双極性障害を抱えながら、家事を楽にこなすヒントが詰まった1冊|七草みずきさん8冊目の本:『がんばり過ぎない生き方』を読んで
七草みずきさんの本を読みました。本書は双極性障害(双極症)2型をテーマにしたシリーズの8冊目のようです。今回のタイトルは『がんばり過ぎない生き方』です。
双極性障害は、「鬱状態」と「躁状態」を繰り返します。「躁」は「鬱」とは逆の状態で気持ちが明るくなり、傍目から見ると鬱病が治っているかのように見えるようです。
1型は、異常なほどハイに見えるらしく、明らかに常軌を逸していることがわかります。しかし2型は根が明るい人とか、ちょっと上から目線で、負けん気が強いのだろうか?と見えるようで、性格なのか病気によるものか判断が2型の難しいところのようです。
双極性障害は根治が難しいようで、躁鬱の中間にご自身をキープするのが事実上の治療方法のようです。キープするには、躁転、鬱転のきざしを把握し、お薬によるコントロールも必要なようで、言うほど容易くないというのが実情のようです。
さて、本書はそんな双極性障害2型について、「頑張る」をテーマにした作品です。先ほど述べたように、躁鬱の中間のキープが大切なのですが、それを崩す要因の一つが「頑張る」ことのようです。
七草みずきさんによる本のご紹介
ご本人様による本書のご紹介です。このときは体調を崩されていて、執筆も大変だったようです。お疲れ様です。
本作品のシリーズ内の位置付け
七草みずきさんの双極性障害シリーズは11作でてまして、今回読んだ本は、8作目になります。
1作目:ご本人のメンタル不調への向き合い方
2作目:ご家族のメンタル不調への向き合い方
3作目:仕事を休んでメンタル不調を直す時の心構え
4作目:仕事を休まずにメンタル不調を直す時のコツ
5作目:老後を視野に入れたメンタル不調の付き合い方
6作目:メンタル不調を武器に多岐の作品をかき分けるWEBライター処世術
7作目:ストレスをなるべく溜めずに双極性障害を乗り切る方法
と進んできておりまして、今作のタイトルを付けるとしたら、以下のようになるかもしれません。
「双極性障害にとっての大敵過度な「がんばる」気持ちとの付き合い方」
あ、1作目から勝手に命名しております。勝手に申し訳ないです🙇
頑張ることは、心を擦り減らしていること
頑張ることは、希望の進学をしたり、会社に入ったりと人生においては大切なことです。ただ、メンタル不調になっている場合、頑張ることは決して良いことだけではなく、むしろメンタル不調を悪化させることもあるようです。
ストレスをストレスと捉えず、頑張り続けることですっかり意欲をなくしてしまい、寝ていることしかできなくなったりするのです。特に双極性障害の方はそうなってしまうようなのです。
主婦の目線でいかにがんばらず楽して自分を労わるか
七草みずきさんは主婦をされているので、どうしても主婦業をしなければなりません。主婦業をサボるとご家庭内で支障がでてきます。本書では主婦の立場から、いかに頑張らないでタスクをこなす方法が書かれていました。
本書を読んで改めて思いましたが、専業主婦はすごく忙しいですね💦今さながら思い知りました。傍目からみるとずっと家にいるので、仕事はあまりない印象の方もいるかもしれません。実際は、ありとあらゆる業務がたくさんあるのが専業主婦のようです。
その仕事を、何の対策もしないでこなしていくと、疲れ果ててしまいます。なので家事を楽にこなしていくには、「手抜き」が大切なのです。
「手抜き」と聞くと悪い印象に捉える方もいるかもしれません。だけど「手抜き」は大切なことに時間を集中させるためには欠かせないことなのです。そして、主婦の自由時間をもっと確保してくれて、心も休まる時間も増えるので良いことなのです。
主婦で双極性障害な方で、家事など主婦業が辛いという方にお勧めの1冊だと思います。
3行日記:1週間遅れの風邪かもしれない
1週間くらい前でしょうか。お正月に子どもが風邪をひいちゃいましてようやく落ち着いてきたかと思ったら、自分が同じ症状のようです。
熱はないけれど、喉が痛くて、咳も出て嫌な感じです。潜伏期間からして、たぶん感染源は外だな💦
安静にしていようと思います。
1年前:クルマのデラックスグレードを調べていたようです
クルマのデラックスは、「豪華」という意味なのですが、実際は,最低グレードの別称になっているようなのですね。
その歴史を紐解いていました。今改めて読んで思いましたが、最初に何気に始めたことって、後々にも見直されずに受け継がれるところが日本らしいですね。笑
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