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生きづらさ

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#子育て

『子供の責任感』

『子供の責任感』

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキでございます。

 今回は、子供の責任感をどう育んでいけば良いのかを考察していきたい。

 さて、今回の記事も『不労のすすめ』同様、自己申告制の有料記事としたいと思う。
 初めての方に軽く説明すると、note上では有料設定すると、料金を払うまでは文章が読めない設定になり、読んでくれる人を逃す可能性が高いと考え、読み逃げ、タダ読みが発生する事を承知の上で、自己申告制

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『不労のすすめ』②〜仮面の少年〜

『不労のすすめ』②〜仮面の少年〜

 連載一回目を読み、二回目を開いて下さったあなた、ボクはあなたの人生が心配だ・・・。
 というのはロクデナシジョークで、実にありがたい事だと思っている。 

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキがお送りする仕事論エッセイ『不労のすすめ』も今回でめでたく第二回目を迎えたわけだが、昨日公開した第一回目の購読料を支払って下さった方が早速3人も現れ、入金は2,000円だった。
 つまり、応援として購入個数を

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『不労のすすめ』①〜父はコピー忍者〜

『不労のすすめ』①〜父はコピー忍者〜

 あなたは「仕事」をしたくないと思った事はないだろうか?

  
 告白しよう。

 何を隠そうボクは、物心がついてから42歳になろうとしている今に至るまで、 「仕事」をしたいと思った事がない。
 残念ながら、ただの一度もである。

 しかし、そんなボクが近頃、「仕事」の事をよく考えている。
 というのも、ボクの今の経済的状況が、かつてない程にピンチに陥っている為である。

 とはいえ、だ。ボクが

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「自立」とは何なのか?

親や教育者が、
子供を自立した人間に育てたいという目標を掲げる事は、よくある事だと思う。

しかし、
自立を強いる事、促す事で、
本当に人は自立できるのだろうか?

ボクは、そんな疑問を抱かずにはいられない。

何というか、
モヤモヤするのである。

そもそも、
自立とは何なのだろうか?

weblio辞書では、

1 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在するこ

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感受性

同じ環境で育っても、
ウツになってしまう人、
ならないで済む人が
存在する。

その理由を
カウンセラーさんに
尋ねてみた事がある。

すると、
こんな答えが返ってきた。

「あ〜、
それは感受性ですね。」

「AさんとBさんでは、
感受性の強さが全く違います!」

カウンセラーさんの言った
感受性とは、
一体どういうものなのだろうか?

感受性とは、
外界からの刺激を受け取る
アンテナの強さを意

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社会に自分を合わせなきゃ!という思い込み

心を病んだ人、
生きづらさに悩む人の多くが
感じている事
それが、

「社会に自分を合わせなきゃ!」

という思いだろう。

しかし、
それこそが
心を病む理由になっている。

何故、
社会に自分を合わせなきゃ
という思いが
心を病む一因になるのか?

その思いが、
「自分のもの」
ではないからだ。

社会に合わせなければの
「社会」
とは何なのか?

それはおそらく、
「一般常識」
と言い換えら

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不得意とどう付き合う⁉︎

人の悩みは、
ほぼ全て人間関係に行き着く、
と以前書いた事がある。

生きづらさを
感じている人の中で、
人間関係の構築や
コミュニケーションが
不得意だという
自覚がある人も
多い事だろう。

ボクはコロナ以前から、
家で仕事をしてきた為、
「あいつ仕事してねえな」
と思ったご近所さんもいた事だろう。

そんな視線が痛い。

そう思う事も
幾度と無くあった。

こちらとしても
心が過敏になってい

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他者との境界線

人間は
肉体的には明確に、
自分と他者を
分けて考える事ができる。

ところが、
精神においては、
他者との境界が曖昧だ。

自分は自分、
他人は他人、
という考えの元に
全ての人が生きていければ
良いのだが、
現実はそうなってはいない。

セクハラ、
パワハラ、モラハラ、
「きめハラ」等々、
他人の気持ちを害する行為は
やめるべきと叫ばれて久しいが、

これらの行為は、
他人の、精神における

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勉強しろ!は、子供を壊す⁉︎

勉強する事を
強いるべきなのか?

本人の意思に任せるべきなのか?

意見はわかれるだろう。

どちらかと言えば、
強いるべきという意見の方が
多いのでは?
という気もする。

ボクの意見は逆だ。

ボクは、
子供に勉強する事を
強いるべきではない
と考えている。

そもそも、
大人であろうが、
子供であろうが、
やりたいとも思っていない事を
他人にやらされた場合、
心地よい、楽しいと
感じられな

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誰の為の子育て⁉︎

ボクは現在、
パートナーとその息子と
三人で暮らし、

子育てにも参加している。

以前は
当然子供と暮らすような事は
無かったが、
その間もずっと、
子育てに対しての考えを
書いてきた。

子供もいないくせに、
子供を育てた事もないくせに、
子育てを語るな!

という人が時々いる。

一聴すると正論にも思える
この主張だが、

ボクは間違っている

と思っている。

何故なら、
そう言う人の子育

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子育てにおける罠

子育てにおいて、
親がハマりがちな
罠がある。

それは、
子供に成功してほしい、
立派になってほしい、
と願う事だ。

そう思うのは当たり前だ!

何言ってんだバカヤロウ!

子供に失敗してほしい親がどこにいる⁉︎

などの声が聞こえてきそうだ。

しかし別に、
成功するな、
立派になるな、
失敗しろと願え 
と言っているわけではない。

成功するも
失敗するも、
子供の人生であり、
期待という

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