サンライズ作品で、“高橋アニメ”が好きな理由。 それは、メカを“厄介なモノ”として描いているところ。 人型兵器も燃料が切れれば動かなくなり、整備をしないと正常動作せず、輸送にはトレーラー等の車両がいる。 そんなリアリティからは主人公メカも逃れられない。そこが好きなのじゃ。
サンライズ作品の“高橋アニメ”は“燃料”に拘っている。 『蒼き流星SPTレイズナー』(1985年作品)でも、倒した敵メカの燃料を自分のメカへ強制注入する場面が描かれている。戦闘中、「エネルギー残存量──」「推定可動時間──」とコンピューターが警告する場面の緊迫感もたまらない。
高橋アニメで面白かったのは、『太陽の牙ダグラム』(1981年作品)の第13話『敵補給隊から奪え』で、主人公メカ・ダグラムが燃料切れで動かなくなる話。 ダグラムを動かすのに敵の補給隊から燃料を奪ってはきたけど、その燃料の入れ方が分からないというのが、妙にリアリティがあったなぁ……。
動画配信で、アニメ「ゼロテスター」が配信開始されましたが、この純粋に、メカアクションの重点を置いた作品(プレ・ロボット作品)であり、防衛軍(チーム)を主人公した作品であります。 文字通り、地球対侵略異星人の戦いが描かれた作品。 現在の視点から見ると色々と新鮮な発見がある作品です。
菰田将司さん 2017年3月12日手塚記念館トークショー「虫プロの遺伝子 ~ロボットを創った男達」前編 https://note.mu/masashi3122/n/nb0b170b114fa