人生
昨日、まるで妊娠が夢の終わりのきっかけだったように書いたけれど、今の私をこの世に繋ぎとめているのは間違いなく息子の存在だ。その価値は失った可能性や夢よりずっと大きく、息子を産まなければ私は無傷でその先の人生を生き抜くことはできなかったと思う。
その答えは「何かを成して、何者かにはなれたかもしれないが、間違いなく壊れていた」。
そんな結末を考えずに思い描く華やかな世界は、ただの甘い妄想でしかない