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自分自身の話を書くエッセイ集(仮)

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Haruki-UCとは何者なのか。どんな人生を生きてきたのか。
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#うつ

孤独と、僕にとっての表現の理想の形

孤独と、僕にとっての表現の理想の形

孤独に苦しんで生きてきました。三十年ほどの人生のなかで、僕を最も苦しめたものは孤独だといってもいいだろう。

孤独にもいくつかの種類がある。僕の場合は物理的に孤立していたわけじゃない。周りに友達と呼べる人間がいることも多かった。

ひとりでいるときよりはむしろ、多人数でいるときに孤独を感じた。自分は無理をしているな、状況に合わせた擬態をしているな、それはつまり自分を殺しているな、と感じていた。

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大掃除。自分の身の回りを整理するということは、内面を整理するということ

大掃除。自分の身の回りを整理するということは、内面を整理するということ

 この六月末、季節外れの大掃除を敢行しています。

 現在の進行度は六割といったところでしょうか。
 懐かしい品物が出土してしみじみとしたり、失くしたと思っていた漫画が出てきてつい読んだりしながら、のんびりと進めています。

 ……って、そんな牧歌的な光景でもないけどね!

 前回までにも書いてきたように、長らく病んでいたのでその心中を投影するかのように部屋も荒れていた。

 不満や劣等感が具現化

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心を病んで崩れ落ちた学生時代のあの日から、再び歩き出せるまで

心を病んで崩れ落ちた学生時代のあの日から、再び歩き出せるまで

 僕は大学を卒業した後、大学院へと進学した。理系だったのでこれは定番の成り行きだった。同じ学科の七割程度の人間が進学し、就職したのは三割程度だった。

 しばらくは大学院で研究生活を送り、時期が来たら就職活動をした。現在はどうなっているかよく知らないが、当時の就職活動は極めて消耗的なものであり、丈夫な人間でさえが強烈なストレスを抱えていた。

 そして僕は毒親育ちで、これまでの人生で蓄積に蓄積を重

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創作活動に癒される毒親育ちの僕の感覚、そして成長

創作活動に癒される毒親育ちの僕の感覚、そして成長

 僕は毒親育ちなので、過去のつらい体験のフラッシュバックに悩まされることがよくあった。

 このフラッシュバックの内容には親が直接的に関わるものもあれば、自分をうまく肯定できず外界への防御力が低かったがゆえの二次災害的なものもある。どちらにせよ、頭に悪霊が取り憑いて罵詈雑言を放ってくるかのような苦しさがあった。

 今でもまだ若干残っているが、一時期のことを思えば劇的に回復したと言ってもよいだろう

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