子育てにおける罠
子育てにおいて、
親がハマりがちな
罠がある。
それは、
子供に成功してほしい、
立派になってほしい、
と願う事だ。
そう思うのは当たり前だ!
何言ってんだバカヤロウ!
子供に失敗してほしい親がどこにいる⁉︎
などの声が聞こえてきそうだ。
しかし別に、
成功するな、
立派になるな、
失敗しろと願え
と言っているわけではない。
成功するも
失敗するも、
子供の人生であり、
期待という名の押し付けは
禁物だという事である。
期待するという事は、
自分と他人の境界を無視し、
相手の領域を侵している事に
他ならない。
子を成功に
導きたくなる気持ちは
よくわかるが、
それは子の主体性を
奪う事になり、
かえって
能力が発揮できない人間に
育ってしまう可能性が高い。
だとすると、
親が子に
してあげられる事は
何なのか?
それは、
子供を導こうとしない、
道を用意しない事。
そして、
子供を邪魔しない事だ。
子供は、
常にアンテナを張っており、
自分の興味を引くものを
探している。
そして、
それを見つけた時、
とてつもな集中力を持って、
そこに向かう。
人を傷付けるような事、
法を犯すような事、
本人に命の危険が
及ぶような事以外は、
止めるべきではない。
子供を信じて、
見守るのがよい。
求められた時、
ステップアップの為に
大人の力が必要な時だけ、
サポートすればよい。
子供のやる事を止める、
口を出すという事は、
子供を信じていない事と
イコールになってしまう。
子供は、
その事を敏感にキャッチするし、
表面上親に従っていても、
親に対する信頼感は
弱くなっていってしまう。
子供を信じる事、
子供に決定させる事こそが、
親子の信頼関係を作り、
子の自己肯定感を強くする。
これこそが
「成功」の種になるのだ。
今日はこの辺で。
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