公園のベンチで夜を過ごしていると、黒い猫が目の前に現れました。黄色い瞳でじっと私を見つめられ、不思議な気持ちになります。そっと手を差し出すと、猫は警戒しながらも少しずつ近づき、手の匂いを嗅ぎました。猫との静かなひとときが心地よく、その夜の公園の風景は心に残り続けるでしょう。
京都の片隅に佇む廃神社。不思議な石造りの鳥居が、時を忘れさせる異様な空間を生み出しております。神明の面影がすっかり失われた境内には、古代遺跡を思わせる静寂が広がり、風のささやきだけが響いております。過ぎ去った時代の痕跡を感じつつ、私は幻想の世界へと静かに誘われてまいります。
晴れた日のドライブ、心地よい風が窓から流れ込みます。空を見上げると、虹がかすかに煌めいていました。陽射しと雨の名残が交わる瞬間、色とりどりの思い出が浮かび、運転する手が緩みます。忙しさを忘れ、幻想的な景色に包まれ、この瞬間が日常の魔法だと感じ、虹の輝きを心に刻みました。
ようやく寒さが身に染み、冬の訪れを感じる今日この頃。連続して投稿を続ける中で疲れを感じ、思考が停滞しつつあります。無理に前へ進まず、少し立ち止まり、心の栄養を養う時間も必要かもしれません。自分を見つめ直し、静かな休息の中で新たな着想を得ることも一つの方法ではないでしょうか。
炭火で焼かれた香ばしい風味の鰻を、久しぶりにいただきました。ふっくらとした身に甘いタレが絡み、口の中でとろけるような柔らかさです。幸せに包まれるひとときでした。頻繁には味わえないからこそ特別で、大切な人と一緒なら、その幸せをさらに分かち合えそうで、心が温かくなります。
奈良公園には自由に歩く愛らしい鹿たちが多く、手に鹿せんべいを持つと静かに集まってきます。囲まれるその瞬間、言葉に尽くせぬ喜びが心に広がり、温かな余韻が残ります。鹿との触れ合いは自然と心を癒し、奈良公園には訪れる人に心の余裕を取り戻させる不思議な力があるように感じられます。
昨日、十一月一日は私の誕生日でございました。冷たい風が窓を叩き、またこの日が巡ってきたことを静かに感じます。薄曇りの空の下、静かにひとつ年を重ねました。朝靄に浮かぶ街路灯が誰もいない道に淡い光を灯し、ただ一人歩む私の足元に、かすかな祝福をそっと落としているようでございます。
11月も半ばに差し掛かり、秋の深まりを感じる時期ですが、汗ばむ日が続きます。運動には最適な気候とはいえ、体温が異常に上がるようにも感じられ、秋風も暑さを和らげるには十分ではありません。自然の摂理に逆らうような日々の中、心身を整えつつ、この季節を穏やかに過ごしたいです。
朝晩の冷え込みが肌に刺さり、季節の移り変わりに体が応じ、重さを増してまいります。かつて軽やかに踏みしめていた大地も、今は遠く感じるのです。風が吹くたびに、過ぎし日々の温もりと寒さが同居し、思わず肩をすくめてしまいます。移り行く景色を見つめ、心もまた変化するのを感じます。
久しぶりの保津川下りです。風は冷たさを帯びて、水面には秋の名残が映り込んでいます。色づいた木々が静かに揺れ、冬の訪れを感じさせる中、心に残る景色とともに穏やかな時が流れていきます。自然の美しさに包まれるこのひとときは、京都ならではの情緒を感じさせ、心を満たしてくれるようです。
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