マガジンのカバー画像

頭のすみっこ日記

120
頭のすみに残っている些細なことを、せっせと文字に起こした日記。
運営しているクリエイター

#私のイチオシ

仙台駅で伊坂幸太郎作品の舞台を巡る

仙台駅で伊坂幸太郎作品の舞台を巡る

つい先日、休暇をとって仙台に行ってきた。

これまで北海道を除けば、栃木より上の県は訪れたことがなかったので、初めて東北の地に降り立つことに。

旅館で2泊3日。特に観光もせずに、2日目などは宿でだらだらと本を読んだり、思い立ったら温泉に入ったり、ぶらぶらと散歩をしたりして過ごそうかと画策していた。まるで文豪みたいな過ごし方だ。

しかし、とは言っても、旅館のチェックインまでそれなりに時間があった

もっとみる
「ミッケ!」がくれた宝物

「ミッケ!」がくれた宝物

子どものころ夢中になった絵本と言われて
真っ先に思い浮かんだのが「ミッケ!」だった。

「ミッケ!」とは、ジーン・マルゾーロ氏によって作られた謎解き絵本で、ミニチュアサイズの雑貨やおもちゃを紛れ込ませて作られた精巧なジオラマによって、現実世界とフィクションの世界が入り混じったような、不思議な世界が舞台となっている。

不気味なお化け屋敷を探検する「ゴーストハウス」に、空や森、積み木でできた街など、

もっとみる
全野菜ピクルス化計画

全野菜ピクルス化計画

一人暮らしを始めてからというものの、日々、頭を悩ませていたのがどうやって野菜を摂取するかと言うことだった。

まず前提として、自分は野菜がめちゃくちゃ好き。
炒めた野菜も煮た野菜も何でもござれ。

何なら生野菜はワンボウルくらいであれば
毎日食べたいぐらい。

しかし、日々の生活の中で野菜をたくさん食べようとしても、一人分の食事を作るために色んな野菜を使い切るのは、忙しい毎日の中だとそれなりに難し

もっとみる
駄菓子屋の心得

駄菓子屋の心得

どれだけ成長して大人になったとしても
お菓子を選ぶ時と言うのは胸が高まってしまうものだ。

スーパーやコンビニのお菓子コーナーでは、定番とも言えるお菓子がずらりと揃っていて、季節限定の味ともなるとついつい手が伸びてしまう。

四季とともに移り変わるお菓子コーナーは見ていて飽きないし、昔から知っているお菓子を商品棚の隅っこで見つけたりすると、ちょっと嬉しかったりもする。

そんな風に、お菓子が集まる

もっとみる
何度でも戻ってくるイヤホン

何度でも戻ってくるイヤホン

無くすことが非常に多い物の一つが、イヤホンという存在だ。

数年前に有線のイヤホンからワイヤレスイヤホンに買い替えてからというものの、幾度となく姿を消した存在だったのだけど、なぜだかその度に自分の手元に舞い戻ってきた。

そもそもなぜこんなに無くすのかと言われれば
その絶妙な「サイズ感」にあると思っている。

大きすぎず小さすぎない、掌に収まるほどの手頃な大きさなので、ポケットにもすんなりと入るし

もっとみる
高い椅子を買うのは間違っているのだろうか

高い椅子を買うのは間違っているのだろうか

椅子にお金をかけることは、間違っているのだろうか。

何だかよくあるライトノベル作品のタイトルみたいになってしまったけれど、今回の本題であることには違いない。

普通の人にとって「椅子」に対して求めること。
それは「座れる」こと以外に他ならないだろう。

それこそが椅子の本質であり
そのために主に製造されている物。

座ることのできない椅子など、消臭できないファズリーズみたいなもので、存在価値すら

もっとみる