「バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル」
時速246億「バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル」
無事千秋楽を迎える事が出来ました。
本当に皆様のお陰です。
夢にまでみた千秋楽。
圧巻のスタンディングオベーション、本当に本当にありがとうございました。
なかなかなご時世が続いておりますが、それでも劇場に足を運んでいただき、笑っていただき、楽しんでくれた皆さまに心から感謝です。土下座です。
ファイナル。
思えば2016年からのバック・トゥ・ザ・ホームです。その更に2年くらい前から細川さんと企画の話をしていましたから、8年くらいやっていた事になります。
8年!8年って。
細川さん。細川徹さん。
細川さんの作品が大好きで、とにかく無茶言ってお願いしてから、こんなにも長く付き合わせちゃったんですね、細川さん、ホントありがとうございます。苦笑いでしょう。すみません。でも一緒にやれて心から嬉しいです。細川さんのお人柄。とても暖かいです。暖かいなあ。ドSの時もあるけど、それも暖かい。そんな細川さんが産み出す、愛すべき作品。贅沢でした。誇らしいです。
ゆっくり、みんなで乾杯したいなあー。いつでもバカ話してたい。
バック・トゥ・ザ・ホーム。最高のメンバーと知り合えたあの時。
こんなにも長く続くプロジェクトになるとは想像もつきませんでした。
本当にこのメンバーで良かったし、このメンバーでなければこんなにも続けられなかったと思います。和田くん、良輔、野田くん、平子くん、小野坂さん。もう大感謝ですよ。全ての瞬間が愛おしい。
もう家族だなあ。ホームです。今ではこのメンバーがホームなんです。
ああ、俺も含めて最初は6人だったのか?!6人でやってたんですね。そして宇宙船プリウスの宗子ちゃんも含めても7人。
個人的な話ですが我が娘が産まれたのが2016年です。4月。
下北沢スズナリにて、根本宗子ちゃんプロデュースの「忍者、女子高生(仮)」に出演していた本番中に産まれました。4月24日。
バック・トゥ・ザ・ホームが11月。
劇場まで妻が抱っこ紐で連れてきたっけ。
小野坂さんが、まだ産まれたばっかりの娘に向かって、俺の嫁になれ、って言ってました。その娘ももう6歳。バック・トゥ・ザ・ホームと共に。ホームに帰ると娘がいます。
ファイナルでも宇宙船セレナの宗子ちゃんと一緒に宇宙に行ったんだなあと、なんだか色々と感慨深い気持ち。ずっと一緒でした。
ありがとうです、本当。
2018年の再演続編同時公演。
エイリアンの八十田さんが加わってくれました。こうして振り返ると、マーベル感ありますね。俺たちなりのマーベル感。
再演と新作、同時公演なんか、よくやったな。どうやってやったんだろう。
過去のブログがありました。
https://ameblo.jp/kawamotonaru/entry-12422083418.html
なんだよ、なんで連載になってるんだよ、しつこいな、俺のブログ。途中でいらない話とかいっぱい入ってる。ああ、端的にやりなさい、過去の俺。とか言って、この文章も長くなってます。
八十田さん。
僕が芝居初めたてで、右も左も上手も下手もわかんない頃に八十田さんと共演して、色々アドバイスいただいたり、いつか絶対に一緒にやりたかったのです。
2、ハーフ、ファイナル、と全てハードでしたね、すみません!本当、ご一緒できて、心から嬉しいです。
あ、これじゃない!こっちだ(笑)
この時に2年後、2020年にファイナルやろう、とまた例によって酒飲んで盛り上がったのは良いけれど、この、誰も思いもよらなかったご時世がやってきました。今でも続く、このご時世。
こればっかりは、予想も想像もつかなかったですね。2020年に予定していたファイナルは断腸の思いで断念。全くの白紙になりました。
でもでも。
せっかくスケジュールがみんな揃うのなら、と急遽立ち上がった、バック・トゥ・ザ・ホーム・ハーフ。
ああ、もう2年前か。これはもう、2度と出来ないだろうな。
いや、あの時、あの時期にしか出来ない事でもありました。
親愛なるみんなが、一度バラバラになって、バラバラな場所からやったなあ。一緒だけど一緒じゃなかったけど一緒。
特殊な状況。
で、それがあって、今回またみんなで集まってやれた事も、なんか感慨深い。
喉が爆発したなあ。あ、noteに書いてた。
で、2022年。今年。え?2022年なんだっけ、今年。なんか未来だねえ。未来感。
ファイナルです。
これも1年2年前から動いていたのですが、2022年なら世の中の状況も、と。
いや、甘かったですねえ。
こんなにもこのご時世が続くというのも、なんだか想像を超えていましたし、なかなかです。本当。皆さまもそうだと思いますが、大変ですね。早く、状況が戻る事、祈りたいです。乗り越えて、みんなで乾杯したい、本当に。
