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適応障害、休職

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2022年4月に上京、就職したものの、2022年8月に適応障害と診断され、休職中です。休職中に感じたことや生活などを書いています。学生時代から調子が悪かったので、その辺もはいって…
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#休職

休職中、留年中、適応障害。

起き抜けで、昨日の残りの麻婆豆腐と卵スープを温め直した。それを今食べてる。

noteを開いて、起業家の人が書いた記事をなぜか読んだ。すごいな〜と思った。なまじっか、大学の学部がビジネス系だったこともあり、アントレプレナーシップだの、イノベーションだの、その類の話を聞く機会が多かった。

「成功するために努力をしなければならない」って思ってた。思ってる。現実は、休職中、留年中、適応障害。平日の8:

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「真っ直ぐに進んでいくだけが人生じゃない」

「真っ直ぐに進んでいくだけが人生じゃない」

帰省した。最終日に恩師に会いに母校に出向いた。ところてんのように学生が押し出されて、空になった所にまた学生が詰め込まれる。同じことを繰り返す単純作業のように、大学は大学として存在していて、先生は相変わらず学生を指導していた。

昼頃に行って、学生たちの発表が続いた。OBとしてチョロっと後輩たちにアドバイスをしてみたりもした。19:30まで学生の発表を聞きながら待って、先生と駅まで歩いた。いろいろ話

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休職日記#2

部屋から家財道具が無くなった。冷蔵庫、電子レンジ、椅子、机、その他一式。多少の夢と大きな不安を抱えて出てきた東京で、自分は自分に負けた。

「自分はできるんだ」という虚勢は、日々の不安がすべて溶かしていった。誰にも責められていなかったし、誰にも怒られなかった。ただ自分で自分を責めて、追い詰めて、心が耐えきれなくなった。

半年前に借りた部屋を引き払う。身の程を知りたいから。大きく見せて、綺麗に見せ

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休職日記

最近は、台風到来に伴う気圧変動に殺られ、メンタルが落ちぶれていた。「自分がいる意味なんてない」「消えてしまえたらいい」などという、教科書に載っているような抑うつ気分になっているというメタ認知をしながらも、抑うつ感から逃れられずにいた。

とにかく何もやる気が起こらなくてベッドに臥せる日も少なくない。みたいな話を医者に言ったら、薬の量が増えた。

上京するときには、ある程度の高給取りになるつもりでそ

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留年したけど内定出てたから就職したら5ヶ月で休職になった。

留年したけど内定出てたから就職したら5ヶ月で休職になった。

大学院を留年した。でも内定が取り消しにならなかったから就職した。そしたら、5ヶ月目で適応障害になって休職した。24歳、厄年。

ギリギリまで耐えて、限界になって留年を先生に伝えた。苦しさを抱えたまま就職してなんとか頑張っていたら、体調がおかしくなった。

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「苦しい時は逃げよう」「何よりも自分を大切にしよう」そういう言葉に助けられた数年だった。できない自分を責め切って、自分を殺さずに済んだ

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人より時間がかかる

僕はこの感覚を知っている。変化しない景色。同じところをただ回り続けて、何の記憶も残らない無為な生活。空気と飯を入れて出す以外、目的を失った人間が至るのは虚無なのだ。

母は東京は息子を送り出す時に「人間生活をやめないこと」を約束してきた。 コロナ禍を含めたこの数年で、この言葉の意味を痛感している。人とのナマの交流を失うと、生活からは色が失われる。

虚無からは何も生まれない。花が咲くのは、種を蒔い

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