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アート・美術、美術館・博物館・ミュージアム、展示

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アート・美術、美術館・博物館・ミュージアム、展示に関する情報や鑑賞記録など。
運営しているクリエイター

#美術館

「レオ・レオーニと仲間たち」展:板橋区立美術館

「レオ・レオーニと仲間たち」展:板橋区立美術館

デザイナーで『スイミー』などの絵本作家としても知られるレオ・レオーニの企画展。

デザインや絵本の仕事を紹介。

絵本のイラストは、本によってさまざまな画材を使用している。
絵がかわいい。

「さくらももこ展」森アーツセンターギャラリー

「さくらももこ展」森アーツセンターギャラリー

漫画、イラストの原画やエッセイ、立体物、仕事場の紹介や仕事道具の展示。

『ちびまる子ちゃん』は子どものとき読んだので懐かしい。
『コジコジ』は未読なのだが、部分的に見るところ世界観がとてもいい。

事前に時間指定予約してチケットを購入するのだが、それでも入場まで列に並んで待った。

「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」展:東京ステーションギャラリー

「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」展:東京ステーションギャラリー

日本にもショップがある、イギリスのデザイナー、テレンス・コンランの企画展。

家具や小物単独だけでなく、インテリア全体のコーディネートや本、さらにはレストラン、「食」のプロデュースまで行った。
販売の仕方なども画期的だったそう。

イギリス・ロンドンにあるデザインミュージアム(The Design Museum)を設立し、後進や若者へのデザイン教育にも注力した。
このミュージアムは次回イギリスに行

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「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」ワタリウム美術館

「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」ワタリウム美術館

最大6人の参加者(鑑賞者)が美術館内とその外に出るツアーに参加する「展示」。所々でパフォーマーのスタッフがガイド役となる。

普段は非公開のバックヤードにも足を踏み入れる。インスタレーションやサウンドアートの展示でもあり、パフォーマンスアートでもあり、鑑賞者が出演者にもなるイマーシブシアターのようでもある。

20分の間隔を置いて約50分の各ツアーが始まるのだが、その時間のずれをうまく利用した演出

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「デイヴィッド・ホックニー展」「あ、共感とかじゃなくて。」東京都現代美術館/「ガウディとサグラダ・ファミリア展」東京国立近代美術館

デイヴィッド・ホックニー展写真やiPadを使ったりもしているが、絵を描く(ペインティング)が本当に好きなのだなあと思わせられる展示。

「あ、共感とかじゃなくて。」現代作家の作品を体験できる展覧会。夏休み期間ということで若者に向けた企画で、説明やキャプションにもそうした対象者向けの言葉遣いが見られる。

山本麻紀子の、部屋や巨人の歯。武田力の、小学生からかかってくる質問の電話(電話が鳴り、受話器を

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「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館開館20周年記念展

「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館開館20周年記念展

森美術館のコレクションを多数含む企画展。キャッチコピー?副題?は「みんなで学ぼう、アートと世界」。

企画展の入り口に、本展を鑑賞した子どもや学生の感想の言葉と話す映像、これまで同美術館で展示した作品のアーティストの国・地域を示した地図を掲げている。これらは、展覧会のタイトルの「ワールド」(世界中のアート作品を扱う)と「クラスルーム」(一般の人々にアートを広める)のコンセプトを示したものなのだろう

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「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」国立新美術館

「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」国立新美術館

館長の逢坂恵理子さん企画の展示らしいが、日本での蔡國強さんの個展は2015年に横浜美術館で開催された「蔡國強展:帰去来」(見に行った記憶がある)以来とのことで、逢坂さんが以前は横浜美術館の館長だったから、ということか。

大きな1つの展示室プラス小さめの展示室を使用。壁には所狭しと作品とキャプションが並び、中央の空間には立体作品や大きな絵画を展示。キャプションの文字がとても小さくかなり読みづらかっ

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「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」国立新美術館

「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」国立新美術館

「光」をテーマに、18世紀から現代までのテート美術館所蔵作品を並置して展示。絵画が主だが立体作品もある。

ウィリアム・ブレイクの作品が見られてうれしい。ジョン・エヴァレット・ミレイの《露に濡れたハリエニシダ(Dew-Drenched Furze)》などを見ると、人が描いた絵を通して自然の美しさを発見するみたいなことが芸術にはあるなと思う。

光はどうしても宗教性、神秘性を帯びる。光は人間が生きる

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見に行った美術展・展覧会・美術館・博物館・庭園・寺

「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」国立西洋美術館

「版画で「観る」演劇 フランス・ロマン主義が描いたシェイクスピアとゲーテ」国立西洋美術館

「諏訪敦「眼窩裏の火事」」府中市美術館

府中市美術館 常設展「みること・つくること・さわること」

東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

東京国立博物館創立150年記念 特別企画 デジタル技術×

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『レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人』松岡希代子著

『レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人』松岡希代子著

美術館学芸員として、デザイナーや絵本作家として活躍したレオ・レオーニの展覧会を企画した著者がつづる、レオ・レオーニとの関わりや、その作品、魅力についての本。

レオ・レオーニの絵本としては、『あおくんときいろちゃん』『スイミー』『フレデリック』などがよく知られている。

「ルール?展」21_21 DESIGN SIGHT:結婚の契約書から死後の電子データによる「復活」まで

「ルール?展」21_21 DESIGN SIGHT:結婚の契約書から死後の電子データによる「復活」まで

「ルール」とは何か、という観点から現代アートを体験できる展示。かなり面白かった。

展示内容、出品作品「鑑賞のルール」
佐々木 隼(オインクゲームズ)

「21_21 to "one to one"」
早稲田大学吉村靖孝研究室

「ルールのつくられ方(法令の場合)」
企画構成:水野 祐 菅 俊一

「行列のルール」
企画構成:菅 俊一 田中みゆき

「あなたでなければ、誰が?」
ダニエル・ヴェッツ

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「国立新美術館開館15周年記念 李禹煥」展覧会

「国立新美術館開館15周年記念 李禹煥」展覧会

「もの派」の美術家、李禹煥(リ・ウファン、1936年~)の東京では初めてとなる大規模な回顧展。

絵画あり、立体作品あり。屋外展示や作品の中に入り込めるものもあり、かなり楽しい。スマートフォンで聞ける無料のオーディオガイドもあり、作家本人や担当学芸員の話も聞ける。