とにかく、ファイナルです。
今回は永田くんと、そして小堺さんに入ってもらって、スペシャルなファイナル。マーベル感、アベンジャーズエンドゲームな感じです。
永田くん、こんなおしゃべりアッパーおじさんの集合体によく入ってくれました。本当に永田くんで良かった。お願いして、出会えて良かったと思っています。永田くんだったから一緒に歩めたとおもいます。勝手に家族感、感じています。嫌がらないでね(笑)いい男だよ、ホント永田くん。
そして小堺さん。ダメ元でお願いして、まさかの快諾。
ビックリしました。
長年お世話になりっぱなしなのに、また今回も特大のプレゼントをいただいたような気持ちです。もう本当、恩返ししきれない位、申し訳ない心境、感謝に尽きるのですが、でも、でも、このような形でご一緒できたのが、本当に未だに信じられないし、大感激ですし、心から嬉しかったです。現場も稽古場も盛り上げていただいて、全てにおいて、臨む姿勢だとか、改めてとても心に響きました。やっぱり、小堺さんだ、俺には先輩がいるんだなあという嬉しさと同時に、今、身が引き締まる思いです。
小野坂さんと小堺さんがツッコミ合う風景を見られるなんて、俺的、超贅沢瞬間。
色々と思うところ沢山あるのですが、書ききれない!とにかく大感謝です。
メンバーでファイナルをやりました。やれました。千秋楽までやれたのが本当信じられない。
稽古もタイトでしたし、大分、大変なスケジュールだったので、キャスト、スタッフの皆様には多大なご迷惑をかけました。ご協力のお陰で無事駆け抜ける事が出来ました。
ファイナル、当初からずっとやってくれたスタッフの皆様も多く、本当愛すべき方々です。今回も大感謝ですよ。もう、超絶に心強い。舞台裏では少人数で、大変な思いをさせてしまいました。ごめんなさい、ありがとう。
今回ももれなくキャストスタッフ全員野球で各セクション、フル稼働。まさに全員宇宙。
そのおかげで僕らは舞台に立てました。
開演で、ロケット発射、さあ、行くぞって感じで、全員で駆け抜けるような。
全員宇宙。俺たちなりのスターツアーズ。
そして何よりお客様。
俺たちなりのスターツアーズ、俺たちのバック・トゥ・ザ・ホームは乗組員の皆様がいてこそ、初めて完成します。
いつだって、そこに皆様がいてくれました。
皆様がいてくれて、全員で宇宙へ行けました。
舞台は特にですが。
そこに宇宙を作るって事だと思ってます。
一緒に。
セットや音楽、映像などももちろんありますが、基本、舞台という限られた空間に、様々なモノや出来事が存在して、色々な場所に移動したり、時を超え、時空も、時代も越えられたり。それはそれは無限です。
僕たちと、お客様の想像力で、無限の宇宙ができるのだと。
なんか、カッコ良すぎるな。こんなん書けば書くほど胡散臭いやつになりそうですが、でも、このデジタル全盛期に、超アナログな方法とかで、おじさん達汗かいて、ヒーヒー言いながらやる事も一緒に、人間が人間同士で、想像を膨らませることが出来るんだなあ。と。
ああ、胡散臭いのか?これは?
いや、泥臭いのかもね。
宇宙です。舞台は。
お客様が、沢山想像してもらえる事、そして想像から、いや、想像ではなかった、そこには現実があった、現実だった、となる事。
川本、何言ってんだ、またベラベラ喋ってんな、ってみんなに言われます。こういう事かくと。酒の場で、川本、ロマンばっかりベラベラnoteに書いて、またモテようとしてる、みたいに笑われるでしょうね、メンバーに。胡散臭い演劇人ぽい感じだとか言われそうです。
でも、皆さまがペンライト降ってくれて、サンモールは完全に宇宙になったよ。
いいじゃない、ロマンチックだった。泣きました。
ホント、皆様ありがとうございます。
僕らだけだと、本当舞台は完成しません。
皆さまが観にきてくれて、劇場に足を運んでくれて、全員で、作れました。
全員宇宙ですね!!!
最後の乗組員。みなさま。これで全員。全メンバーです。ありがとう。
言いたい事は山ほどあるし、今回の話、バック・トゥ・ザ・ホーム全体の話も無限にできます。
毎日みんなと飲みたいくらいです。
とりあえず、無事公演の撮影も出来ましたので、DVD?今回はBlu-rayにしようかなと思ったりもしてますが、発売イベントでも企画しようと思っています。
またみんな集まれますね。その時、またワイワイ、喋りましょう。喋るでしょうよ、このメンバーは。
兎にも角にも、
バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル。
無事、千秋楽までやれました。
ありがとうございました!
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