誕生日よりも深刻な記念日?
最初の自殺未遂から、今日で3年。
自ら命を絶つという、常人では考えすら
しないような大きな決断を初めて実行に
移したあの夜の事を、ずっと印象深く
覚えている。
それより少し前の、決行当日の日中に
薬を買い回っている段階の外の空気感、
私の決断を祝福するかのような快晴の空、
薬を買い終わって帰宅するまでの道、
薬を砕いて加工してる最中の夕暮れの部屋、
決断直前に窓を開けて吸った夜の空気感、
一口入れてメチャクチャ苦くて悶絶した
薬の味も含めて、全部。
その約1年前から明確に芽生えた希死念慮は
4年後の今も、心の中で燃え続けている。
この、命を焼き尽くす黒い炎が体を完全に
焼き払って、魂が実家(冥界)に還る
2年後まで、私は現実の「偽りの自分」
ではなく、A-cureという【真実の自分】
としての生き様を貫くと決めた。
「さよなら、世界。」
と呟く、人生最期の瞬間まで。