一ノ瀬 猛

臨床獣医師です。NOTE初心者。お酒大好き。たいがいお酒飲みながら書いてます。 職業柄、常に、今ある現象&結果(病気)から原因を探り、プロセスを見つけ、解決(治癒)を目指すという思考回路を持つ。

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日本語英語教育に物申す 〜なぜ英語を習得出来るようにならないのか〜

中高のみならず、大学・社会人になっても専攻は違えど散発的に英語を勉強をしてきたのに、習得し自由に使いこなせてるとは言い難いもどかしさ。漠然と感じているそれを、言語化することによって、原因を浮かび上がらせ、その解消を目指します。 まずはじめに、日本語英文法用語について挙げてみたい。 日本語の英文法用語は、日本の英語黎明期に、先人達が苦労して、日本語をあてたり、作ったりした造語だと思いますが、ーーーいや、この際、大胆に言わせて欲しい。極めて特殊な人間だからこそ、あの当時(明治初

    • 冠詞と名詞 ー総括ー

      冠詞と名詞についての今までの総括です。 各参考書から検討してみます。 In April, I introduced the coach of my tennis club to an ex-wife of my brother, and by june the two were already married. (4月に、私のテニス・クラブのコーチを、弟の離婚した元妻に紹介したら、6月には二人はもう結婚していた) the coach of my tennis club コー

      • 英語はモノに対して常にカテゴリー分類する ー日本語と英語のモノに対する認識の違い 冠詞と名詞について4ー

        英語はモノに対して常にカテゴリー分類する どういう事かと言うと 日本語は、一人称視点だから、モノは目の前にあって、それは何?と言う認知。 しかし、英語は、俯瞰視点ゆえに、モノに対して、カテゴリー分類し、その中のどれ?という意識が常にある。 上のルーレット。概念的に、aの位置を定めたら、幾ら回しても、aの位置に来るモノを指すのが"a"で不定冠詞。 一方、"the"で、そのカテゴリーから、7を区切って特定したら、ルーレット回してどの位置に行っても、7をtheで特定したので、7

        • それは現実か ー冠詞と名詞について1ー

          「冠詞と名詞について」の続きです。 ※本記事の下線はリンクですのでクリックしていただければ詳細記事に飛びます。 英語は冠詞があったり単複厳密だったりと、日本語と随分違います。 至極単純に、違うと言うことは、英語と日本語では、モノに対する認知の仕方が違うということを意味します。モノに対する認知が違うと言うことは、noun≠名詞ということに繋がる事になります。※日本語英語ではnounは『名詞』と訳されている。マーク・ピーターセン著「日本人の英語」p29でも『英語の名詞と日本語の

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          仮定法の消失 ー仮定法のユウレイ5ー

          本記事で、ついに、仮定法は消失します。 今まで、仮定法について、長々と「仮定法のユウレイ」1〜4にも渡り解説しましたが それらを総括すれば 以下の発生プロセスにより、仮定法は構造的に存在しない。 と言う結論になります。 本記事により、意味的にも無い事になり、仮定法は完全なる虚構だったという事を証明します。 ※past form(過去形の原語)。past fromは多義的なので、時間の差しか意味しない日本語の「過去形」と同じではありません。 ーーーーーー 日本語英語はpas

          仮定法の消失 ー仮定法のユウレイ5ー

          選挙について

          みなさん、選挙に行かれましたか?? 私は期日前投票してきました。 政治が悪い。 とよく言われますけれど・・・・ それは、与党政党が悪いのでもなく、政治家、議員さんが悪いのでもない。 今の日本から言えば、半分近くの選挙に行かない有選挙権者が悪いのだと思います。 良くも悪くも選挙結果の責任を、有選挙権者が取っているだけなのです。 それがルールで、民主主義ってもんです。 だから、政治の結果について文句を言ってもしょうがないのです。 だから、選挙に必ず行きましょう。 選挙権を行使

          選挙について

          仮定法の真の姿 ー仮定法のユウレイ4ー

          現在形と過去形の原語present form, past formを、時間で分けるのではなく、以下のようにすると、時制の問題として長年悩ましてきた、「完了形」と「仮定法」がわかりやすくなるので、ご紹介します。そしてそこから、仮定法の真の姿を引っ張り出してみます。 present form(現在形の原語) 話者に関係がある、関与できる世界 past form(過去形の原語) 話者に関係がない、関与できない世界 このようにする根拠は 古・中英語で独立した動詞変化として存在し

          仮定法の真の姿 ー仮定法のユウレイ4ー

          仮定法過去完了の完全解説 ー仮定法のユウレイ3ー

          仮定法のユウレイ2の続きです。※下線はリンクですので、クリックしていただければ、解説記事に飛びます。 文法という、規則、ルールは、頭の中に描く「絵」と「動き」があるから、生まれますが、はたして、ネイティブやバイリンガルは頭の中にどんなことを描いているのか?どうして、そのルールになったのか? 「仮定法のユウレイ」シリーズなどで、それを探ってみました。 仮定法過去完了を解説する前に、ここで確実にしてもらいたい事を三つ+1を列挙します。 過去形と過去完了形は、英文法用語にとらわ

