ChatGPTを授業で使うときに知っておきたい3つのポイント
こんにちは。ぐうぽんです。
学校現場でもChatGPTを校務に利用して効果を発揮した事例が少しずつ聞かれるようになり、少しずつ活用が広がりつつあります。
業務改善、効率化の面でもこれは非常に助かりますが、こと授業になると(私も含め)どう取り入れたらいいのかと悩んでしまうと思います。
私が試験的にChatGPTを使った授業を実践して得た経験をもとに、私なりの取り扱い方について書いてみようと思います。
1.ChatGPTの特性を知る
軽く別記事でも書きましたが、まずはChatGPTのことを知りましょう。
ChatGPTについて分かりやすい本を見つけました。こちらに記載されている内容を引用しながら考察したいと思います。
①得意なこと
ChatGPTの得意な分野は以下のとおりです。
これらを見ると、文章系に強いと言えます。
文章を書く人にとっては、まさに強いアシスタント!
ネタに詰まっても、ChatGPTにお願いしたら色々アイデア出してくれそうです。
(そういえばこのnoteにもAIアシスタント機能がありますね)
②苦手なこと
逆にChatGPTが苦手な分野は以下のとおりです。
学習データが基盤ですから、情報が少ないと弱みになるようです。
そして意外なことに、AIだから理数系に強いと思っていたら案外向いていないとか。
書籍によると、割り算すらもできないようです・・
特に初期の頃よく耳にしたのが「○○について教えて」と聞いたらぜんぜん違う答えが返ってきたという話。
ChatGPTは、既存のデータに基づいて確率的に並べて提示するシステムなので、どうしても日本語がおかしかったり正誤が入り混じったりします。
たとえある程度の整合性はあったとしても、質問内容によってはトンデモ回答をするので、検索として使うのは控えたほうがいいでしょう。
また、ChatGPTが保持している情報は2021年9月までであって、それ以降の情報がない点も、検索や未来予測に向かない理由とも言えます。
従って、ChatGPTは文系に優れていて、理数系に弱い特性を持っていると言えます。
2.活用場面を考える
さて、ChatGPTの特性を知りましたので、次に、授業のどういった場面で使うかを考えましょう。
先述しましたが、ChatGPTは文系に強く、理数系に弱い特性があります。
これを踏まえた上で授業で一番使いやすいのは、「文章作成やアイデアの提案」ではないかと思います。
お試しで実践した4年生国語での手紙の下書きでは大変重宝しました。
私自身そこまで言葉の語彙力が多くないですし、なんとなく~の知識しかありませんので、そういった面でもChatGPTは人間の持ちうる知識を補うだけでなく、教科書で示された内容と相違ない文章構成をする一方で、間違いや見解に正誤が生じるので、子どもたちには「あくまで参考程度として利用するもの」と伝えました。
3.考えるツールとして使う
そもそもChatGPTは、質問に対して膨大な学習データから統計データをもとに答えを引き出しつなぎ合わせるシステムなので、彼らの中には正解も不正解もありません。
ですので、出された答えが合っているか間違っているかを判断するのは、人間にしかできません。
だから、出された答えに対する知識を持っていなければ、「ああ、そうなんだ」と納得してしまう危険性がありますので、それを逆手に取って「本当にそれでいいのかな?」と子どもたちに発問し、全員で考えるツールとして活用する方法もあります。
情報を疑うクリティカルシンキングの考えや、真偽を確かめることは、ITリテラシーの観点からも重要です。
そういった面でもChatGPTは文章作成を助ける存在だけでなく、考える力を高めるツールとしても注目できると思います。
簡単にChatGPTの活用について書きました。
文系に長けていることを鑑みると、国語を中心とした活用が見込めると思います。
他にも道徳での意見サンプル事例もありますので、国語に限らず授業展開によってその用途は多岐に渡ると思います。
なお活用を検討する際、小学校は児童の使用が規約上禁止されていますので先生が子どもたちの意見を収集して利用するようにしましょう。
中学校は先生との連携で、単独利用は高校生からが望ましいようです。
詳しくは文科省発表のガイドラインを参考にしてください。
私も実践してみて、これはすごい!と思いました。
活用次第で大きく教育方法が変わります。
ぜひ失敗を恐れず、果敢に挑戦してみてください!
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