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遊牧な方から教わった、自分の大切にするものを主軸にする働き方
今月の上旬、私に一枚のはがきが届いた。
私の大好きなお店の方からのはがきで、内容は、コロナ禍で移動が難しくなって、お店を閉店するというものだった。
私は残念だと思ったけれど、この日が来るのはなんとなく分かっていた気がする。
このお店の店主さん(お名前を知らないので、以下、牧子(仮名)さんとする)は、自宅でも洋服や、雑貨を扱うお店をしているのだが、12年前に私の実家のある九州でも港町の旧いビルの
幼児とほうれん草とエビ
幼児期は、団地で育った。
その団地は当時、その場所といえばの産業の会社が所有する社宅が立ち並んでいた。
当初住んでいたところは、とても古く、部屋が小さく、冬は雪が降り込むし、シャワーもないし、トイレは和式だった。妹が産まれて、私が幼稚園に入園する頃に手狭になったので、そこからすぐ近所の広い社宅に引っ越し、それから間もなく私にとって実家となる家に越した。
団地の近くには市場や商店街が立ち並んで