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"専門性"と"コミュニケーション"を両立させる技術
こんにちは。たかっちです。
デザイナーとの打ち合わせ後、そんなモヤモヤが残りました。
私の「製造現場の感覚」は、
なぜ「デザインの言葉」に
変換できないんだろう。
新商品の開発会議。
デザイナー、エンジニア、マーケター。
みんなプロフェッショナル。
でも、どこか噛み合わない。
「使いやすさを重視したい」
「でも、見た目のインパクトは?」
「システム的な制約があって...」
まるで、それぞれが違う言語を話しているよう。
会議室の空気が重くなったとき、
ふと机の上のスケッチブックが目に入りました。
その時、製造現場での光景が蘇りました。
新人指導で困ったとき、
よく図を描いて説明していたことです。
言葉が通じないなら、
"見える化"すればいい。
私はスケッチブックを手に取り、
絵を描き始めました。
「お客様はこんな風に使うんです」
簡単な人物画と、使用手順。
「製造現場ではこういう工夫が必要で...」
工程を示す矢印と、チェックポイント。
すると、面白い変化がありました。
デザイナーが
「ここをこうすれば...」
エンジニアが
「それなら、この方法で...」
マーケターが
「この説明なら伝わりそう!」
それぞれの専門性が、
一枚の紙の上で出会い始めました。
【専門性を橋渡しする技術】
1 「見える化」の力
図やイラストは、万国共通の言語。
複雑な説明も、シンプルに伝わる。
2 「翻訳」の意識
相手の専門用語を、自分の言葉に置き換える。
そして、共通の表現を探す。
3 「余白」の大切さ
すぐに答えを出さず、相手の視点を待つ。
その間で、新しい発見が生まれる。
先日、企画の商品が完成しました。
手に取ってみると、
デザインの美しさ。
機能の使いやすさ。
製造の確かさ。
それぞれの「プロの想い」が、
ひとつの形になっています。
打ち合わせ室の壁には、
あの時のスケッチが貼ってあります。
少し乱雑な線と、
たくさんの書き込み。
でもその一枚に、
専門性という異なる色が混ざり合い、
新しい色を生み出した瞬間が
記録されているんです。
PS:今日も新しい打ち合わせがありました。
スケッチブックを開くと、
誰かが小さな絵を描き足していました。
その光景に、思わず笑みがこぼれます。
私たちの「共通言語」は、こうして少しずつ育っているんですね。
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