感受性

同じ環境で育っても、
ウツになってしまう人、
ならないで済む人が
存在する。




その理由を
カウンセラーさんに
尋ねてみた事がある。


すると、
こんな答えが返ってきた。




「あ〜、
それは感受性ですね。」


「AさんとBさんでは、
感受性の強さが全く違います!」




カウンセラーさんの言った
感受性とは、
一体どういうものなのだろうか?



感受性とは、
外界からの刺激を受け取る
アンテナの強さを意味している。


それは例えば、
誰かの話し声や、
誰かの表情、
空気、
感情等だ。


つまり単純に言うと、
感受性が強いとは、
刺激に敏感であり、
些細な事にもよく気付き、
繊細な心の持ち主
という事になる。


それはある時、
優しさに変換される事もあれば、
几帳面さに変換される事もあり、
豊かな表現に変換されることもある。

感受性の強さは、
他とは一線を画する個性となり、
生きる上で大きなメリットに
なり得るものである一方で、


その繊細な心が、
生きづらさに繋がって
しまう事もある。



強すぎるアンテナが、
常に拾ってきてしまう刺激に
敏感に反応してしまう為、
ストレスを抱えやすいのだ。



このストレスを
抱えやすい性質こそが、
うつ病をはじめとする心の病を
招いてしまう要因の一つに
なってしまうのである。



しかし、
対処法が無いわけでもない。



まずは、
自分は感受性が強い人間である事を
自覚して欲しい。



そして、
感受性の強さがもたらすものは
デメリットだけでなく、
沢山のメリットもあるという事を
知ってほしい。

感受性の強さを
マイナスのものとして
大袈裟に捉えるのではなく、
外界からの刺激に敏感で
繊細な心を持っているという
一つの特徴として捉えると良い。


その上で、
自分が気持ちいいと
思える環境に身を置き、

自分の能力がプラス方向に
発揮される活動をすれば良い。



その時、
あなたは、
他の人にはなかなか真似のできない
「できる人」になっているはずだ。




感受性の強さは、
どうしても生きづらさに
繋がってしまいやすい為、
マイナスのものと捉えがちだが、

上記のように上手く利用すれば、
これ以上ない程の
強い武器になり得る。


少し見方を変えるだけで、
少し立ち位置を変えるだけで、
あなたはあなたの所属する社会にとって、
何かしらの大きな利益をもたらす人に
なるかもしれない。



今日はこの辺で。


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