図書館に閉じ込められたかった
どんな憂鬱な日も、図書館で本を借りた瞬間にたちまち元気になる。
貸出カードをスキャンした司書の方が「あ、予約の本がきていますね」と、半年ほど予約待ちしていた本を後ろのカウンターから持ってきてくれる時など、思わず「待ってました!」と心の中で大向こうをかけてしまう。返却棚に置かれている本を眺めるのも好き。もう数冊借りられるという時には、さっきまで誰かが借りていた本をそこからセレクトすることも多い。
貸出冊数の限界まで借りた13冊を、ほくほくしながらリュックに詰めると、それぞれの本