8月25日(水)、第1075回 「成就」
この世の中は、
「思う」、
「行う」、
「成就する」、
の繰り返しです。
つまり、
「思う」
というものが先ずあって、
「行う」
ということに結びつけて、
「成就する」
という形があらわれる。
ですから、
思っていても、
行うをしなければ、
成就しない、
また、
何も思わずに、
ただ行っていても、
成就しない、
そういう意味では、
とてもわかりやすい仕組みに
なっている訳です。
ところが、
思っていて、
行うをしても、
まったく成就しない、
さっぱり努力が報われない、
なんてことは、
本当にたくさんある。
それはなぜなのか?、
ということです。
ここで、
とても不思議なことは、
何も思うことなく、
たまたま何かを行ったことで、
成就したり、
たまたま思うというだけで、
何もしていないのに、
成就したり、
人生では、
そういうことも起きる、
ということです。
「因」「縁」「果」
の法則に思いをはせれば、
自ずと答えにたどり着ける。
すなわち、
「思わない」
「しない」
ということも、
何かの成就において、
必要になることがある、
ということです。
「思わない」
「しない」
も、
「思う」
「行う」
の、
選択肢のひとつ、
と考える。
長い人生、
誰しも、
行き詰まることだってあるの
です。
努力は、とても大切。
しかし、
見当違いの努力に執着しない
ことは、
ただただ努力を重ねる、
ことよりも、
もっともっと、
大切になってくるのです。
感謝、合掌
慈永
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