愛用の洗濯乾燥機の延命 その7 〜泣きっ面に蜂 修理編 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
熟考した上で1度買ったからには大切に…
これが私の大切にしている習慣。
こ20年位前に買ったドラム式洗濯乾燥機。異音からの不動に見舞われてのお話です。
経緯
小手先では改善しない…
買い替えもピンと来ない…
ボールベアリングの寿命か、モーターそのもののシャフトが寿命か… という見立てで、分解して修理するかぁ~と決断。しかし開けてビックリ…
軽いノリでの分解、モーターと台座との固着からモーターへの配線を一本毀損するも、3時間を2クール使って分解完了。ついでに洗面所も綺麗に…
修理。ドラムの軸のボールベアリングは錆びて固着し交換不能だけどベアリングは注油で使える状態に。ブラシレスモーターも至る所錆びて固着していたものの浸透性潤滑剤で処理、有機モリブデン系とフッ素系の油脂で仕上げ小康を得たのでした。
前回の作業でコネクターからモーター駆動用の配線を切ってしまった後始末を辛くもし、全てを組み上げ直して修理完了。
今回はその後の不具合の再発という話。
(ネタバレですが、小康を得た後の多重故障(笑)、泣きっ面に蜂状態だけど“マゾ”なんで負けない(大笑))
残念ながらブラシレスモータの錆が酷かったのか、次第にまた回転が重くなって行きました。フッ素樹脂も高負荷の場所には不向きなのでそれも良くなかったと見立てました。
もう、分解は手慣れたものです。給水栓を止め、電源プラグを外し、裏蓋に固定されているアース線を外し、再度裏蓋を2枚外し、熱交換器を外し、モーター電源プラグとセンサーを外せばブラシレスモーターは外せる状態になります。
手慣れたのでざっと30分弱かなあ…。ブラシレスモータを外して観察すると軽く固着していました。フッ素樹脂も変質し錆と混ざって潤滑剤の機能を果たしていませんでした。酸化膜がまだまだ残っていて、高速回転で膜が剥がれて油脂に混入してしまうのは落ち着くまで仕方のないことかと…。そこでグリス系の潤滑剤ではなく、浸透性の高いサラサラ系の油脂に変更することにしました。
先ずは汎用の浸透性潤滑剤で、酸化膜が混入した古いグリスを洗い流しました。ついでに酸化膜を除去する目的で、潤滑剤を浸透させ10分程度放置して可能な範囲で拭き取るという作業を数回繰り返しました。
酸化膜も大分落ち着いた感じです。
仕上げにマリン用の浸透性潤滑剤で
仕上げて完了としました。ここまで2時間弱かなぁ。いつもの様にコーヒーを飲みながらの落ち着いた作業でした。(笑)
そしてモーターを取り付け、手でドラムを回すも重くて動かない…。一応電源を入れて試運転をすると… 動かない…。固着はしていないけどサラサラの油脂では役不足という感じかと。
まぁ。こんなこともあるさと今度は有機系モリブデンを試そうということに。
モーターは綺麗に仕上げた状態なのでそのまま注入して手で回すもとても重い。一応試運転。回るんだけど高回転にならない。
ん~~。その時に泣きっ面に蜂。何とモーター駆動用の配線のギボシ端子が接触不良に。一寸押さえてやれば通電するのですが不安定。これまた2時間も掛けて色々試すもののそもそも四角い穴に円筒系の端子を突っ込むことに無理がある…
ということで2重苦を背負い込んでしまいました。
閑話
実はその時に海外絡みの事務処理が不調で作業途中に銀行に行ったりと…
正直…輻輳(ふくそう)多重苦の感じで…
もぅ… ヘトヘト
こんな日もあるよね~
ケセラセラ…(笑)
(que será, será 。なるようになるさ)
閑話休題
何だかんだで半日以上費やし時間切れ。
使えない状態のまま組み上げて取り敢えず一晩頭を冷やすことにしたのでした。
こういう時ってありますよね。
つづく
蛇足
こういう日は吾妹との美味しい食事とお酒が効きますよね(笑)
これもまた大切な習慣ですよね。