          仮定法過去完了の完全解説 ー仮定法のユウレイ3ー

          仮定法は分類 ー仮定法のユウレイ2ー

          「仮定法のユウレイ」の続きです。 ※下線はリンクですので、記事中、クリックしていただければ、解説記事に飛びます。参考にしてみてください。 仮定法とは表題のとおり 仮定法はただの分類 なんだか、突拍子もなく、「何言ってんだこの人」と笑ってしまいますが、話として気楽にお読み頂き、結論までお付き合い頂ければ、幸甚です。 きっと、仮定法がスッキリ解決、雲散霧消するのではないかと思います。 わたしには暗い帷が上がり、さしこんだ金色の朝日で、世界がはっきり見えたように感じました。

          仮定法は分類 ー仮定法のユウレイ2ー

          canとmayを混同させる妖怪 〜canとmayの違い〜

          結論から言うと、あなたを混乱させる正体は、canを「〜できる」という日本語にしたため生じた妖怪です。どうぞ最後までお付き合いください。※canが「〜できる」意味ではない事は「canの意味は日本語にありません」を参考にしてみて下さい。 さて、詳しく見ていきましょう。 ⚪︎ His story may be true. × His story can be true. えっ?ばかな!!なんでcanはダメなの? バツ、マルの理由は、ネットでググったり各参考書にあたっても、わか

          canとmayを混同させる妖怪 〜canとmayの違い〜

          「宇宙はなぜ このような宇宙なのか」ー人間原理と宇宙論ーを読んで

          「宇宙はなぜ このような宇宙なのか」 ー人間原理と宇宙論ー 青木薫著 全部理解できたわけではないけれど、なんか色々考えさせられ、何度も読み返そうと思いました。 人間原理とは、宇宙と人間との関連性を述べたものなのですが それは 宇宙があるから人間が存在できたという 宇宙>>>>>>∞・・・人間 という関係じゃ無くて、 人間があるからこの宇宙が存在するという 宇宙=人間 等価にする考え方 人間が存続できない宇宙は今の宇宙では無い。 ヱヴァンゲリヲンのようにファースト

          「宇宙はなぜ このような宇宙なのか」ー人間原理と宇宙論ーを読んで

          名詞とnounの違い ーnounは名詞では無い 冠詞と名詞について2ー

          英語のnounは日本語で『名詞』とされています。 OXFORD wordpower DICTIONARY for learners of Englishによると "a word that is the name of a person, place, thing or idea: 'Jane', 'London', 'table' and 'happiness' are all nouns." とあり、確かに日本語の名詞の意味とまったく同じです。 しかし、もし、日本語と同じ意

          名詞とnounの違い ーnounは名詞では無い 冠詞と名詞について2ー

          英語のモノには最小単元(単位)と言うものがある ー冠詞と名詞について3ー

          『単元』とはネイティブ全てが共通に認識している、モノの認知の最小の形態単位。 リンゴ一個、キュウリ一本、自動車一台が単元(モノの認知の最小単位)。それはネイティブ全てが共通、認知した形。 至極単純に、この最小単位がどんな物か知っているから、an-, some-sにnounを用いて、聞き手も、話手と同じ物がわかるのです(共通認知で知っているからこそ、限定詞やs、コレが実体、体を表すことになるのですが、日本人には、この時、nounが、日本語の名詞のように、体を表しているように

          英語のモノには最小単元(単位)と言うものがある ー冠詞と名詞について3ー

          英語ではモノは風景 ー冠詞と名詞について5 日本語と英語のモノの捉え方の違いー

          唐突ですが、英語においては「モノは風景の一部」です。 日本人が考えているモノとは異なる認知の仕方をしています。 モノの認知の仕方が根本的に違うことを示唆する現象 ロス典子著「ネイティブの感覚で冠詞が使える」p11と75では ネイティブと会話していた著者がI like apple.と言ったら、ネイティブは困惑、会話が止まってしまった。しばらく考えた後、"I like apple."は "What kind of pie do you prefer, apple or pum

          英語ではモノは風景 ー冠詞と名詞について5 日本語と英語のモノの捉え方の違いー

          冠詞と名詞について

          冠詞や名詞は難しい。 それなのにナゼ、ネイティブの小学生は完全理解し自由に使いこなせているのだろう。言語が違うから、もう既に我々は日本語脳が完成しているから、などと言われてますが、そんなことで簡単に片付けてしまうと、そこで原因探求が止まってしまいます。結局、解決にならず、覚えるだけになり、その真意に辿り着けません。そこで今回、なぜ難しいのか、新しい(変わった笑)視点で考察整理し、そこから、すっきりした理解を目指しました。 一言で言えば、「日本語との違い」なのですが、その違い(

          冠詞と名詞について

          couldの過去の一回限りの出来事について

          いつも楽しく見せて貰っているアメリカ人のジョシュ君のインスタですが https://www.instagram.com/reel/C72gfZ2PAXW/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA== ドラクエ3の副題は『そして伝説へ』 ジョシュ君→「伝説へ・・・何?」 松崎しげる愛のメモリーの歌詞 『この胸のときめきを、貴女に』 ジョシュ君→「あなたに・・・、何だよっ!?」 と憤慨しています笑 日本人にはなんの違和

          couldの過去の一回限りの出来事について